2005年1月

2003-2005

2005すたあ~とっ!

 

あけましておめでとうございます。
新しい年が始まりました。
今年もいろいろなことがありそうな予感です。
もしなにもなかったら…
それはそれでこのエッセイも
つまんないかもしれないですしねー。(笑)

これからも、読んでいて
「え゛~~~~!」というようなことが
つぎつぎ起ってくるかもしれないです。

わあーっと楽しいことも、
どよ~んと悲しいことも、
むきーっとムカつくことも、
どんなことがやってきても、
受け入れながら流れるように生きていきたいです。

去年は、人の渦巻きがすごかったです。
さいしょっからさいごまでっ!?(笑)
そのなかで学べよという年だったんだろう。
びっくり人間もたくさん見ました。(笑)
相手から見たら私もまた、
超びっくり人間だったに違いありません。(笑)

めずらしい人を見たり、事を体験したあとは、
意識が拡大しています。
なんといっても楽しみなのは
これから自分が撮る作品です。

去年はたくさんのことを学べたので、
きっと写真が変わると思います。

おもしろいものが撮れたら
このサイトでもバシバシ発表していきます。
お楽しみに!

元旦の朝はとてもよいお天気。
光り降り注ぐ2005幕開けです。
初詣に行きました。
厄年早見表(笑)みたいなのがあったので
参考になさる方はどうぞ。
クリックして写真拡大して
御利用くださいませ。(笑)
えーそっかあ!あの人は厄年だったのかー
なっとくー と、ひとりうなずく私。
そしてだるま。 だるまといえば昔、
ウインクしてる目を入れて
お父さんにひどく叱られた思い出が。
ぶははは。(笑)
何が悪いか今でもちっともわからない私。

初事件

 

おお。
火事です!
餅が…。 コンロのなかで。

なんとっ! 燃えております~~~っ(爆)

ぼぉーぼぉーと。(笑)
これは炎であります!

「消せよ。おまえ、見たんなら」と
冷静な師匠のお言葉。

いやあー。 消す前に撮ってしまいました。
どーもすみません。(笑)

しかし。
ここに餅を入れっぱなしにしたのは
師匠だったんじゃ…
ひとりでこっそりと
お汁粉を食べようとしていたようです。

仕事始め

 

早いです、今年は。 去年と大違いです。(笑)
舞台です。
ゲネプロ撮影でバシバシ撮りまくりました。
愛する大輝ゆう様が出ております。
「劇場の神様」というお芝居です。
おぉぉ。近藤正臣様の丹下左膳。
かっこいーですぅ。
切り切り切りまくりです~ん(バッサバッサ!)
岡本健一様もとてもすてきでした。
もっちろん♪尾藤イサオ様もぉ~
う、う、歌っていましたあぁ~♪

記者会見のとき思ったけど。
山田まりあって、つくづくオトナ。
どうしてあんなにしっかりしてるんだろう?
お芝居も上手だった。
ねーさん、と呼びたいくらいだ。(笑)

皆様、明日が初日です!
お時間ある方はぜひ劇場へ足をお運びください。

「劇場の神様」
1/5(水)~1/23(日)
THEATRE1010(北千住駅前 丸井11F)
S席 8000円 A席 6000円
チケットセンター 03-5244-1011

初夢

 

元旦の夜にみた夢。
すごいありえない、びっくりな夢だった。
人になんか、ぜったい話せない。
思い出すだけで今もどきどきする。
あれは、いったい…何を暗示しているのだろう?
気になる。
いつまでもあの世界にいつづけたくなるような
危険な夢。

夢の話をもうひとつ。
おととしの秋。
ジョン.F.ケネディ空港を飛び立って数時間後。
毛布にくるまり、機上でみた、あのときの夢。

私は
どこかへ続いていく長い長い人の列をみつめてる。
ふとそのなかのひとりが振り返った。
老婆のようにも、少女のようにも見えるその人が
私の目を見て、ニヤリと一言。 こう言ったのだ。
「あんたの願いは2005年に叶うよ」

そこでハッとして目が覚めた。
あのとき隣りの席にはかっちゃんがいて
確か、機内で上映中の映画を見ていたと思う。
私は、夢の話をしなかった。

今まで誰にも言わなかった。

2005ねんなんて、さらいねんかあ、とおいなあ
と思ったけど、なんともう今年じゃないか。

…..願いが叶う。  願い。  私の願い。

私は人に自分の願いを話したことがない。
ただの一度も、だ。

誰も知らない。 私の願い。 本当の。

どうして、あの人だけ、知ってたんだ?
あの女の人は誰だったんだろう?
私のことはなんでもよく知ってる感じだった。

振り返ったときの顔は今でもよぉく覚えてる。

さて。 始まったよ、2005年。

勝手な人々

 

大晦日から3日間ほど実家に帰っていた。
妹家族も来ていて賑やかだったけど
もうすでに「あの場所」へ向かって
何かが始まってしまった感じの私は
どこかいつもひとりでいた、心の中は。

時折、ぼんやりして
誰かに話しかけられても返事をしなかったり
変な時間にお風呂に入ったり
いつまでも寝ていたりしても
もう誰もなにも言わない。
家族はみんな私を諦めている。

ほんとうにありがたい。

私がもっとも望むカタチで
応援し、支えてくれる家族よ!
私は今年も自分を頑張ります!

甥ッ子のりっくんは危険なことに
私の性質にそっくりだと思う。(笑)
よくひとりで勝手な真似をしている。
おせちにとっとと飽きた私達は、さっそく
思い思いのものを食べ始めた。
りっくんはトーストにジャムをぬったもの。
弟れったんは、いくらごはん。
私は妹が特別につくってくれたカツ丼。
「ちょっとー。おせちあまっちゃうよ」
なんつってる苺ママの声は遠く届かず。
我らマイペースチーム。

もしもりっくんが、とうとう集団行動に限界を感じて
ある日登校拒否なんてことになったら
絶対無理に登校させようなんて思わないでね、と妹に
心からお願いした。
その時は「やったー」って喜んでね、って。
それは、本物の偏屈道の始まりなんだから!

