2005年5月

2003-2005

悪い空気

強い吐き気と胃の痛み。
もうあの家には行きたくない。
あの人達にも、会いたくない。
ずっと、かはわからないけど。
少なくともあの人達が変わるまでは無理だ。

こんなに苦しいなんて。 ひさしぶり。
いったい私は何を吸い込んできてしまったんだろう?

とにかく私は、
自分の人生を楽しく満足して生きてない人に会うと苦しくなるようだ。
なぜか、理由はわからない。 でも呼吸ができなくなる。

不思議。 あの家はあんなに広いのに、ものすごく閉鎖的で、暗い。
自分ちに帰ってくるとホッとする。
ここも不思議。
鳥小屋みたく狭い部屋なのに、開放的で、常に明るい。 陽の恵みがいっぱい。

「感じる」ものは仕方ない。

一番厄介なのは、自分の人生に満足してる「ふり」をしてる人。
こちらが弾き飛ばされるほどの、妬みのオーラを放つので怖い。

こんなに苦しいほど、つまり私は強く何かに反応してるわけで…
これもまた絶好の学びの機会なんだろう。

よし。 いくぞ。

神様の計画を信じよう。 だって、夕べの雨はやみ、そして。
桜の精からメール。
これから、この前撮影した写真のあがりを持って葉山の別荘へ
遊びに行ってきます。 ゴールデンウィーク、ただ一日の休日。

ゆりさんの声を聞いたら、涙がこぼれた。 心がホッとして。
浄化はすでに、始まっている。 彼女に会いに行こう!
大好きなあのひとへ!

たぶん、きのうときょうは、セットになってるはず。 そんな気がする。
セットでひとつの教材。 意識を拡大しよう。 つかむ、ために。

葉山訪問

行って来ました。 葉山の別荘。
ほっこりのんびりイイ気分になりました。
だって…写真をごらんください、こんな景色。
元気がでます。
ゆりさんのあたたかいおもてなしも嬉しく、
作品撮りの成果を見ながら、満足な私たち。
おいしい赤ワインでほろ酔いになったところで
なぁ~んとっ! 露天風呂じゃあ~(喜)
雄大な海景色の前で夕暮れのバスタイム。

…神様、感謝します。 ひいたルーンは「愛」
弱いまやかしのチカラを超えていくための、
出発点を表すルーン。

きのう、
なにがあんなに暗い心を連れてきたんだろう?
私は、何を? 見たんだろう?
たいせつなものが潜んでる気がする。

たぶんあれかな、と思うことがチラチラ見え隠れ。

明日から、しばらく屋久島です。
前回、屋久島の神様は
私に大変過酷な試練を与えました。
今回はどうだろう?
たのしみ。
3回目の屋久島。
仕事ですが、最終日に一日自由行動できるので
いろいろまわってくるつもり。
少しの水晶たちと。 魔法の杖と。

守り石

エメラルドの原石を、自分の守り石に決めました。

なんで? どうやって?
と、聞いてきたあのひとに
「直感で」と答えたら、ゲラゲラ笑っていた。
「えー? じぶんでー?」と言いながら。

なにがおかしいんだろう?

自分で決めなくて、あのひとの人生、いったい誰が決めてんだろう?

そうか、とその瞬間わかった、答えが。

そのひとは
なんでもかんでも人の言うことや決まりごとに縛られて
たとえ休みの日でも
一日のスケジュールをぎっちり決めてからでないと
行動できない人だった。

自由に、赴くままに生きることができない人だった。

直感なんて。 きっと前世に置いてきちゃったんだろう。

なるべく早く急いで離れよう! はやくはやく!
私が容赦なく、あのひとを傷つけてしまう前に!

ヤッパリモウイケナイ、アノイエニハ。

あー。わかってすっきり。 ここが一番気持ち悪いところだった。
それであんなヒドイ中毒症状が…。  最悪だ。 (笑)
いくら事の成りゆきとはいえ、話すべきじゃない人に話した自分が
一番悪かったのだ。

いざ、屋久島へ

Sさんへ。
出発前に、元気100倍になるようなメールありがとう。
あなたの「直感ツアー」メール、拝読しました。

私は、あなたのような方の言葉を聞くと心がやわらかになっていきます。
まだお会いしたことないですが、
たぶん、いえ、きっと仲間だと感じます。
そうですか。 あなたは人生「直感」だけで生きてるんですね。(笑)
私もそうです。
でも
直感で動かない人、動けない人が悪いということではありません。
ただそういう人とは何を話しても根本が違うし…いや違ってもいいんだけど、
私が今回気分悪くしたのは、その人は自分と違う私を笑ったことです。
さわやかじゃないふうに。 人をヤな感じにさせるような笑い方で。
見た瞬間、もはや一緒にいる意味はない、と感じました。

世の中には、人を教え諭し、正しい道へと導く仕事を与えられた人もいる。
しかし私は違う。 そういう仕事の仕方は与えられてないと感じます。
人にはそれぞれ与えられた天分があって、自分の分をわきまえて行動することは
とても大切なことだと思います。
私は、自身の行動を通してしか、何か人に伝えることはできない。
だから嫌いな人からは離れるのです。 私の行動が放つ信号です。
私の、やり方です。 生き方。
時々嫌いな人に遭遇しますが、これは大切なことです。
その人に近付かないようにすることで、自分の行動に微妙な変化が表れます。
つまり、そこで運気が変わるのです。
「好きな人ができた」ということとまったく一緒です。
出来事の外側に惑わされずに、中心をみつめればわかることです。
好きになることだけに良い意味があって、嫌いになることには意味がない
とするのは違っていると思います。
どちらも同じです。
好きだった人を、何かの加減で突然嫌いになることもありますが、
人生進むための「ツギノカド ミギマガレ」という標識みたいなものだから
これもやっぱり大切なことだと思います。

おとといのことについては、今はもう気分すっきりです。
困難にぶつかった場合、たいてい私はショックで寝込みます。(笑)
寝込んで、考えるのです。 何日もかかる場合もありますが、
2時間や30分ほどで解決に至り復帰することもあり。(笑)
今回は24時間ほどで元気になりました。
気分悪くした原因がわかると、一瞬でもとの自分に戻ります。
わかった瞬間、じゃこれからはどうしよう、という方法まで一緒にみつかるので
未来に対してひとすじの希望が、さあーっと心のなかを照らすのです。

では、屋久島。 行ってきます。

ただいま

帰ってきました。  今回は…
生き残りサバイバルゲームのような旅になってしまいました。
まだ心臓がドキドキしています。
心を落ち着けないと書けません。

大自然は本当に厳しいですが、学ぶには最高のフィールドですね。
ふだん、都会のまん真ん中で生きているので、なおさら実感です。

今夜から少しづつ、私が屋久島で体験してきたワークを
このエッセイに発表していきます。

屋久島 1~キーパーソン

 

