さらにお菓子な日々

今少しずつ森村桂の古本を集めているところ。
お菓子作り、
やればやるほど熱中していく。
一個の人間をこんなふうにさせてしまう森村桂は偉大だ。
この私がお菓子を焼くなんて！
夢にも思わなかった。
（そういえばカメラマンになるのだって夢にも思わなかった。
　魔女にだって…..　あたしっていつもこんな？笑）
どんな本見たって何したって、お菓子だけは作れない、絶対無理、
そう思ってた。
桂さんを知って、
「アリスの丘」を知って、
ナオちゃんのケーキを何度も食べることができて、
本当によかった。
私は森村桂のスピリットを受け継ぎたい。
そういう意味で、ナオちゃんやロロおじさんを助けたい。
桂式ケーキのコンセプトは「Myケーキ」を作ること。
何をさして「My…」と言っているのか、理解したい。
私は彼女のレシピ本をみて、そっくりそのまま、寸分違わず作ってみたい。
材料など（たとえば粉とか）全く同じものが手に入らなくても、
そんなことは関係ない。
だからといって諦める理由はどこにもない。
お菓子作りを通して私は彼女から生きる姿勢を学んでいる。
世界の見方を学んでいる。
ここはちょっと真剣に挑みたいところなんだ。
逆説的になるけれど、
たとえどんなに真似してみたところで
出来上がりは同じにはならないだろう。
だからこそ桂式の作り方は「Myケーキ」なのだ。
自然に「私のお菓子」が出来上がっちゃう仕組みなんだよー。
そして彼女は、なんてったって仕上げに「魔法」を使うからね。
私は森村桂についてゆくことに決めたのです…..
桂さん亡き後も「アリスの丘」を残してくれている、
ナオちゃんとロロおじさんに深く深く、感謝します。
さて、
ここ数日、妹の家へ泊まりに行っていました。
そうだ、ここにいいモニターがいるじゃないか、と
私はお菓子を焼いて、
甥っ子のりっくんとれったんに食べさせてみることに。
実は、私のお菓子は、
師匠とおのせちゃん以外には食べさせたことがなかったので。
たいへん恐ろしいが、ちょっとずつ試食の輪を広げていこう。
で、まずは身内から。
しかも子供。
子供は正直だから。
どきどきするけど、作ってみたわけです。
初めに作ったものは、蒸しパンでした。
カヴンのメンバーの中に天才的に美味しい蒸しパンを作る人がいます。
食べると身体の調子も良くなるし、
あれはいったいどこでどうなってるんだろう？と思わせる、
不思議な蒸しパンを。
お菓子を自分で作りたいと思わせる人が桂さんだとしたら、
この人は、私に蒸しパン作りをしたいと思わせた人です。
先日、桂式蒸しパンヴァージョンというような本をみつけたので、
買いました。ちょーかんたんレシピ。心意気一発で作れそうな。
で、
その本のレシピ通り、初めて蒸しパンを作ってみたわけです。
なんとぉーーーーーーーーーーーーっ！？
一発で大成功です！
作ったのは、ウィンナー蒸しパン。
あっという間に子供たちは、ぱくぱくぱくっ！

次に作ったのは、チョコバナナ蒸しパン。
これもまたまた大成功！
ぱくぱくぱくーっ
「いちごちゃんーおいしいよぉ～」とぺろり。

うひょひょひょ～（喜）とすっかり気を良くした私は、
いざ、桂式Myケーキを作ることに！
もちろん「忘れんぼのバナナケーキ」。
妹の家には天火がないので、電子レンジオーブンで挑戦です。
….なんとか上手に焼けました～

バナナではなく、パイナップルを使ったものも焼きました。
（たしか桂さんはこのレシピに「出発（たびだち）のケーキ」と名付けていた）
みんなは、こちらの方が好きと言っていました。

自分でも両方食べ比べてみたけれど、
私はやっぱりバナナケーキの方が好きです！
三日目には、
三時のおやつ用に、山盛り作って、
手紙と一緒にテーブルの上に置いておいたら、
夕食前にほとんど無くなっていました。

あああ～たのしかったー　ずーっとお菓子焼いちゃったよ。
自分は絶対できない、ダメだと思っていたことが、
こんなふうにある日突然くるっとひっくり返っちゃうことって、
……あるんだなあ。（しみじみ）
人生は面白いなあ。
☆おまけの話☆
死ぬほどウケたこと。りっくんのことで。
りっくんはこの春、中学生になりました。
小学校の卒業文集を見せてもらったら、そこに
「将来なりたい職業」と「好きな言葉」を書く欄があって、
彼は「日本の政治」「お金もうけ」と書いていた。
ぶははははは（爆）
えらいっ！（笑）
いや～　おみごと！あざやかだね～
りっくんは、スピリチュアリティ高い子だけど、もし、
「ヒーラー」「愛」「正義」
なんつって書いてあったらどうしようと思うけど、
さすがだね～
好きな言葉が金儲けとはっ！（笑）
そうそう。それでいい。そのまままっすぐゆけー！
自分はただの人間なんだということを決して忘れずに。
地に足を付け、
しっかりこの世を歩いてゆけ！煩悩のままにゆけー！