あたしは応援しちゃうねー。
勝手な人の、勝手な人生。  それって、
まわりに迷惑をかけるという事とかとは
全然ちがう。

どう違うかは、私がやってみるしかないだろう。
他に方法はない。実際に、自分で見せる以外は。

パブロ・ピカソ

 

今年の冬は
しっかり冬ごもりの覚悟を決めたから
時間がある時は本をたくさん読んでる。
新しい本や古い本を、とりまぜながら。
作品のイメージをぐるぐるさせながら。
楽しくて静かな冬です。

でも、今読み始めた本はとても苦しい。
こんなに心が苦しくなる本はめったにない。
もう苦しすぎて二度と読むのはやめようとさえ思うのだけれど
やめられない。

そのあまりの苦しさにぐいぐい引き込まれる。

寝る前に読んでそのまま眠ると
絶対よくない夢をみたりするかもしれないから
きれいで大好きなアート本をぱらぱらめくって
それで心を落ち着けてから眠る。

それでも、続きが気になって、朝起きて一番にまた
ベッドのなかで読んだりしてしまう…
そうするとたちまち心は暗くなってしまうのでした。
どよよ~ん…と。

その本のせいで、一日が暗く重くなる毎日。
いったいどうなんでしょう? こんなこと。

それでもそれでも! やめられないんです!
そして今日もまた、続きを読んでしまう私。

どんな本かというと。 ピカソの本です。
ピカソの孫が書いたというピカソの真実。

ピカソが描いた、あの絵もこの絵も、えええ~?
そんな出来事が影にあって…えええ~
…という感じです。
あの絵もこの絵も見直そうと思う、もう一度。

そして、私は今までものすごく陽気に
「ピカソが好き。作品はもちろん、生き方も!」
なんてこと平気で言っていたけど、
もう気軽にそんなこと言ったりするのはやめようと思う。
彼のことは好きなままでいるとは思うけど。

そんなことじゃない。
そんなことじゃなかった。 それがもうわかってしまったので。

年始のご挨拶

 

このサイトを作ってくれてる
アクセントに行って来ました。
今年はどうしていこう、こうしていこうと
つい長々と話し込んでしまいました。

この2月で、まる2周年を迎える
ichigo-natsuno.com

先日、PCメールの整理をしてたら
サイト立ち上げ当初の
恩田ちゃんとのやりとりを発見。
それ見て自分でびっくり。(笑)

恩)「○月○日までにトップ画像送ってください」
苺)「トップ画像ってなんですか?」
恩)「….いえ、いいです。近々伺って説明します」

いやぁ…やってまいりました。
なんとかここまで。(笑)
今でもネットやPC の世界のことは
全然よくわかりませんが、トップ画像が何かは
覚えられました。 おほほほ。

アクセントの皆様、
いつも助けていただいて、ありがとう。
今年もよろしく、ここはひとつ縁起ものを。
ということで
「たねや」さんのだるまを持っていきました。
中には、お菓子や
小さなでんでん太鼓が入っています。

さっそく片目を入れて、皆で記念撮影… あれっ?

あー。 すみませんー。
私がひとりベラベラ話し込んでる間に
ほとんどのスタッフが
出かけていってしまいました。(笑)
で、いつもの、
私の担当者だけで撮りましょうということに。
代表の北條氏(酔うとま-ぼーキャラに変身)と
デザイナーの阿久津ちゃんと
サイトマネージャーの恩田ちゃんです。

( おんだちゃぁ~ん☆いちごマークの服
 かわい~じゃん♪後ろに阿川社長がチラリと
 写っていますぅ 笑 )

この場所から

 

   私は、どうしても。
   あのことを思うと。

 胸が高鳴り 勇気や希望が
    わいてくる。

かならずうまくいくはず、なにもかも、と。
  強い心がやってくるのです。

そして、そのきっかけは、いつだって。
   あの人の流れのなか。

 ああ。たいせつにします。かみさま。
     ありがとう。

 けれどあの人は、私の願いが叶ったら。
 悲しむだろうか?  喜ぶだろうか?

     わからない。

なにかの芝居のチラシのなかにみつけた言葉。
「わたしは待っている 静かに、期待している」

   そう。私は待っている。
   静かに、期待している。

            いま。この場所で。

掲載誌

 

暮れにやった仕事の掲載誌が
各出版社から送られてきた。

ブランドJOYとキネマ旬報は
レギュラーをいただいてるので
いつものようにページをチェック。

最初に、自分のクレジットが
のった時はうれしかったなあ。
雑誌の仕事も、もう長くなった。
今年は、本を出したいな。
言葉や、写真や …..絵も描いて。
おもちゃ箱のような、
宝箱のような、かわいい本を。
だけどちょっとこわい感じの。

今年最初のスタジオ撮影は
ブランドJOYの仕事でした。

普段はこんなことしないけど
撮影終了後、スタッフ全員で
記念撮影しました。
モデルのマリオンまんなかに。
今年は、なんとなく。

2005決起大会

 

声かけ過ぎたら大変なことになり
「あんた、入れないよ、ここんち」
と師匠に叱られつつも
都合で参加できない人がいて
結局、総勢13名の新年会。

久々に昼間から飛ばした私は
夕方全員が揃った頃には大酔っ払いに。
食べないで、呑んでばかりいたのが
いけなかった。
どうして、人がたくさん集まる日は
何も食べたくなくなるんだろう?
「こどもだからうれしくてはしゃいで
アガリすぎちゃうんじゃないの?」
といつも師匠に笑われる。
あー。 オトナっぽくできない。

何があったかほとんど覚えていない。
ごめんなさい、みなさん。こんなで。

今回は持ち寄りパーティにしたんだけど
参加者それぞれ個性的なおみやげが
おもしろかった。
ふーちゃんのハムと、恩田ちゃんの卵焼き。
食べてねー。たべてねーぞ、あたし。(悔)
うぅぅっ…。(泣)
テーブルに並んだのを見たのは覚えてるんだけど、
なんとなくは。
なんで食べなかったんだろう?