私にとって屋久島は、縁深い不思議な場所です。
自分の意志で行こうと決意するわけではなく、
今回三度目ですが、偶然行く事になるのです。
いつも「呼ばれ」ます。
一度目のワークは素晴らしかった。
ニ度目のワークは厳しかった。
そして今回。
偶然お仕事をいただいた時、ついに「きたな」と
思いました。そろそろ呼ばれると思っていたので。
前回与えられた試練を、私は
自分でしっかり乗り越えた実感があったのです。
だからそろそろ屋久島の神様は
次なる私へのメッセージを伝えにくるだろうと、
そう感じていたのです。

今回の仕事は、親子、家族をテーマにした撮影で、
島在住Kyokoちゃんとその子供Tamakiくん、
ガイドのKachiくんをモデルに、丸2日間、
いろんな場所で撮りました。
(Kyokoちゃんのご主人は仕事で参加できず、
 屋久島でガイドをしているKachiくんに
 案内の他、パパ役もお願いしたのでした)
初日、皆さんにお会いして
翌日からの撮影は必ずうまくいくと直感しました。
そしてその通りなにもかもうまくいきましたが
それよりなにより、
KyokoちゃんとKachiくんは私にとって、
もっと大きな意味のある
キーパーソンとなったのでした。

私は、今回わがままを言って、
仕事終了後の最終日に、ひとりだけ
島に残ることを許してもらいました。
その一日で「ワーク」をしようと決めていました。
ふたりは、そんな私にテーマを与えてくれました。
たぶん、そうと知らずに。 ごく自然に。
(こういうことが「神様に会う」ことだと思う)

撮影一日目。
休憩の間に、持って行った水晶を海へ…
浄化目的で、6つの水晶を持っていましたが
そのうち、胸ポケットに入れていたふたつを
波打ち際の砂浜に埋めたのです。
海をよく知っている人は、
ここから書くことを読んで
「夏野苺はバカだな」と思うでしょう。
そう。 その通り。 
私は写真しか撮れなくて、あとは
ぜんぶバカなんです。

埋めてから1回目の波がきて… 私の目には
大きい方の水晶がゴロゴロ転がるのが見えました。
えっ? じゃ、小さい方は?  ……….。

なくなってました。  波にさらわれたのです。

海を甘くみてました。 「知らない」ということは
つまりこういうことです…。
私は、あまりにも海を知らなすぎたのです。
波の力強さを。
アタマがまっしろになって、しばらく呆然と、
そこに立ち尽くしてしまいました。
流された水晶は
ものすごく高価なものだったのです。

様子がおかしいと感じたKachiくんが
声をかけてきました。
「夏野さん? どうかした?」

「Kachiくん、水晶、流されちゃった…」

「えええ~~~っ???」

Kachiくん、海のなかへ。

すぐに
少し離れた岩場にしゃがんで、何かをつかんで

「これ?」

……………  そーっ! それーーーーーーっ!!

左の写真見てくださいよぉ。
こんなちっさな水晶ですよ。
しかも波は、もう10回以上はきてます。
なのに…

なんでみつかるの?

「どうしてわかったの?」と聞いたら
「光ってた」と答えたKachiくん。

ああ…。

ふたたび奇跡的に
私の手のなかへ戻ってきた水晶よ。
その時、声が聞こえました。
しゃべってるのは水晶玉です。 だって…
「アンタ、値段であたしを呼ぶんじゃないよ」
と、聞こえたので。 ああ。 ごめんなさい。
そうでした。値段なんてどうでもいいことでした。
どうせ誰か人間がつけたもんです。
本当の価値はそこにはありません。
100万だろうが、拾ったものだろうが、
水晶との波動の善し悪しは
自分で直感するべきものです。

いちばんたいせつなことをわすれていました。
そして。
おもいだしました。

ええ~…と、えーと、この水晶はなんだっけ?
そうだそうだ、仕事をコツコツ頑張って、
それがドンドン財を増やしていく、
という水晶だった。
ああ。 やろう、やろう。 仕事をがんばろう。
たくさん働きます。
だからどうかチカラを貸してください。 と、
心底クリアな気持ちになって水晶に話しかけたよ。
この水晶は「グリーンファントム」といって
水晶の中に苔が入っていて、それが層をなして
きれいな縞模様をつくっているのです。

それから、Kachiくん。 私を助けてくれた人。
彼のおかげで
今、私を助けてくれてる、すべての人のことを
思い出しました。 私は、助けられて生きてる
ということを。 強く、実感。

「Kachiくん。この先の人生で、
 もし私の助けを必要と感じる瞬間がきたら
 必ず言って。
 貴方の願いを、ひとつだけ叶えるわ。 絶対。
 約束する。できないことはひとつもないから」

と、心をこめて彼に伝えました。

「わかった。 そうする」

と答えた時に、彼の瞳の奥がキラリと光りました。
だから「その時」は
必ずやってくるだろうと思います。

撮影2日目。
やはり休憩の間に、Kyokoちゃんが
あるカードを出してきました。
カエルカード。
言われるままに一枚ひくと「旅」が出ました。
そこに書かれていたメッセージを読んだ瞬間、
これは屋久島の神様の言葉だ!と感じました。

「あなたは進歩を遂げました」

ありがとうございます!
この言葉をもらうために、今回やってきました!
前回与えられたワーク、見事クリアできたんだ!

が、次の瞬間、戦慄が走りました。

ひとつクリアできれば、またひとつ、
レベル高き試練が。
そうして人生は続いていくのです。

   ここからが本物の「ワーク」
  なにがきても進もうと、心に誓う。

最終日の前夜からは、ものすごい嵐になりました。
ものすごいことが待ってる予感がしてなりません。
そう、このあと、ものすごいことが起きるのです。
ものすごいことが。

                 (続く…)

屋久島 2~山でのワーク

嵐の夜。
宿泊先の部屋でひとり地図をひろげ、
明日、島をどう回ろうか検討。
行きたい場所は、白谷雲水峡と
大川の滝と
もう一度、海。(←やりなおし 苦笑)
ひと晩考えたのに、結局朝になっても
どの優先順位で行くか決められず…

天候は雨。
ひいたルーンは「恐れ 破壊」のルーン。

編集者と別れて、レンタカーで出発。
そういえばこのレンタカー。
行きの鹿児島空港から、
あてにしてたレンタカー屋に電話したら
GW中で全部貸し出し中とのこと。
どうしようかと途方に暮れながらも
デタラメに他をあたったら
とても親切な所を発見。
前の晩、宿まで車を持ってきてくれたのに
当日一日分の料金でいいよって。
しかも、ひとりなら
軽自動車の値段でいいからって。
軽じゃないのに。  うー 感謝。
で。
まだ迷い中な私。
国道に出ました。
右へ行く? それとも? 左?
最初、なんとなく左へ。 少し走って、
雑貨屋さんの駐車場に止めて店の中へ。
カッパを買う。
水と、 チョコを。  なんとなく。
出て来たら自然と心が決まっていて
結局右から行くことに。
今来た道を引き返すかたちで、今度こそ出発!
目指すは白谷雲水峡。 初めて行く場所です。
緑の苔におおわれたもののけ姫の舞台となった森。
カッパも買ったし。
雨でも平気。
ぐんぐん進んで到着したそこは…
ゴウゴウと駐車場まですごい音。
入場口で係りのおばちゃんが
「今日は、もののけのところまでは行けないよ。
 ここで引き返しておいで。 帰れなくなるから」
と、地図に丸印を書いてくれた。

….帰れなくなる? って? どういうことかな?

