人形達の声
楽しかった、人形展。
私は、人形制作に関してはド素人なのに、
発表するよ、とお知らせしたら
沢山の人が観に来てくださって、
嬉しかった。
まだ創り始めて一年。
これからが楽しみ。
やりたいことが、あるのだ。
とにかくいっぱい創りたい。
創って創って。
撮る。
世界を、つくろう。
今回、壁がない場所が私に割り当てられた。
「それならこうしよう」と。一瞬で浮かんだことがあって、
寸分狂わずそれを実現させることができてよかったと思う。
展示コンセプトは「まーぼー追悼」と決まっていたし、
ディスプレイのために考えた小物もあっという間に調達できて、
搬入時の作業は、たぶん一番早かったと思う。
途中、先生に「天使の向きを変えたら?」とアドバイスをいただいて
それもそうだなと思い、横向きにしてみた。
mixiでマイミクしている、さとさんから
蓮の花のモチーフのプレゼントをいただいていたので、それも飾った。
クリスタル細工とロウソク。
私は思う。
どうも、一番最初に創った天使の人形は、写真に写ると何か別の存在になる。
へんてこりんな顔なのに、
妙に好き。
それにしても「マチルダ」は、可愛いすぎ。
後ろから見ていると、
ちっさいのにずっと立ってるのがなんだか健気に見えて…
生きている小さな子供を見ている気分になった。
球体関節人形なのに、期間中、一度も倒れることなく立っていた。
私の人形はみんな立ちます。月の女神も。泣き顔ちゃんも。
でも「マチルダ」は、なんというか
あのちっささが、観ててきゅんとするのだ。
泣き顔の人形は、だんだん泣き顔じゃなくなってしまった。
創ってる時や、写真を最初に撮った時は
まだ私の心が悲しかったから、そう見えたのか?
今じゃあの世でまーぼーが笑ってばかりいるので、
もう人形も泣かなくなったのかも。
今回もたくさんのいちらーが来てくれました…
一番遠くからは… 札幌から。
兵庫や、愛知、大阪、京都、静岡からも… 皆さん、本当にありがとう。
一番驚いたのは、和歌山から…
その顔みた時は、びっくりした。
天使のダンス!
去年の青山での個展にいらしていただいた方とも
たくさん再会できた。
今回、初めてお会いする方も何人か。
ケロさん、
素敵な人でした。
可憐な花のような、可愛いお人形さんのような。
安藤先生の名刺をしまう時、さっと取り出した本… と思ったら
楽譜でした。
表紙に「Brahms」と書いてある。
それに名刺をはさむ仕草を見た時、この人をとても好きだと思い、数秒恋をした。
見たことのない美しい仕草だったので。
そのあと大切そうに小さな缶ボックスから取り出したアメジストを見せてくれた。
宝物、なんだろう。
持っている小さな手提げも可愛かった。 なにもかもが可愛かった。
心が、可愛い人なんだと思う。
そういえば、クレアさんの洋服も可愛かった。
この人は、
初めて和歌山での個展で会った時、タレントかと思うほど可愛いと思ったけれど、
それがまたまた可愛くなっていた…
いちらーは、可愛い。
ちぇっ、男だったらよかったのにな、あたし。
安藤早苗先生は、展示会じゅう、ずっと紫の着物を着てらした。
すごい素敵だった。
近くに良い手本となる女性がいることに、幸せに感じる。
私も着たいなあ、着物。
この人生でほんの数回しか着たことがない着物。
リハの合間をぬって、忙しいなか、組長も駆けつけてくれた。
アトリエの生徒さんの中にひとり宝塚ファンがいて、
公演のパンフレットを持参して組長にサインをもらっていた。
おお!ファンの鏡!