今朝、起きたら、身体中が痛い。
全身打撲状態。 太ももにヒドイ擦り傷。
……そうでした。 ロフトにしているベッドから
勢いよく落ちたんだった。 ゆうべの宴会中に。
腰も強く打ったみたい。 アタマも痛い。
頭蓋骨から脳みそが離れてると思う、このイタさ。
ぐわぁわぁあ~ん…かなり痛い。
身体が熱っぽい。 打った衝撃のせいか。
うーむ….
そういえば、昨日、
そのロフトで何をしていたかというと、占い。
順番にいろんな人がやってきて、
ルーンをひいたりタロットやったりしてたんだ。

そして、私は見た、それは覚えてる。
「今年は前厄なの」と言った恩田ちゃんを
一番最後に占って、その直後…彼女が
まっ逆さまにロフトから落ちていったのを。(驚)

今朝きたメールに
「全身打撲で本気で会社休もうかと思った」と
書いてあった。(笑)
でも、休まないのが、恩田ちゃんです。
厄年ブラボー。

記念撮影をした、らしい。
デジカメにデータが残っていた。
いつ撮ったのだろう? 覚えていない。(笑)
中央のかとちゃん。
あなた何してんの?それ。(笑)
なんか食べてんのかい?
それに、なかやま。 みんなで写すっちゅーに
ひとりテレビ画面見てる、あれはあんたでしょ。

勝手気ままな仲間たちよ。
みんなで今年も頑張りましょう。

大谷亮介

芹川事務所所属の俳優です。
と同時にたくさんの芝居の
演出家としてもおおいに活躍中。
今年初めに撮影した「劇場の神様」
の演出もやっています。
以前、俊くんに
「あのねー、あんたがタメ口きけるよーな
 人じゃないんだかんねー」と
アタマをペシっと叩かれ叱られたことがある。
…そっか。 そんなに偉い人なのか。
ごめんなさい。
しかし私は、またもやタメ口。
それでも仲良くしてくださる大谷さん。
ありがとう。
今回のパーティにも参加していただき
とてもうれしい。
私がつくったお雑煮をオカワリして
食べてくださった、らしい。
(覚えてない。よそったのは師匠なので)
今年もまたたくさん面白い舞台を見せてください。

うまく言葉で表現できないんだけど。
ゆうべ、確実に感じたことがひとつ。
うちに出入りする人に決定的な変化が。
…なんだろう? どう言えば…。

   何かが違う。  違ってきた。

部屋の中に充満している
オーラの質みたいなものが今までと違ったんだ。

   ちょっとあれは初めての感覚。

俳優、女優、演出家、編集者、映画監督、
デザイナー、マネージャー… が、
写真家の家に集まって。
みんなで何ができるんだろう? これから。
ものすごい不安。 どきどきする。
だけど、ちょっと角度を変えたらそのどきどきが
ワクワクに変化するってこと、私は知ってるから。

このまま進もう。

クルクルな夜

 

映画「ともしび」の監督
吉田良子の、ゆび。
あのキラキラ指輪。
幸せ運んで来そうだった。
すごいきれい。

ひとり窓の外眺める。
孤独でまあるい背中。
SHUN-NAKAYAMA。

少しこぼしちゃった。
シャンパンの泡。
赤いテーブルクロス。

かわいい日本のお菓子。
でもほんとにかわいいのは
それを選んだ彼女のココロ。

今も覚えてる、景色の断片。
シャッターきった時の
あの感じ。

危篤

 

オバアチャン  キトク  ビョウインヘ ハシル

昨日の出来事

 

のんびり朝風呂に入っていたら、妹から電話。
「おばあちゃん、危篤だって」

実は私は、
今年の初めあたりからココロの真ん中がそわそわしていて
まさかおばちゃんの事とは思わなかったけど
なんかあるんだろうな、と
ちょっと予感みたいなものがあったおかげで
毎日心構えながら生きていたので
その電話を受けた時、すぐに
「ああ、これだったか」と合点がいった。

出かける前に、ふとルーンをひいてみようと思い、
ひとつだけ、石を手のひらにのせた。
ブランクルーンだった。
私はとても落ち着いていたけれど
石からのメッセージが瞬時にやってきて
それを師匠に報告するため
「たぶんこれでお別れだと思います」と言葉に出した、
その時だけ、強い何かが、うっと込み上げてきた。
それに負けないようバランスをとるために
カメラの準備をした。

病院に着いた時、おばあちゃんの顔には
白くてきれいな布が、かぶせられていた。
もう、旅立ってしまったあとだった。

なんとなく、そんな気がしていたからあまり驚かなかった。
さっきの石は、そういうことを意味していたので。

おばあちゃんの顔に触ったら、まだ、あたたかかった。

それから写真を、撮った。

うまくいえないけど、思うことがある。
私は、少し前までは、臨終の席に居合わせないと
何かその、死にゆく人に申し訳ないような、
そんな心でいたんだけど、今は違う。
おばあちゃんにお別れを言えた実感がある。
じゃあ、そのお別れはいつ言えたんだ?
という話だけど、    いつだろう?
あの石をひいた瞬間だったような。
今年の初めに予感がした時知らずに、のような。
もっとずっと前、最期に会った時だったような。
ちょっとはっきりわからないんだけど。
たぶん私達はどこかで無意識にでも
サヨナラを交わしていたんだと思う。
何かをやり残した時特有の気持ち悪さがないから。

おばあちゃんとは、つながっていたんだなぁ。

おばあちゃんがそういうことを教えてくれたので
これからはきっと、
仕事や何かで誰かの最期に立ち会えない瞬間が
たとえあったとしても、無意味に苦しんだりは
もうしないと思う。
やっぱりこの世においての関わり方が重要なのだ。
それでお別れのときが、
とてつもなく悲しいものになるか、
涙を流しながらも受け入れられるものになるかが
決まるような気がする。

なんだかもう、
おばあちゃんは逝っちゃったんだし、寒いし、
お通夜とかお葬式に出るのが無意味に思えて、
私は行かなくてもいいんじゃないか、くらい
思ってしまったけど、まぁいろいろそうもいかない様子。
でも、
白い布が顔にかぶせてあるおばあちゃんの横で
親戚みんなが集まって、葬儀屋さんとテキパキ
打ち合わせしている光景って…
これってなんだかなあ?と思った。
私が死んだら、お葬式はしないでね、と
みんなにお願いしようと思う。
あれは、残ってそれをやる人が大変そうだし、お金もかかるし、
私はもう死んでるからうれしくないし、
ホントやめてほしいと、心から思った。
そうそう。やめてもらおう、私の時は。

そんなことボンヤリ考えてるなか、
携帯にいろんな人から仕事のメールやら電話が、
バンバン入ってくるのがおかしかった。
そんな場所で、落ち着いてハイハイ言いながら
打ち合わせとかしてる、なんか、自分の姿が…
新しかった。
同時にまったく違うふたつの世界に所属している感覚。
次の何か、が。  始まってる感じ。