ゴウゴウ響いてるのは滝の音。
だけどこの滝…。
ガイドブックに出てる写真の感じと
ぜーんぜん違うけど。

それはなぜか。

もっとずっと後になってから知ることになる私。
この時はまだよく考えもせず、
二代大杉という場所目指してぐいぐい進み、
到着してからはその大杉の、
空洞になってる真ん中へ入り込み、
瞑想したり、木肌に触れたり、枝を拾ったり、
魔法の杖を振ったり、ルーンをひいたり、
水晶並べたり…  のんびり過ごしていました。
木の内部に入り込んでいたので、
沢や滝の音に混じって聞こえてきてたはずの
雨がどんどんひどくなる音を
聞き逃してることもわからずに。

さて。
海を知らない人間は、山も知らないのでした。

               (…続く)

屋久島 3~増水

 

突然、
外で誰か何か大声で叫んでるのが聞こえました。
なんといってるのかわかりませんが、緊迫した
感じを受けて初めてハッとしたバカな私。(笑)
あわてて石や杖を持って木から出た私が見たのは
   … 逃げる人たち。

えー? なんでー? なんで逃げてんのさー?

ふと見ると、
さっきまでは道だった所が川になってるぅー?

きゃあー☆☆☆

さっきのおばちゃんの「帰れなくなるからね」
の意味が今わかったよー。(愕)

あたしも、あたしも、あたしも逃げなくっちゃ。
だけど慌てちゃイケナイよ。 滑って転んだら
たいへん! 
昨日、増水して川に流されて亡くなった人の話を
Kachiくんに聞いたばかりだったんだ…。 ああ。

びびりまくって、へっぴり腰でよろよろ渡る私を
向こう岸から、シラナイでもたぶんガイドさんが
声をかけて誘導してくださる。

こわい、こわい、こわい

なんで、こんな急に。 こんな急に。
ほんの30分くらいの間に、こんな…
雨がひどく降ったってだけでこんな…

川と化した道を、無事通過し、急いで引き返す。
山中のあちこちに、勝手に小さな滝がいくつも。
たくさん、たくさん。 あそこにも、ここにも。
さっきはなかった場所に。 いくつも。

同じ景色がない。 さっきの景色が、もうない。

みんな。 変化してる。 すべてが。 刻々と。

    山は  生きている。

豪雨のなか、自然の厳しさを噛みしめ、歩く私。

                (…続く)

屋久島 4~さらなる境地へ

 

いやー。 おっかないよー、こりゃー。
すっかりびっくりしちゃったなーもう。
入り口から見える滝の勢いは、さっきより
なお凄いことになってました。
…でも。 帰る道すがら写真撮ってる自分。
けっこうカメラマン魂あるな(笑)と、
ひとりウケる。 おお。ヴェロニカよ!

カッパ脱いで、
車のなかでチョコ食べて水飲んで。
ひと息ついてから、また出発。 しかし帰り道は…
豪雨とともに濃霧…………。
み、みえねー(驚)  なにもみえねーぞぉ!
運転できねー(泣)
こわーい こわいこわいこわいっ!やだよーもぉ。

ふとよぎる、今朝ひいたルーン。「恐怖 破壊」

そうか。 今日のテーマ。 今日のワーク。

私は今まで、怖いことがあると足がすくんで
引き返すか、回避するか、…止まる、か。

よし。 飛び込もう、 と思ったね、はじめて。
恐怖のなかに飛び込む。 恐怖を「感じる」んだ
って。
これでいいんだ。
こわいこわい、と思いながら、とにかく進もう。
思ったっていいから、それにとらわれずに。
そして。
打ち砕け! と思った。

ソロソロと車を情けなく走らせて、下についたら
ちょっと晴れてた。 嘘みたい。 変な島。(笑)

でも気分は「やったあ!」って感じだ。 ふふふ。

今頃、道なんてどこにもなくなっちゃただろーな。
最後に見た、入り口付近の整備された歩道までもが
水びたしになってる光景が忘れられない。
もうきっと、ぜんぶ川だ。

……………………………………………しかーしっ!諸君!

まだ、ここからの話が、もっとすごいのだ。

ここから先の、あんなすごいこと。
いったい誰が想像できよう…。
私は、この目で見たね。  なにを、って。
……….さあ? 私は、いったい、あれ、 なにを?
私はなにを見たんだろう?

言葉で説明できない、聖書に出てくるような、
モーゼの十戒のような世界を。
               見たんだよ。

                (…続く)

屋久島 5~滝でのワーク

 

青空が広がりはじめたなかを
ぐんぐん車を走らせた。
着いたところは、いなか浜。
ウミガメの産卵で有名な場所だ。
もうすぐその時期がやってくる。
世界中に砂浜はたくさんあるけれど、
どこにもウミガメが卵を産みにくるわけじゃない。
ということは、理由はわからないけど、
ここは素晴らしいパワースポットなのだろう。

ここの浜に、水晶を埋めて、浄化する。

埋めた上に、魔法の杖を置いて、
砂浜に「ichigoX」とサインして、
となりのまあるい岩の上に座って、
しばし瞑想。
ところがしばらくすると、また雨。
急いで水晶を掘り起こし、車へと。

「次へ進め」の合図だな、と直感。
流れの具合いがつかめてきた実感。

旅は続く。

次なる目標地点は、大川の滝。
山でたくさんの雨ということは、
この滝もさぞ凄いことになってるだろうな
と想像してたら、これまたド迫力満点の姿!
どぅおオオオ~!(驚)
すみません、写真はありません。
カメラ出したら壊れますってば。
だって、水煙りぼーぼー、
初日に撮影した滝壷付近までは
とてもじゃないけど行けない状況。
高さ88メートルの断崖から
ドドドドドっと流れ落ちる滝しぶきに
吹っ飛ばされそうな勢い。 こわい。
滝も生きてる。
だけど、なるべく滝のそばまで行きたい。
マイナスイオンを水晶にあびせて浄化することが
目的なので。 なんとか、もう少し。近付きたい。