他のみんなもひとりずつ、組長と一緒に写真を撮ってあげた。
組長、先生の人形とツーショット。
先生も嬉しそう。
会場が、
全員が恋をしているみたいな華やかな雰囲気になった。
スターって、すごいなあ…
過ぎてしまえばあっという間の6日間。
もう明日でおしまいかあ、と見上げた空に、月。
今夜は満月だ、と思い出す。
最終日、ずっと会ってなくて、
でも大切だと感じる人が来てくれて、とてもとても嬉しかった。
やっぱり、来てもらうって、嬉しいな。
ホント、嬉しいよ。会えるって。
だからこれ読んで「よし今度はぜひ会いにいこう」と思ってくれる人が
ひとりでも増えたら幸せだよ。
それとはまた逆の出来事。
ある理由があって、
今回の展示をどうしても観てもらいたいと思う人が、ひとりいて。
花びらをちぎって占う恋占いのように、毎日「くる、こない、くる、こない…」
と繰り返していたら、「いくよ」とメールがあって、
わーいと喜んだ。
けど、
数日過ぎてから「やっぱり行けない」というようなメールがきて。
それでも私は待った。
なんとなく、
時間つくってくれるんじゃないかと信じて。
でも、とうとう来なかった。
そこで、
スッと、道が分かれてしまったのを感じた。
あの人、ほんとうはそっちじゃないのにな。
撤収の時。
えいっと気合いを入れてサヨナラの決意を。
ディスプレイ台に向かって頭を下げて。
人形達に「ありがとう。お疲れさま」と告げて。
一気に壊した。
帰りのタクシーのなかで、
ああ、今日はまーぼーの月命日だったか、と思う。
早いな。あれから、ひと月。
時間はどんどん過ぎてゆく。
ぜーんぶ終わって、
翌朝起きて、いちらーたちからの贈り物を眺めた。
ひとつの活動が終わって一番幸せを感じるひと時。
蓮シリーズは嬉しかった!
ロータスのDVDを貸してくださった風瀬さん、
睡蓮のポプリをくださったクレアさん、
蓮のキャンドルホルダーをくださったちょんふぅさん。
ありがとう。
みんなからの手紙には
「いちごさん、いつもありがとう」と書いてある….
ふうむ……
プレゼントいただいて「ありがとう」を言うのは私の方なのにな、と
いつも首をかしげる。
でもそれは…
きっと、
何かが届いているから。こうして書いている間にも。
私からみんなへ。
大切な、なにか。
ありがとうがいったりきたり。
素敵な関係だと思う。
来年はもっともっとたくさんの活動をしていきたい。
みんなを喜ばせたい。
幸せに、したいよ。
そして自分も、
幸せになる。
食いしん坊の私のために、美味しい食べ物をくださった皆様も!
ありがとお!
今回驚いたのは、ぷちさんの人参ジャム。
別に手作りったって、そんなには驚かないけれど
「自分で畑で人参育てて、それでジャム作りました」っつーのはびっくり!
人参の種播くところからかよっ?
すごぉーい
かんどぉー
あなたには大賞を差し上げましょう!(笑)
violetちゃんの手作りケーキと一緒にいただいてみました….
んまぁーーーーーーーーーーーーいっ!(美味)
ありがとうございますありがとうございますありがとうございます!!!
私は私を頑張るっ
ますますパワーアップしてくる、いちらーの勢いに負けないようにっ
なんだか、
幸せな競争だな!
この場を借りて、
安藤早苗先生とアトリエの皆さんに感謝申し上げます。
いちらーにも幸せを、私にも幸せを、ありがとうございました!
人形制作、また地味な毎日に戻りますが、頑張ります。
それから人形達!どうもありがとう。君達が主役だったからね!
今回来れなかった皆さん、いつか私の人形達に会いに来てね
待ってるよ
会いに来てくれた皆さん、
ほんとうにありがとう
全員が、幸せの魔法にかかったと確信しています
きっとこれからハッピーな出来事がたくさん起こると思います
楽しく毎日を生きてください
それが私からの最大のプレゼントです
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