事務所と、まーぼーだけに報告メール。
「死は終わりと同時に新しいはじまりでもあるから」
というような内容のメールをまーぼーからもらう。
ブランクルーンと同じこと言ってるな、と思った。
励まされる。 ありがとう。
阿久津ちゃんからは、今度一緒にやる仕事の件で
「阿久津でーす」というタイトルのメールが届く。(笑)
この、「でーす」というところが、すごく場違いで
おかしかった。 でも陽気な感じがして、強い心でいられた。
「実はおばあちゃんが….」って途中まで打ったけど、やめた。
ぜんぜん関係ない感じのメールを、明るく返した。
もしかして、彼女は知らないと思って。
知ったあと、このことで暗くなってしまうのがイヤだったから。
なんとなくそれだと、おばあちゃんもヤだろうなと思ったので。

帰りの車の中から、
おばあちゃんちに来るたび、遊びに行った荒川の土手を見た時。
たくさんの想い出がよみがえった。
おばあちゃんの、笑顔、とか。 声の感じ、とか。
手をふる時の、あの…

不思議だな。 今ここまで書き終わったら、急に泣けてきた。
涙がたくさん、あふれてきちゃったよ。
だけど、苦しくて悲しい感じとは違う。
切ない恋心みたいな気持ち。 感動、に少し似てるかも。

おばあちゃんのことはだいすきだった。

身内に不幸があって、っていうあの言い方、あれ。
全然あてはまらないな、と思う。
誰もちっとも不幸じゃないもの。

享年92歳。 おばあちゃん、長生きしたねえ。(笑)

あとから聞いたら、おばあちゃんが息をひきとった時刻は
ちょうど私が石をひいた、あの時間だったことがわかった。

お葬式とお通夜

 

ここはメキシコか? というくらい
賑やかなお祭りみたいな
お通夜とお葬式だった。
葬儀屋の人たちは、変な遺族だなあと
思って見ていたにちがいない。
なんだろう?
うちの家系は明るいのか?
でも出棺前、いとこのひとりがいきなり号泣。
彼女はある時期しばらく、
おばあちゃんと一緒に暮らしていたから
特別な思いがこみあげてきたんだろう。
みんないっせいにもらい泣き。
私はずっと写真を撮った。
おばあちゃんは、
しろいしろいまっしろな着物を着せられて、
しろいしろいまっしろな布団をかけられて、
しろいしろいまっしろな足袋を履かされて、
しろいしろいまっしろな数珠を持たされて、
天国への旅仕度を整えた。
なんてきれいな色だろう。
心が、晴れやかになった。

私は棺のなかに手紙を入れた。
苺ママも、妹も、入れていた。

すべて無事終わり、さて、その翌日。
早朝6時スタートの仕事が。
ああ….雪と予報が出ていた東京。
まだ真っ暗な中を撮影場所まで。
冷たい雨が降っています。
着いた場所は………またしてもSETの稽古場!
そうです。 またまたSETの撮影です。
今回は、芝居のチラシのデザイナーに
当サイトの阿久津純子を推薦しました~ん。
一緒に仕事するのは初めてでお互いワクワクです。

撮影前に、彼女が描いた絵コンテを見ながら
本日の段取りを最終確認。
この日、恩田ちゃんもアシストで参加。
やっほーい♪と思った私は、
デジカメからパソコンへの出力すべてをお任せ。
「え?」と固まる恩田ちゃん。 ぶははははは。
だって、私は出来ないんですよぉ。(笑)
撮影途中、パソコンに撮った画面がこない、と
青くなる彼女。 命縮む思いだったのでしょうか?
あら。 まー仕方ないよ、前厄なんだから。(笑)
でも、彼女はなかなか優秀なアシスタントでした。
また頼もうかなあ?ってくらい。

いったいどんな撮影だったのか?
なんのための?
…それは、来月からシリーズで、
このエッセイで発表していきます。
SETのなかの、あるプロジェクトが始動開始です。
くくく…おったのしみにー♪

叔母さん

 

冠婚葬祭って、普段なかなか会えない親戚とも久しぶりに顔を合わせたりする。
お通夜の席で、日本酒をコップで呑んでる叔母さんが私の前に座ってきた。
このひとは、時々苦手。
私の人生を、まったくといっていいほど理解していないので。
丁寧に説明しない私も悪いと思うけど。
きっとしてもわからないだろうと思う。
だからいつもそのエネルギーを使わず仕舞い。

叔母さんにしてみれば、たとえば
普通の奥さん業がきちんとできない私は最低らしい。
ふうん。 と、思う。 その態度がこれまた気に入らないらしい。
こんこんと説教を始める。 ああ。 まただ。
できればもう会いたくない、とさえ思ってしまう。
何が嫌いって、私は説教され嫌い。
叔母さんとあたしは違うんだよ、と心のなかで強く思う。
こんな人には言葉で対抗するよりも、やってみせるしかない。
私は今まだ道の途中なので、時折こんなふうに悔しい思いをする。
でも、ちょっとでも心がグラついたら負けだ。
黙々と今の自分を頑張るしかない。
どんな雑音にも、惑わされないぞ。

叔母さん。 私が旦那様を大切にしていない、と言っていたけれど。
私は、これ以上どうやって尊敬すればいいかわからないほど
師匠のことは大切にしています、私独自のやり方で。
たぶん、叔母さんが自分の旦那さんをそうする以上にね。
….よくわからないけど、叔母さんの心の中のことまでは。

いつか、叔母さんにもわかるカタチで私が目指していることが
実現すればいいのだけれど。 さあ、どうだろう?
そんな日がきても、まだ、叔母さんには何が起きているのかわからないかも。
私のことは、一生わからないままかも。 まあそれも仕方あるまい。 でも。
説教はやめてください、と思う。

ピンク

 

風水による今年のラッキーカラーは
ゴールド、ブルー、ブラウン。
↑こちらは万人共通。
7月生まれの人はこれに、もう4色プラス。
ミルク、グリーン、オレンジ、そして、
ピンク!
私はピンク大好き人間なのでホントうれしい。
突然ピンクの石が欲しくなり、
HARUさんに言ったらプレゼントしてくれた。
ありがとう。

ああ。 なんて可愛いの!ったら。(惚)

この石、かなり強力です。
手に入れた最初の晩。
持って眠ったら、強い吐き気と悪夢が。
悪い石?
…と不安になったけど、なぜか翌日から
今度は物凄いプラスのパワーを感じる。
持っているだけで、
身体の中心がふつふつと熱くなり、
恋をしている気分になる。 あの独特の高揚感。