用心しながら、慎重に、岩を渡る。 ゆっくりと。
他の観光客は誰も近寄らないような
滝のすぐそばまで移動。
ちょうどいい場所をみつけて、そこに座る。

雨が激しくなり、飛んでくる滝の水しぶきとで
目が開けられない。 まるで台風のなかみたい。
ひとつづつ、水晶玉を取り出し、滝にかざす。
さらなる豪雨。 暴風。

滝の神様! どうか水晶たちにパワーを!
と心のなかで叫び、
魔法の杖を天にかざしたその時。

びかびかーーーーーーーー!(閃)  っと。

稲光りとともに爆音が。  雷鳴轟く滝の前。

確かに。 天が割れた。  あのときの、
水晶玉へ映った光の強さを。
杖を振り上げた時のタイミングを。
忘れない、一生。

はじめて使った魔法だった。

ずっと離れた場所にいた観光客たちの
「きゃあ」という叫び声。
振り向くと誰もいなくて。  驚かせてごめんね。
だけどあの時、
私はたぶん少しトランス状態になっていて。
どうしても石たちにまじないをかけたかったので。
こんなことになった。

次の瞬間、「動け!」という強い声が聞こえて、
それは内なる直感の声だと思うけど、
すべての石をしまってその場を離れた。
まだ、終わらない。
最後にもうひとつ行くべき場所が。

そこへ向かって、動き始めました。

                 (…続く)

屋久島 6~海でのワーク

 

最後の場所に向かうため、
Kachiくんに教わった林の小道を抜ける。
でも途中が川になってしまって渡れない。
もはやここまでか、と諦めかけるけど…。
諦めきれない。

なんとかしたい。

仕方なく、迂回作戦。 しかし、この脇。 いったいどうなってるの?
こんなところ、通ったことないよ…  見たことない葉っぱボゥボゥで、
その下がどんなになってるのか想像つかない。
蛇とか、いないかな…  す、すごいこわい。
だけど今日のワーク。「恐怖 破壊」

えいっ!

飛び込もうトビコモウ。
ここまできたのだもの。
夢中でわしゃわしゃ歩く。 …やがて、視界が開けて。
ああ。 着いた…。

最後のワークは、海の神様の前で。
この前、一度流された石を
返してくださってありがとう、と。 まずはお礼を。
うねり高く、荒れ狂う海に向かい、
その海水で、ひとつづ水晶を洗う。

遠くでまだ カミナリの音。

これですべて終了。 すべてのワークを終えた。

帰り道。 やだな、またあの場所。 こわいな。
と思ったら、すごい不思議。
今度は、道が見える。 わかる。
自分のゆくべき道がはっきりと。
….さっきと違う。 道ができてる……
あっと言うまに戻ることができた。

駐車場から車を出して、空港へと急ぐ。
飛行機が飛ぶまでに、あと1時間と少ししかない。
でも、橋の上からもう一度見下ろすと、どうも滝周辺の様子がおかしい。
もう一度引き返す。
それで、びっくり。
もう滝には近付けない。
さっきの、 わたしの、 座っていたあの場所は、 もはや濁流のなか。
ここも、ほんのわずかな時間で大きく変化してしまった。
滝の水量も、さきほどの倍くらいになっていた…
もし…もう少し移動するタイミングが遅かったら…

「動け」という、あの声。

すべて危機一髪のなか、移動しつづけた私。

山の神様。 滝の神様。 海の神様。  ありがとうございます。
すばらしきワークの機会を、与えてくださって、感謝いたします。

空港へ向かう途中、やわらかな夕暮れの日ざしが…。
「おつかれさまでした」という声が聞こえた。
屋久島の神様。 ありがとうございます。

すべてのワークを終えて

 

はい。
…というのが、今回の屋久島でした。
素晴らしい、
宝のような時を過ごすことができました。
見えない、たくさんのものを
両手いっぱいに抱えたような感覚。
偉大なチカラを授かりました。
さて、このチカラを使って、
ここ東京で
たくさんのことをしなくてはなりません。
仲間に伝えたいことがたくさんあります。
魔法を使うことは、
なにも不思議なことではありません。
きっと誰にもできることなのです。
今回それがわかりました。
もっともっと修行して、
魔法をいっぱい使いこなせるようになりたい。
奇跡を、世界中に振りまいて、
楽しい輝きを見せていきたい。

個人の思い込みなど、吹っ飛ばしてやりたい。
だって、宇宙は限りなく広く、無限なのです。

私は、みんなに助けられながら生きています。
好きな人からは、もちろん。嫌いな人からだって。
助けられてるんです。
どんなことからだって学べます。

人生は、楽しくて仕方ありません。
発見の連続です。 旅という授業は最高です。
日常だって、小さな旅。 毎日が、先生です。

しっかり充電した私が放つ、放電の威力を、
皆さん、楽しさと驚きをもって見ていてください。
ここから先に起るであろう、数々のことを!

ひとつ報告ですが。
魔法の杖は、すっかり目覚めてしまったようです。
山を降りたあたりから、
いい香りを放つようになりました。
振るたびに、
車内がうっとりするような香りにつつまれました。
雷鳴を呼んだ瞬間は、
目覚めの喜びの瞬間だったのではないかと
思います。
それから、水晶たち。
やはり古代からの記憶を呼び覚まされたようです。
それぞれの持つパワーが全開した様子。
きらきらとてもきれいになりました。
これらに出逢ったのも何かの縁。
そのチカラを借りながら、がんばります。

ギリギリの時間で空港に着いたら、
なんとKyokoちゃんが!
びっくり。
ペットボトルに入れた大川の滝の水と、
お香と、手作りお菓子をプレゼントしてくれた。
優しい笑顔のお見送り。 ありがとう。

飛び立った飛行機の中。 涙があふれた。

3回目で、はじめて友達ができた。
屋久島の神様、贈り物をありがとう。

そして最後に。
現場でいろいろ助けてくれた
編集者の竹森くんに。
今回の仕事をくださった
デザイナーの阿部美樹子氏に。
この場を借りて、心より感謝の意を表します。
撮影してきた写真の数々は、
両氏の了解を得て
このサイトでも発表したいと思います。
読者の皆さん、お楽しみに。

(写真は、行きの飛行機の中から。
 綺麗だった富士山。
 鹿児島から船に乗る時見えた桜島。 それから、
 屋久島の天柱石。 山頂にそびえたつ巨石です)

夢からの伝言

 

時々出てくるあのひとに。 変化あり。

夢のなかで。

ワタシヲキライナノカナ
でも。

手をつないだあたりから。 変化あり。

そ。
よかったな。 あの、ひっぱってってくれる感じがネ。

ワタシヲコワガラナイデ

回路がつながった? また? これは信号でしょう? わかるよ。

だって、あのボタンを押したんだよ。
                     だから。

屋久島後遺症

 

入れすぎて…

     吐いた。

器ちーせーんだよ
            って、感じ。

不二子最新情報

 

いよいよ「花と蛇」全国ロードショー公開です。
明日、5/14、初日の舞台挨拶があります。

銀座シネパトス     10時30分より
新宿トーア       14時より
渋谷イメージフォーラム 15時30分より

出演者の予定は、杉本彩 宍戸錠
        不二子 荒井美恵子 石井隆監督

不二子、頑張ってます!
みんな見てね、映画。
女性の方も怖がらずに。(笑)