この石の名はロードクロサイト。
通称インカローズの名で親しまれている、
それはそれはきれいなピンク色。
(石の持つパワーの意味が知りたい方は
 2番目の写真をクリック、拡大して読んでね)

ショップで、
持ち帰る前にお浄めの儀式をしてくださった。
セージの葉を燃やしてその煙りで石のまわりを
くるくるしていた。
神聖な心になり、じっとみつめてしまった。

あとから気になって調べたら、
12月生まれの師匠も苺ママも、
10月生まれの妹も、
みんなピンクがラッキーカラーだった。
おぉ! ピンク一族。
今年は華やかに頑張ります♪

今、好きで、お守りとして
大切にしている石を数えたら全部で7つあった。
自然の色はホントにきれいだと思う。

  地球って   すごいな。

油断大敵

 

気を引き締めなければ!
と思うことがあった。

ものすごい衝撃をうけて、今かなり動揺中。
夜も眠れないほどだ。

思わず自分の足元を見る。
「これで大丈夫」なんてことは、この世にひとつもない。
いつだってロシアンルーレット。

はッとして。   しゃきんと襟を正す。

いったいこの事のどこがそんなにドキドキするんだろうと
ゆうべ一晩中考えた。  で、 わかった。

私は、あの人をみくびっていた、心のどこかで。
どうせ、とタカをくくっていたのだ。
だから、こんなに驚いたんだろうな。

もう今までのようにはいかない。
あんなに無邪気で気楽な感じには、もう戻れない。

あの事のなかには、私が
自分の全人生をかけて反応するものが含まれていた。

もはや私の心は、戦闘態勢だ。
心を許すということは、この先ないだろう、二度と。
あの人に対しては。

思い返せば

 

そういえば、去年の今頃は、
他人の人生に首突っ込んで、大変苦しかった。
なんであの時私はあんなふうだったんだろう?
まったくわからない。
今思い返すと不思議。
あんなのはあたしじゃない。
結局私は、あの時なにも信じていなかったと思う。
自分のチカラやこれからの事とか。
だからあんなふうに自分の外側に頼ってバランスをとろうと必死だった。
何をあんなに恐れていたんだろう?
きっと毎日ヒマだったんだろう。
やることもやらないで怠けていると、恐怖が訪れる。
いい勉強になった。 もう二度とあんな思いはイヤだけど。
今は、すっきりのんびり。 生きていて楽しい。
自分のことを一生懸命生きるのが一番だと思う。
自分に戻れて、本当によかったと。
今日突然、しみじみしたのでした。

人のことはわからないなあ、と
謙虚な気持ちでいれば、まあ大抵のことは何に出くわしても
するすると流れるように人生を進んでいけるのではないかと。

そのように思います。

去年のこと、続き

 

ただあの時
ひとつ
ほんとうによかったことは。

私はあの人を責めたりしなかった。
やったことといえば、自分の深く深く一番奥深くまで分け入り
本当の問題の玉を見つけだし、
それを、じっと 見た。
で、
叩き潰した。
粉々になったそれは、きらきら虹のように光り、
その美しさに私の心はハッと目覚めたのだった。

もしもあの時、ほんの少しでもあの人を責めたりしたら。
真実を見つけ出すことは、とうとうできないまま
もうこの道には戻ってこれなかったかもしれない。

ものすごく心が苦しい時って、だいたい自分の問題
っていうことが多い。
人のことでそんなに苦しむはずがない。
だって、人のことはわからないから。

今はあのことがあってよかったと思う。
どんな苦しみもそれを超えると宝になるのだったら
と、そう考えると、たとえば今苦しみの中にいるとしても
まさにこの瞬間、未来の自分が
この出来事に感謝しているかもしれないわけで…
逆に、苦しみに遭遇してる過去の自分のところへ飛んでいって
今すぐ「だいじょーぶだから!」と言ってあげたい、とも思う。
だから
ある一方向からすべてを判断することは
永遠にできないなあと、思うのでした。
そして
苦しみは「超える」ことにこそ意味があり、醍醐味があり、
苦しむことそのものにはあまり意味がないんじゃなかろうか
と思います。

サイトの更新

 

…が止まっています。ああ…
すみません。
サボりにサボってしまいました。
でも… 写真、撮っていたんです。
新しい感じの。
いや….   ぜんぜんあたらしくない。
一番心の奥にずっとずっとあったもの。
それをカタチにしてみました。
ひとりでちまちま撮る作業は
たいへん平和的で楽しいです。
これからしばらくは、このようにして
自分の世界を表現するためにシャッターをきりたい。
好きなものを好きなように撮って。 今年は、
春まで、仕事以外は冬ごもりすると決めたので
毎日わくわくしながらたくさん作品をつくろう。
撮りたいものがいっぱいあるのです!
いいものができたら本をつくろうと思います。

で、更新。  予定は明日。
今からアクセントへいって最終打ち合わせしてきます。
今回は特別に、作業を見学させてもらう約束なので。
すごい楽しみ。
だって私は、自分のページがどのようにして出来るのか
全然知らないのでした。(笑)

ラッキーカラー

 

今年は年頭からばっちり風水を意識している私。
だって、ラッキーカラーが一番好きな色!
ピンクなんです♪  だから楽しもうと思って。
風水のいいところは、
まあ私もコムズカシイことはわからないけど
簡単に実行できることをやってるだけでも
部屋がきれいになって、風通しがよくなって、
きれいな色に囲まれて生活できるところ。
ヒツジから「オレは全然信じない」とメール。
ぶははは。(笑)
信じてることがお互いきっぱり違う私達が
それでも仲良しでいられる尊さを感じつつ、
思ったことは…

風水を実行するから運気があがる…
というわけではなく、
運気があがると信じて実行するから
運気があがるんだと。

どれだけ「信じる」チカラが強いかが
最大のポイントになると思う。
だから
「何を信じるか」について人と話し合うことに
私はあまり興味を持たない。
信念が本物なら、たとえそれがなんであれ
必ず奇跡は起きると思っているので。

ということで、今年の私は風水。
そうそう!ルーシーのアクセサリーも!
さて。
いったいどこまでいけるのでしょうか?(笑)
東洋のパワー、風水と、
西洋のパワー、ルーシー。
ルーシーは、今年に入ってから淡いピンク色の
ローズクォーツでできたウサギのペンダントを
手に入れました。
昨日は、ランチタイムにカクテルを頼んだら
すっごいきれいなオレンジ!
前菜にブロッコリーを頼んでグリーンを。
…などなど、こんなふうに
今年の自分の7つのラッキーカラーを意識しながら
楽しんで頑張ろうと思います。

表情が輝く時

 

HARUさんに
「原宿にストーンショップあるよ。行く?」
と誘われて、一緒に行った。
すごーい人、人、人…
人気スポットの初詣参拝客のようになってる…
いつ見てもパワフルな竹下通り。
明治通りを越えた先にそのショップはあって…
わあ…すごい。 いろんな石がある。
可愛い店員さんが次々説明してくれるなか、
最近私が大切にしているインカローズの話になった。
この石は、鉱山がどんどん閉鎖して、
もう取れなくなってしまったらしい。
今出回ってるものだけで、あとは手に入らなくなるらしい。
「なぜ閉山に?」と質問したら
「掘り過ぎてしまって」と答えた店員さん。
「それは地球にとってはよくないことですね?」
と言ったら、たちまち顔が曇って「そうですね…」
と悲しく答える店員さん。
「ならばなおさら、もうこうして掘ってしまった石を
 せめて大切にしなければなりませんね」と言ったら
「ええ!そうです」と、ぱあっと表情が輝いた。
いい笑顔だった。

もうひとつ。
撮影の後、帰りの電車が一緒だった
ライターさんと話していた時のこと。
先日私のおばあちゃんが死んだ話になって
「ていうことは、年の初めから
 親類に神様がひとり増えたってことだから
 今年は私、運がいいと思うの」と言ったら
その人の顔が、ぱああああっと、輝いた。
「そっかあ」と言いながら。
聞けば去年お父さんを亡くし、
まだ心の整理がついていないそうだ。
「でも、今、何かとてもいい言葉を聞いた気がする」
と、うれしそうにした彼女のあの顔が忘れられない。

私は、時々こうして自分が何気なく言った言葉で
人の表情が明るく輝く瞬間に出逢うことがあって
それは本当に感動的な一瞬で、とても好きと思う。

どんな人も、輝いている時は、ほんとうにすてき。

小栗くんのこと

 

キネマ旬報の仕事で
小栗旬くんの撮影を定期的にしている。

初めて撮った時、
ものすごい感じるものがあって、
どうしてもまた撮りたい、また会いたいと
願っていたら、レギュラーと知ってびっくり。

もう何度も撮った。

去年の暮れに撮影したものを
今回の更新でワークスのページにのせた。

彼は、ぐんぐん変化している。
最初撮った時の彼はもういない。
最初撮った時の私ももういない。
私も、ぐんぐん変化している。

小栗くんのスピードの方が、ちょっと速いかな。

小栗くんの今年はすごいと思います。
ドラマ、映画、舞台、
次々と世間に登場し続ける予定です。

小栗旬の加速。
今、私が
もっとも参考にしたい速度で生きてる人。

ギャラリ- トラックス

 

去年の4月、初めて行った。
八ヶ岳にあるギャラリー。
音楽家の長屋和哉に連れていってもらった。
そこで私は悦子さんに初めてお会いした。
御主人の木村二郎さんが亡くなられたあと
ギャラリーをおひとりで守ってらっしゃる。
二郎さんがデザインした家具の展示販売を
今月末まで渋谷でやっているという
お知らせをいただいて、行ってきた。
久しぶりにお会いした悦子さんは
元気そうだったけど、きっと元気じゃない、
心の一番深い場所は…
だけどがんばらなくっちゃ、って思ってる
そんな感じがした。
「オレは作った。売るのはオマエの仕事」
二郎さんはそう言い残して亡くなったそうだ。

そう、去年、トラックスで。
悦子さんが、亡くなるまでの二郎さんを
撮り続けた写真を見せていただいて
私は激しいショックを受けた。
写真はこうでなければならない、と
あの時心を射抜かれた。
涙があふれてあふれて止まらなかった。
素晴らしいものがたくさん写っていた。
(エッセイバックナンバー 2004. 6
 タイトル「八ヶ岳でみつけた出逢い」参照)

お時間ある方は、ぜひおでかけください。
いろんな椅子やテーブルがあります。
実際に座ったり触ったりしてみてね。

up surge trax exhibition
渋谷 ミッドウェスト3F
東京都渋谷区神南1-6-1

問い合わせ ギャラリートラックス
      0551-47-4915

1/30まで開催中

サイトができるまで 阿久津ちゃん編

 

アクセントの
恩田ちゃんと阿久津ちゃんを見学に行きました。
私は、自分が写真のデータを送ったあと、
いったいこの人達が何してるのか?
まったく知りません。
知らない間にテストアップができています。(笑)

ホームページって…どうやってできるんでしょう?

どうしても見たくなって、
ぜったい邪魔で迷惑だろうとは思ったんですが
会社へ押しかけ、無理やり潜入ルポ。

まず、阿久津ちゃんが、私からの写真データを元に
全体的なレイアウトやデザインを決めます。
今回、トップページの色を決める作業を
見せてもらいました。
毎回きれいな色をセレクトしてくれますが
私の写真の中からいくつか色をピックアップし、
グラデーションをつけながら決定していくそう。

….ほぅ…..。  なるほど。  すごい。
そうだったのか。

ギャラリー&ワークスの
レイアウト作業も見ました。
微妙に毎回写真の位置を変えているのですが、
どんな理由で、どんな感じにしていくのか、
そのこだわりを聞いてびっくり。
あたしはデザイナー魂を見たねー。
私も気づかないままの仕掛けがいくつもあって
でも見る側がそんなことを
いちいち知ってなきゃいけない訳などなく、
見ための印象がどうだ…
ってあたりを狙ってるのが
かっこいーと思いました。
この人は表現する時いちばん何を大切にしてるか。
それがよくわかった。
どうわかったかって?
自分とおんなじだよ。
私は彼女のデザインに文句つけたことが
一度もないけど、どうりで…
心がぴったり一致してるはずだよねー。
わりと魂の質が似てるのかな、
とさえ思ってしまった。