それから5/28~渋谷のユーロスペースにて。
不二子初主演映画「肌の隙間」がレイトショーで
公開になります。
やはり、初日舞台挨拶ありますので、みなさん来てね。
明日も28日も、私はカメラマンとして不二子に同行します。

今月下旬発売のキネマ旬報にも、不二子初登場です。
撮影は私が担当してるので、書店でチェックお願いします。

Push The Limits

 

限界を超えよ

が、ここ最近の自分のなかでの合い言葉。
さて。 では、超えるとどうなるか。
ああ。
朝、鼻血。 しかも大量。
すごいあわてて、苺ママに電話。  でない。
妹に電話。  でない。
えー。 救急車に電話しようかー と思ったけど(笑)
その前にアクセントに電話…
と思ったところで、ハッと冷静になる。
「鼻血出てます」って電話もらっても(笑)すごい困るだろう。
おまえウェブ会社に鼻血で電話すんじゃねーよ
と自分で自分に突っ込み入れて、また少し横になる。
明け方まで徹夜で暗室やって、屋久島の写真納品したら
ホッとして疲れがたくさん出たのかなあ。
屋久島から帰ってからも、いくつかの撮影と打ち合わせをこなす日々。

ふとアタマをよぎる。

コウシテダメニナッテイクンダナ

タレントでもなんでも、名前が出始めたころ、
限界にぶち当たり、押し潰されてダメになっていく人、たくさん見て来た。
外から見ていて不思議だったけど。
なんで一番ノッテきたところでダメになるのかな?って。

でも、ちょっとわかった。   ココだな。  この場所だ。  注意しよう。

忙しさに負われて、人間らしさを失うのはイヤだ。
風を感じて、光りを感じて、美味しいもの食べて、好きな人に会いたい。

忙しさのなかだけにしか自分の頑張りを感じられないような生き方はするまい。

祈りの仕方を変えよう。 今夜から。

それにしても。
やっぱり屋久島のワークはもう私にとってはいっぱいいっぱいだったと思う。
こわいよ、増水は。(笑)
自分の細胞が悲鳴をあげてる。 極度の緊張状態だったんだろう。

次の月がやってくるまでは、少しゆっくりしたい。
そして、また。  限界を超えよ。

入れすぎた、のか 出しすぎた、のか。 もうどっちだかわからない。
ぐったりな自分がいます。
そんな私を見て「おい、はなじぶー」と呼ぶ師匠は、
ホントに素敵すぎて心からムカつきます。(笑)  うるさいんだよ。

スーパーエキセントリックシアター最新情報

 

実は、SETの宮内くん。
初プロデュ-ス公演がありました。
『ザ・マッドドッグ・レジェンド』
私は舞台初日までをしっかりルポするつもりでいたのに
ぜーんぜん予定が合わず、知らぬ間に初日。 …わあ。
あわてて観に行ってきました。
客席に小倉さんもいらしてましたー。
三宅さんも観たんだろうか…
宮内くん! vol.1が終わってホッとしないで!
まだまだ走ってちょ!(笑)

そーして!
タイツマンズ公演! またまたありますよー。
今回もチラシの写真を担当しました。
なんと!新国立劇場での公演です。
アトリエ公演から、銀座博品館、そして新国立…と
次回はぜひ、ニューヨークのオフブロードウェイを!!!
ついてくついてくーついてきまーす!

スーパーエキセントリックシアター
タイツマンズ 『タイツ博』公演
2005 9/3 9/4
チケット一般発売は6/25~
前売4200円 当日4500円
お問い合わせ SETインフォメーション03-3420-2897

腹よじれます。 死ぬほど笑えます。 いやでも元気でます。
みなさん! 一緒に観ましょう。

磁場

 

日本橋に引っ越して来てから
運気がぐぐぐっと上がった気がする。
その土地の磁場はかなり運気を左右すると思う。
自分がどこに住むかは、実はとても重要。
ここは江戸時代から栄えた場所で、
今も栄え続けてる。
ということは、なぜか今も昔も
多くの人々が集まって来てしまう場所ということで
ここの磁場は相当強い。
強い分、住むとなると
合う人と合わない人の差は出てくるだろう。
私はちょうどいい。  心地よく住める。

週末にお祭りがあった。
約200年ぶりに復活したお祭り。
大きなナマズ(車一台分くらい)の上に
これまた大きな石をのせて神田日本橋あたりを
神輿と共に練り歩く…という。
地震を鎮めるための祈願祭だそうだ。
町のあちこちに大小様々な神輿も出ていた。
実に賑やか。
ここはいい。
江戸の神様が今も息づく。 守られてる土地。
年に何度かいろんな祭り行事があるけど、
祭りのたびにここら一帯が浄化されるような感じ。
人形町も近いけれど、これからの季節は特にいい。
夕暮れ時からふらりと散歩に出て、はしご酒…
なぁんて! たまんないっスなあ♪

映画 『肌の隙間』

優先順位をつけなければいけないことがあって
ものすごく丁寧に真剣に時間をかけて悩んだ結果
1位がどうしてもみっつある場合…
どーしたらいーですか…………………..(泣)
ああ。 これ以上…。

もうわからない。
私は今何をやったらいいのか。

なので、ちょっと1回ぜんぶやめちゃって
料理をすることにしました。(笑)
こんな時、自分の身体は自分で作る。

たいしたものはできないけど、心を込めて料理。

おいしかった。

そう。せめて自分に優しくしよう。
キーっとなっても仕方ない。
夏野苺のクローンでも欲しいところだが。
なんつって。

次から次から次から入ってくる予定がたくさん。
仕事に打ち合わせに。
そんななか。
渋谷のユーロスペースで
写真を展示させていただくことが決定しました。
『肌の隙間』公開期間中に
ロビースペースで行います。
この映画のスチールを担当し、ポスターやチラシも
すべて私の写真で構成してるので、その関係で
やらせてもらうことになったわけです。
しかし今から
いったいどんなことをどれだけできるのか?
うーむ。
これは、またまた
たくさんの方のチカラを借りなければならない。

………。

あたしって。 ここまで、なんだろうか?
こんなところでいっぱいいっぱいになって…
ここまでの人間…

         はっ!  い、いけない。

すぐ弱気になるこのクセ。
進歩してないなあ… と…あー。
今、思っちゃうところだったけど、
いーやっ!ちがう!
気づくだけマシになった。(笑)

三歩進んでニ歩さがる。
つまりこれって、
一歩づつは進んでるってことじゃーん!(笑)
ぶははははー。
ま。 じゃ、いーんだ。 これで。

写真展示までに、もう10日ほどしかありません。
その間に撮影や暗室や新しい仕事の打ち合わせも
こなしていかなければなりません。
でも落ち着いて、できることをやっていきます。
どんなものを展示するのかはこれから考えますが
できるだけ多くの方に
劇場にお越しいただけたら幸いです。
初日の舞台挨拶の日は私も会場にいますので、
みなさん、ぜひいらしてください。
なお、遠くにお住まいの方のために、
展示する作品の一部を、このサイトの
コレクションコーナーでも
アップする予定ですので、お楽しみに!

『肌の隙間』 初日舞台挨拶
5/28(土) 21:00~
渋谷ユーロスペース

瀬々監督、主演の不二子と小谷くん他、
時間ある出演者、みんな呼んじまおう 
って感じらしい。(笑)
お祭りです☆
できたら会場ではオリジナルプリントの販売なども
予定したいところですが….なにせこの激流のなか。
こんなちーっぽけな私に何がどこまでできるやら。

ま。
        流れ、で。

そーだ。 これが一番。(笑)
さあさ。 来れる人!  5/28の夜は、
みんな渋谷に流れちゃってくださいよー。

(注:ただしこの映画、R-18指定です)

ニューヨークより

 

国際メールあり。
来週、ニックが東京に。
奥さんの播磨みどりが個展をこちらで開くため。
さてさて。
ニューヨークへ拠点を移したふたりと
どんな話ができるだろう。  楽しみ。
できれば、またニューヨークへ行きたいと思っていたところ。
ニューヨーク
   ニューヨーク
      ニューヨーク…

私にとって、特別な、    あの感じ。

あそこで活動、してみたい。

        ……。

                  しよう。

三歩進んでニ歩さがる

….と書きたかったんですよ。

間違えました。
この少し前のエッセイ。
「一歩進んで二歩さがる」
に、なってます…。 うう。

今日の打ち合わせの席で、
不二子にクスクス笑いながら指摘された。
「いちごちゃん、あれじゃさがってさがって、
ずーっとさがりっぱなしで
後退してるんじゃ… 笑」

うう…。
バックナンバーに転載する時なおしちゃうけど、
あんまりまぬけで面白いので今はまだそのまま。

うう。(泣)

と、これを書いてる途中に事件発生。
たいへん。 燃えてる… ぼぉーぼぉーと。
キッチンから黒い煙り。
温めていたワッフルが….. 燃えてる。

これって、    かじ?

   こわーい(愕)

火事って、
こうやってこうやってなるんだよーきっと。
最初はきっとこんなふうに。
足が震えた。  すごいびっくりしたなーもう。

今、いろんなこといっぺんに同時にやろうと
いろいろ無理しがち。
だけど「ながら」はよくない。
優先順位をしっかりつけて。
ひとつひとつ落ち着いてやっていこう。

       ん?

しかし、やっぱり撮ってる自分。(笑)
へんなやつだ。
消せよ、さっさと。 ですよねー。
あぶないじゃん。

このあとすぐに水をぶっかけました。

じゅ~~っとなって煙りさらにもくもくぅ~~

芸術作品 ワッフル黒こげちゃん誕生。

拝啓 ヴェロニカ様

よーくよーくよくよく考えてみたら。
この忙しい状況は、自分の願いの結果だった。
どう考えてもクリスタルのチカラが作用してるとしか思えない。
…..。
なのに、それでへこむ自分    って、変じゃないか?

そう。

私は、今までがすごい暇人だったのです。
このエッセイの一番最初の頃を読むと、すごーい暇。
だから、忙しい状況を願って、仕事もたくさんしたいと言って、
…そして、念願叶ってこの状況なわけだ。

よかったじゃないか、自分。

まだ慣れてないんだ、こんなふうになることに。
意識が追い付いていかない。
だって、思えば私は人生ずっと暇だった。
OLの頃も。 暇だった。
会社は忙しいみたいだったけど、私は仕事しないので。
毎日デスクに向かってぼーっとしたり落書き描いたり。
どっか勝手に買い物出ちゃったり。
それでお給料もらってた。 毎月、ちゃんと。 ボーナスも。

私の意識は、いつも暇だった。

写真を撮るようになって、カメラマンになって。
「働く」ということの意味を知り、人生に目標を持つようになって。
私は変わった。

今、忙しい。  暇じゃない。  私の意識は暇じゃない。

が、それもまた幻。 自分が作り出した幻影だということに気づいた。
こんなの、まだまだ、ぜんぜん忙しくない。
今までと比べるから、忙しいなんて言いたくなるんだ。

こんなの、ふつう。

意識なんて。  変わる。  ほんの一瞬で。

たった今この状況は、普通になりました。 自分の感覚として。

忙しい、忙しい、という時。 感謝の心を忘れてる。
自分の時間がない、と思う。
それ、ぜんぜん違う。
ぜんぶ自分の時間だ。 自分の人生。 だ。
好きなことを四六時中してられる幸せ。
忙しければ忙しいほど、たくさんシャッターをきってられる幸せ。
忘れるなよ、ばかいちご。(笑)

写真の神様、ごめんなさい。
私にまだまだ、たくさんのチャンスを!  どうか!
楽しみながらがんばります。

甘い自分

小栗旬くんの撮影。
毎度お馴染み、キネマ旬報の
男優倶楽部の連載のため。
もうすぐ2年になる。
スタッフのファミリー度ますます増すなか。
本日の旬王子のひとこと。

「オレなんかよー、
 来月、ドラマと映画の撮影7本だぜ~」

……………………………………………。 7本……….。

ひと月に、7…。  すごい。

一気に新しいスイッチ入る自分。
よし。
まだまだイケルぞ、あたし。
こんなんで「忙しい」なんてネをあげちゃいかん。
あまい、あまい。

自分よりレベル上の人見て刺激受けるのは大切だ。
意識が拡大する。

だる~んとソファになだれ込んで、笑顔で
「いそがしーぜ」と言ってるその余裕が素敵だー。

(写真はインタビュアーのよしひろさんと旬くん。
 旬くんの事務所にて)

すべり込みセーフのゴッホ展 と 映画

 

なんじゃこりゃー。
ディズニーランドじゃねーんだよ。
っつーくらい激混雑のなか、なんとか観た。
しかし「どうしても観たい」
と思っていた絵画数点の前では、
奇跡のように、自然と最前列に。

ぐー    っと。  集中して観た。

行ってよかった。
22日までだし、もう行けないかも、
と諦めかけてたんだけど。
今、また観れてよかった。 うれしい。

ゴッホは、オランダのゴッホ美術館で、と
ニューヨークメトロポリタン美術館で、と。
そして今回。

やっぱり すき。

さて、それから映画。 観ました。
「世にも不幸せな物語」
こちらは、がら~んと激空き。(笑)
私は前に予告見て、どうしても観たかったので
行ってきました。
いろいろ勉強になりました。
ビデオもいいけど、映画は映画館で観なくては。
と思います。
(ロビーの壁にスチールが貼ってあって、
 ああ、自分もこういう仕事したんだよなー
 今度ユーロで展示もするんだなー
 と、ぼんやり思う)