阿久津ちゃんはjunny the lipsの名前で
アーティスト活動もしていて、イラストも書けば、
ドラムも叩く。
(バンドもってますー。ろけんろー、です。 笑)
前世が魔女という、だいぶいい感じに変な人です。
あ-。いーかなー。 こんなホメちゃって。(爆)
このサイトのリンクページから
「SPACE DOG」へどうぞ。
junnyワールドが広りますよ。
私は彼女の撮る写真も大好き。
いつもファン。
時々ライバル。

…いま思い出したけど。
私のサイトって更新するといろんな方が
感想メールくださるんですが。
「トップの背景の色がすてき」とか…
去年リニューアルした時もたくさんメールもらって
見やすくなった、かわいいサイト、etc…
なんだそれ。ぜんぶ阿久津ちゃんの仕事じゃねーか
って感じ。(爆)
阿久津ちゃん、いつもありがとう。

サイトができるまで 恩田ちゃん編

 

さて。 恩田ちゃんのデスクへ移動です。
こちらは………
見てびびび、びーっくりー(驚)
「あなたの知らない世界」が
そこには広がっていました。

何してんだか。 見てもさっぱり?
…なにしてんでしょーか?
パソコンの画面は、見たこともない変な文字
…というか、記号というか、暗号というか?

説明してもらっても、よくわかりません。
「こういう決まり」
ということだけはわかりましたが、(笑)
意味まではとうとうわかりません。
これ以上考えるのはやめようと思います。
ほんとうにわからなくて、心が苦しくなるので。

とにかく、阿久津ちゃんのデザインに忠実に
その暗号みたいなものをバンバン打ち込み、
そうするとなぜかあのギャラリー&ワークスの
ページが出来上がるのでした。

エッセイバックナンバーへの転載作業の事も
聞きましたが、なんだか気が遠くなるような
…くらくらしてしまうほど大変なことでした。
たくさんの手が
ichigo-natsuno.comを作っているのでした。

それを確かにこの目で見ることができたこと。
これは、宝です。
私は、
必ずこの人たちに恩返しをしようと思います。
そのためには、まず
素晴らしい作品をつくること。
そのように感じます。
恩返しと、よい作品をつくることが、
なぜ、どのようにして結びつくのか。
今の私にはわかりませんが。
スタッフの皆がそうしているように。
私も、自分に出来ることをやるしか。
それしか方法はないように思います。

写真家の希望通り、デザイナーの言う通り、
それを実現させるため、メモをとり、
ジッとパソコンの画面を見つめ、
微調整をとりながら、細かい作業を進めていく
恩田ちゃんの、キーボードを叩く指を見てたら
涙が出てきてしまいました。

感動したんです。
感謝の気持ちでいっぱいになって。

「ねー。最近さー。フェルトでお守り作るの、
 マイブームなの!ファンのコにプレゼント!
 って、エッセイに書こうかなー」
と嬉しそうに言ったら、すごく冷静に
「…うーん。苺さんは写真撮ってくださいよ。
 そんなことやってないで」と恩田ちゃん。

ああ(笑)ホントそうでした。
いつも いつも ありがとう。
恩田ちゃん。
そのクールさに救われることばかりです。

サイトができるまで 番外編

 

まーぼーです。
このお方は、サイトにおける私のプロデューサーです。
エッセイの反響が大きすぎて私がたまにビビる時など、
「バンバンいけ! ガンガン書け!
 止まるな!  よそ見するな!」
とハッパかけてくれる、まーぼーこと北條氏。

アクセント見学のあと「いくかい?熱燗」と手をクイっと(笑)
誘ってくれちゃうあたり、あ~ん♪大好きなのでした。

前から行こうと思っていた新しい居酒屋さんに
師匠も誘って繰り出しました。
そこでまたまた、いい話を聞かせていただきました。
V.S.O.P
ふふふ。 覚えましたよ、この暗号。
ありがとうございます。
私は、ある言葉や出来事が心の一番奥まで到達して
その刺激を受ける時、感動して泣いてしまうんです。
今夜も泣いてしまいました。 まーぼーの話を聞きながら。

大切な信号が。  あのとき。
間違いありません。
一瞬、目の前が、パッと光ったほど。

戻ってきたルーシー

 

去年壊れちゃったルーシーのネックレス。
神戸の映画祭の、トークショー出演直後、
ふと胸元を触ったら
するすると落ちてきて、びっくり。
鎖部分が切れてしまっていました。

修理のためニューヨークへ行ってましたが
わーい☆戻って来ました、今日。

久しぶりに会えてうれしい。

あの時、心に苦しいことがあったので
身代わりに壊れて私を守ってくれたと思う。
また今日から近くにいてくれるのが心強い。

去年の夏頃、7つだったのがさっき数えたら
16コになってた…  いつのまに?
自分で買ってんのかな? (笑)
もらったものもけっこうあるな。

今、ひとつづつ撮り始めたところ。
持ってるものぜんぶ撮ったら、感謝の心を込めて
ルーシー・アイザックスに送りたい。
本も、つくりたい。

始動

 

       あとはやるだけ

やっとここまできた。  ああ。ながいみちのり。

  このよでほんとうにやりたいことのためには
こういうちからがぜったいひつようとおもっていたので
     めぐりあえてよかった。

 それと、もうひとつ。 たいせつなあの…

 あの…   かみさま、どうか おねがい。

わたしがもうわすれてしまったとでもおもいますか?

     いいえ!  とんでもない!

  ぜったいにわすれたりなんかしませんよ。

だってこのたましいのいちばんかんじるところなんです。

      あいしてるんですよ

だから もういちど おねがいします。  こんどこそ…

      だいじょうぶです。

    だきしめたら   はなさない

ゆずれない こころ

 

え?

と、目を疑う一行を発見。

なんと…

ひとのこころはわからない。

というか、見る目を養おう。

信じるも 信じないも 私の自由。

誰を?  ということもふくめて。

信じれないような人からは、そっと遠去かろう。

やっぱり、とても仲間とは 思えない。

それにしても、なんと残念な、あの一行。

なんでみつけちゃったか、今日に限って。

まあ…  発見するべきだったんだろう。

必要なことだったんだろう。

あのまやかしを見破るために。

あの人のことがよぅくわかった、これで。 たった今。

どこで誰に見られているかわからない。

気をつけよう、自分のことも。       気軽な気持ちのまま、

知らずに誰かを裏切ってしまったりすることなど、けしてないよう。

こんなふうに。

        あの人は    甘すぎる。

最終警告

 

アナタから見たら
私は、まいにちまいにち
遊んでるようにしか見えないかもしれないけれど
全然そうじゃないんですよ。

アナタから見たら
私のまわりには友達がたくさんいて
って、そういうふうに見えるかもしれないけれど
それも全然違うんですよ。

わかるかなあ?