まあ、いろいろこんなこともしてるので
さらにスケジュールはタイトになっていきます。
が、何が今一番したいか、好きか、必要か、は
絶対見失わないように進んでいきたいと思います。

特に私は睡眠時間をけずることはできない。
最低でも一日6時間は眠ります。
それ以下では…      死にます、確実に。
起きてようと思っても
自動スイッチが勝手に切れるので結局無理です。
師匠はそれを見てしょっちゅう驚いてます。
絶対やらなければならないことの前でも
平気で寝てしまう私を見て「え゛~~~っ?」
ぶははは。
暗室で徹夜したあともしっかり眠ります。
少しの間でもみつけて、時間を盗むように
眠るのも天才的にウマイです。(笑)
移動中のロケバスのなか、とか。
昨日なんか、PCの前でマウス持ったまま
30分も寝てしまいましたー。(笑)
私は、瞬間的にでも深く熟睡できるタイプです。

睡眠も、展覧会も、映画も、読書も、瞑想も、
好きな人に会っておいしいものを食べることも、
月を見て、星を見て、音楽を聴いて、
陽の光りをあびてぼぅっとすることも、
すべて「夏野苺」を構成する大切な要素なのです。
どれひとつ欠けてもダメです。
どんなに忙しくとも、
これらのことをプログラミングできないような
日常を送ってはならないと思う。

ゆずることのできない一点です。 人生において。

休む ということ

 

汚れ。 いつまでもほっとくと
掃除たいへんになっちゃいますよね?
それと同じだよなあ と実感。
疲れ。 溜め込んじゃうと
ちょっとやそっとでは回復しないねー。

だから、この時期を
健康に乗り切るために最近毎晩実行してる
たのし~ことを、今日は書きます。

今、
マッサージなどに行く時間もとれない。
そこで思い出した。
以前、苺ママにプレゼントしてもらった
足マッサージ器。
わーい。 自宅でエステ。しかも無料!
夜眠る前に、まず
1 お気に入りのCDをセット。
2 バスタブにアロマオイルか死海の塩。
3 ローソクを灯しながらゆっくり入浴。
4 で、足マッサージ。

私が住む部屋は、南西側が全面ガラス張り。
壁がないのです。
ちょうど満月の通り道で、
今、太りつつある月が毎晩きれいに見える。
それを眺めながらの、この極楽癒しセット。

またまたぐんぐん頑張れちゃう
というものです。

邪気を振り払う ということ

 

疲れ回復セットと同時に
邪気撃退セットも実行!
いやな疲れや心は邪気が運んでくる。
そんなの勢いよく跳ね返すにかぎる。

毎晩、ある魔法の粉を部屋中の床に捲きます。
玄関もトイレもキッチンもぜんぶ、ぜんぶに。
それを翌朝きれいに掃除します。
一週間通してやれば丈夫でぴかぴかな部屋に
      へんし~ん
ですよ。
この部屋にも、ここの住人にも
悪いことなど近寄れないのです。
(このホウキはたいへん大切にしているので
 いつかこれで空を飛べたらいいなと思います)

それと。 なんといってもクリスタル。
いやー。 すごいですよー。 水晶のチカラ。

さらに
ルーシートゥコレクションのアクセサリーを
お守りとして身につけていれば
もうたいていはするすると流れていくのでは
ないでしょーかねー?

今私の人生にもっとも潤いを与えてくれてるのは
たくさんのイマジネーションとファンタジーです。
すべての活力の源です。

なんてきれいな…

 

集中してPC作業。
ふと顔をあげるとこの部屋が
黄金色に。
わあ っとびっくり。

なんてきれい。

宇宙の色は、なんて、まあ、美しい。

うっとりみとれていたら
みるみるまに変化。

今度はあたり一面、茜色。

すべては変化。 良き事も悪しき事も皆すべて。
刻々と移り変わる情景の…

かみさま。  あの、こころは?

     もうそろそろ、変わるころ ?

 嫉妬心

非常に強力で意地悪な心の波動をキャッチした。
その心は、ある対象に向かって妬みの渦がぐるぐるしてる。
「自慢」されて怒ってるらしい。

ばっかみたい。

「自慢」は、する方は気持ちいいものだと思う。
誰かが気持ちいいのなら、自分も一緒に気持ちよくなればいい。
笑って、「すげー」とか、盛り上げて楽しくやればいーのにな。
と、思う。

なれないなら。 それは自分に原因がある。
自慢してる相手の問題じゃない。

なぜ?と、自分の一番奥深くを探究してみるチャンスだ。
なぜうらやましいのだろう?

ま。 答えは簡単。 実は自分もそれが欲しいんだろう。

ならば、それを手に入れるべく、即刻行動するべきだ。

嫉妬する心は、とても必要であり、重要だと思います。
それがあるから成長できる。
私の場合、人や何かの状況を羨ましく感じたら、
瞬時に「強い憧れ」に変換します。 そして、
憧れた「それ」に、自分がなるよう努力します。
なので、嫉妬心を抱くことは、最終的にはいつも
良い結果しか招きません。
しかしこの方法は、
開いていれば誰にでもできることだと思いますが、
閉じてるとできないかもしれません。
キーは「素直さ」と「正直さ」ですね。
いつでも100%自分でいることが大切です。
自分の中心を誤魔化したりしていると、私が目撃した人のようになって
自分も他人も苦しめることになってしまいます。

嬉しそうに自慢してる人の、心の可愛さを見ようとせず、
腹をたて、指をさし、「自慢はよくない」とか言ってるような人。

おまえふざけんな   と、思います。(笑)

満月のころ

 

  明日の満月は雨かしら

   今頃 屋久島は?
 ウミガメの産卵が始まるころ?

宇宙のリズム 身体のリズム 心のリズム

    あなたのリズム

    わたしのリズム

みっつのペンダント

 

やはり雨でした。

今宵満月、私のもとにやってきた
みっつのペンダント。

ターコイズには
「危険が迫ってきたら私に知らせ
 この身を守るように」
コヨーテが満月に向かって吠える
ホピ族のシルバージュエリーには
「すべてのペテンを知らせよ
 物事の表層ではなく中心を見抜くチカラを
 この身に与えよ」
と、願いをかけた。

紫のお風呂に入り、ロウソクを灯し、
セージの葉で浄めながら。
あのCDを聴いて。

深く 祈った。

最後に魔法の杖で くるくる、と。

ニック登場!