いったいどう説明したらいいんだろうか?
もう すごい 困った。  どうしよう?
何度も何度も何度も何度も同じ事の繰り返し。
違う世界の住人と付き合うのは、むずかしい。
言葉も心も通じない。

私のお城に無断で入ってこないで。
ここは、大切に大切に
長い時間をかけて私がつくりあげてきたパラダイス。
自分で努力してやっと出来上がりつつある世界なの。
誰でも簡単に…と、招くことはできません。

これ以上不用意に、私の魂に触らないでください。
守れないなら、最期の手段にでるしかありません。
傷つくのは、アナタの方ですよ?
私は容赦ないんです。
冷徹非道なんて、なんとも思わない。

いま、いちばん慎重になってるところ。
心静かにあのことに向かってるところ。
たくさんの仲間のチカラを借りて。
もっとも微妙な毎日。 息つめて。
真剣勝負で厳しさと向き合ってる。

一個の魂がこんなに集中してる時に、邪魔しないでください。

友達として仲間入りしたいなんて、お門違いもいいところだし
そんな呑気にしてる人ここにはひとりもいないしもっとみんな
必死だし、アナタのせいで温度がぬるくなっちゃうのが、もう
なによりもイヤ!

ここ、仕事場なんですよ…私の。
どんなに楽しそうに遊んでるように見えても。 たとえば、
みんなで呑んでたって、仕事なんですよ、 …あの、それで
なんのカンケーがあるんですか? 私の仕事場にアナタが?

たとえばココのこと

 

私の仲間は
私もびっくりするような変わり者が多いので、
何も知らないまま、簡単に考え、
友達になったつもりで、スタスタこの輪の中に入ってくると
大抵の人は瀕死の重傷を負い、ひどい目に合ってしまいます。

私の性質がそうさせるのだと思いますが
変わり者しか楽しくないような仕組みに
いつのまにやらなってしまったようです。

世の中には、大きい輪、小さい輪、いろいろあって
だからみんな自分のチームを大切に楽しくやったらいいと思います。
無理によその輪に入り込もうとせずに。

もしも新しい輪に入りたくなったら、やはり礼儀正しくするのが
一番いいのではないかと思います。   その輪のやり方で。

私の場合は、自分の目的がはっきりしているので、
それに対してそれぞれが自分のチカラを貸すために
私のまわりにいる、という感じです。
リンクしている人達もいますが、個人的に私と付き合ってる人もいます。
必ずしも皆が皆、知り合いというわけではなく。
「輪」とはいっても、お手々つないで仲良くね、みたいな雰囲気は皆無。
孤独な偏屈集団ですが、どうやら、たぶん、
見ている方向が奇跡的に同じなのでしょう。
こんな個性的で一見ばらばらに見えるのに、
深いところで統一性を感じられるのが、素晴らしいと思います。
それと、私の性質を理解してくれてるところが心地いいんです。
コイツのここはバカだなと認識し、それでそこは諦めてくれる。
か、相手にしない。
私が求める以外、誰も私に何か言ったりしない。
一般の人が「えええっ?」と、驚くようなところも気にしない。
きっと、ちゃんと自分を生きているので、人のことなんか全然
気にならないんでしょう。
バカ部分も含めて、みんな私を好きでいてくれるのだと信じています。
なので、
私の性質を理解しないで、表面だけしか見てない人は信じていません。
一緒にここから先を突き進んでいく仲間としては、難しいと思います。
どんなに私を好きと言ったところでそれは、本当のことではないので。

TO YOU

 

もうだいじょうぶです、わかってくれたなら。

アナタにはアナタにしかないような、才能があって、
だからちゃんとそこに気づいて、とことん心静かに、
そのチカラを使ってほしいと思う。

アナタはアナタ。  他の誰でもないんだから。
アナタとワタシの関係は、たったひとつでしょ?

すべてがオリジナル。

そこに気づいたらどんな関係も宝。
その人を、
好きでも嫌いでもみんな宝ものよ。

同じである必要はないように感じませんか?
そんなこと、  どこにもないような。

   自分を生きてください。

オリジナル

 

ああ…  そっかあ。 そうだったか…

ずっと前、
「苺さんは僕のオンリーワン」と言ってくれた人がいて

だけどその時それがどんな意味かわからなくて

そうそう、ぜんぜんわかってあげられなかった。

私はあの時、絶対「ナンバーワン」がよかったので。

気に食わなそうに不機嫌になる私をみて
その人は不思議そうにしていた。
最後までわからなそうにしていたあの感じが、よかったな。

こんなに時間がたっちゃってからわかることって、 へえ。
…あるんだなあ。
オンリ-ワンかあ。
なんだ、ぜんぜん悪くなかったなあ。 それ。

中尊寺ゆつこ

 

また妹から。
「中尊寺さんが亡くなったって知ってる?」
とメール。

………………知らないよ。  ぜんぜん。(愕)

仕事中だったけど、ものすごい動揺した。
今朝のことだったらしい。
さっき夕方のニュースで
ガンのため、と報道してた。

中尊寺さんは漫画家で、「オヤジギャル」で
流行語大賞の受賞歴もある人。
師匠が仲良しで、付き合いも古く、
私も何度か御一緒したことがある。
ひとりで何でも切り開いて
新しいこともバンバン考えて
いつもエネルギッシュな女性だった。
師匠が、私と一緒に暮らし始めたことを
当時、ちゃんと中尊寺さんに報告しなかったから
彼女はあの時ちょっとスネて、
私もチクチクやられたことを覚えてる。(笑)

可愛い心をもった人だったと思う。

その後、彼女も結婚して、子供も生まれて、
旅もたくさん行って、本も書いて、絵も書いて…
頑張って仕事続けてる…. って。
そういうことしか知らなかった。
ずっと具合い悪かったんだろうか?

今年も年賀状をいただいていた。
ひっぱり出して、師匠と見た。
中尊寺さんの文字。

それは、突然のことかもしれないし、
覚悟のうえにやってくるかもしれない。
でも人は皆…そう。 わたしだって。
こんなふうに、いなくなる。 いつか、かならず。

中尊寺さんの御冥福をお祈りいたします。

(写真の中尊寺さんは師匠撮影のもの)

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