 

にーーーーーーーっく!  が
ニューヨークから今朝東京入りしました。
この近くで奥さんの播磨みどりが個展をやるため。
朝電話がきた。
あーん、 なつかしー声。
そのあと打ち合わせのため出かけた私は
会えなかったけど、うちに来たらしい。みどりと。
帰宅したらモロゾフのプリンが置いてあった。
おみやげ。 うれしい。

しばらく日本に滞在するらしいから
ゆっくり会う時間をつくろうと思う。
新しい扉。あたらしいとびら。アタラシイトビラ。
が、開くよー。 どきどきするー。
もちろん個展行くよ。 あさってから。

播磨みどり  『縫合』
2005 5/27(金)~ 6/26(日)
11:00~19:00 月火休廊(日曜オープン)

Gallery Jin
東京都中央区新川1-3-23 八重洲優和ビル2F
03-3297-5166
日比谷線 茅場町駅 1番出口 徒歩2分

ドイツからお帰りなさい

 

師匠がずっと仕事でドイツに行ってたんですが
昨日朝、帰国しました。
BD-1という自転車の取材で、
世界大会や現地の工場や、
その他たくさんの関係者等、
3000カット以上!も撮ってきたそう!
たぶん彼のサイトでもアップするだろうから
ファンの方はお楽しみに!

自分も一緒に自転車をこいでの撮影が
ほとんどだったらしい。
重いカメラ機材を背負ってキツかったと思いますが
鋼鉄のような男なのでさらりとこなしてきた様子。
しかし、全デジカメ撮影。
帰国後の時差ボケと戦いながら、PCの前で
苦しそうに格闘している姿が痛々しいです。(笑)
3000カット…….。  おお。  …..。
今日中に納品しなければならないらしい。
おお。(怖)

写真は、ドイツの新聞。
なーーーーんと!?
日本から取材陣が来ていると、
師匠と同行したライターの山本修二が
取材されたらしい。(笑) すげー。
師匠、ドイツの新聞にのってるよ。(笑)
それと
カタログにのっていたBD-1の社長。
….なんだよー、これ(笑)
めちゃくちゃたのしそーだなー。
自転車が大好きだから
自転車つくってんだな、この人。
シンプルだなあ。
いやー、ホント人生こーでなくちゃねー。
噴水の中はチャリンコこぐとこじゃねーんだよ。
しかし社長、そんなとこにはいません。(笑)
    すばらしー!

ふたたび トークショー

 

お知らせです。

映画『肌の隙間』があさって28日から
渋谷ユーロスペースで公開になります。
初日は出演者の舞台挨拶があり、私も参加します。
21時スタートです。
ロビーでは、映画のスチール写真を展示します。

今のところ、映画公開予定は3週間ですが、
6/8に、不二子とトークショーを行う予定です。
場所は、同じくユーロスペースにて。
時間等、詳細はまた近付いてきたらこのエッセイでも
お知らせしますが、28日に来れない方、
6/8のトークショーには、ぜひいらしてください。

去年の、神戸の映画祭の時もそうでしたが、
なんで自分がトークショー?
と思うけど、私みたいな職業の人が
普段、人前で話すこともないのにこんな流れになる…
ということは、
なんかそれなりの役割があるんだろう(笑)と。
みんなで楽しくなれるんならなんでもいーや
という心境です。

雨の季節

雨は、どんなにきれいに風景を滲ませても
「天気が悪い」と言われてしまう。

悪い天気って   なんだ?(笑)

陽の光りだけでは育たない。
水の恵みあってこその成長。

人も、始まりは、水のなか。
羊水のなかで10ヶ月も過ごすのだ。

雨降る島、神が宿る島、屋久島が教えてくれたこと。

水のチカラ。 風(空気)のチカラ。 大地のチカラ。
火(太陽)のチカラ。 そしてすべてのものに宿る精霊たちのチカラ。

自然とつながろう。
感じよう。

そこへ出かける時間がなくとも。
感じることが大切だ。

忙しい都会のなかでも、毎朝、毎晩、感謝の祈りとともに。
感じよう。

宇宙の鼓動。 私の鼓動。 あなたの鼓動。 すべてのリズム。

どんな場所にいようとも、慌てなくていいんだよ。
イマジネーションの世界は幸せを連れてくるから。

アロマの香りは、植物のチカラ。
目を閉じて。 咲いていた頃の姿が見えるでしょう?

     それでいいんです。

                 だいじょうぶ。

世界には、ただ目を見開いているだけでは見えないものが、あります。

播磨みどり

 

見た瞬間。 久しぶりの強いショック。

最近は、誰の何を見ても
心の奥がぐらぐらすることはなかった。

昨日は完全に射抜かれた。 ばーん、と。
音がした。

膝ががくがくするのがわかって、
くやしくて、その才能に嫉妬した。

いいなあ。 あんなチカラ。

あたしはこんなところでいつまでも。
いったいなにをやっているんだろう。

クルシイ。

播磨みどり。 今、ニューヨークでの
スタートラインに立った人。

こんな乱れた心で今夜、舞台挨拶の席にいて
だいじょうぶだろうか、じぶん。
ちゃんとでかけられるかな?

もうこれは、瀕死の重症だ。
ふらふらする。 しょんぼりだ。
このまま寝込みたい。

つぎへ

 

人からの言葉、影響、
環境、あらゆる事象。

ここから少し先のあの場所までは、
ただ受け取る、ということのみ、
その一点だけに集中して進もう。

判断や感想など、なにも持たずに。
良いことも悪いことも。
ただ受け取る。
無になって。

また静かな季節がやってきた。
沈黙は金なり。

慎重さと、注意深さと、よく観察することが
新しい扉を開くだろう。

肌の隙間  初日おめでとう

 

はい。
公開になりました。
舞台挨拶、たくさんの方に来ていただきました。
ふーちゃん、よかったねー。
ファンの方もたくさん来てくれてたみたいだね。

『肌の隙間』のパンフレット。
素晴らしくてびっくり。
デザイナーのチカラが大きいなあ。
私の写真が、どれも良いカタチで使われてた。
普通、私は、自分の撮影したものを
断わりもなく勝手にトリミングされたりすると
発狂するほど怒るけど、今回は…
うまくいえないけど
とにかくいい感じだった。

みんなでつくった映画だった。

瀬々組に参加できてよかった。

パンフレットは、¥800です。
私も言葉を寄せて参加してるので
ぜひみなさん、買ってね。
まるで一冊の本みたいな、素敵なパンフレットよ。

アクセントの阿久津ちゃんや恩田ちゃん、
AKKONと、ひっさしぶりー!のあっつーも。
超多忙ななか、キネマ旬報の滝澤ちゃんも!!
かけつけてくれて、ホントありがとう。
師匠と不二子を交えてみんなで記念撮影。

……..仲間はいいなあ。

ゆうべはみんなの笑顔が特にシミました…。
私は今…というか、これから先、当分の間、
心の真ん中がしょんぼりしていると思うので。

監督はじめ、
出演者全員参加の、豪華な舞台挨拶も無事終わり、
ロービースペースに、写真も無事展示されました。
無事に、無事に、いろんなことが進んでいきます。
無事に、無事に…  そして。

また、つぎの、あたらしい世界へ。

こころの場所

 

なんだってこんな深いところまで

たったひとりで来ちゃったんだろう

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