「西への旅からもらった贈り物」
明日また書くね、
と言いながら約一週間も経ってしまいました。
旅から帰ってからいろんなことがあって。
ちょっと今日は振り返る余裕があるので、
今から書きます。
福岡だけ、
神社をたくさん周ろうと思ってたんだけど(全部周れた!六社!)
なぜか大阪でも三社、和歌山でも一社、
ということはこの旅で十社も周ったことになりますね。
おおー。
今回の旅のテーマは、
「来年の節分までにライフステージを上げる」
という設定にして出かけたんですが、
そのうちのひとつ、大阪のホテルが素晴らしすぎました!
私は地方へ仕事も兼ねて出かける時、
今まではビジネスホテルばかり利用してました。
でも、この春の大阪個展の時に、
ちょっと間違ってネット予約してしまったホテルが、
高かったけど素晴らしかったので、
「高いのにはそれなりの理由がある」と知り、
今回は間違わずに(笑)狙って、いいホテルに一泊しようと決めました。
いろいろ迷ったけど、
私の場合は、単にラグジュアリーなシティホテルというのもピンとこないので、
「一流アーティストが手がけた作品にステイする」というコンセプトで、
ホテルを探しました。
その結果が、こちら。
先日アップしたエッセイにも書きましたけど。
建築家の安藤忠雄氏が設計したホテルです。
実際に宿泊してみた感想は、
「アート空間に身を委ねる」という時間を過ごすことができました。
これは、
「目には見えないもの」にお金を払うという行為だったと感じます。
もちろん、
お部屋の造りや設備、ホテルマンの接客、朝食のラインナップなど、
目に見えるものもすべて素晴らしく、
そこにお金を払う価値があると思うのですが、
それ以外に見えないものへ支払ったお金も多いような気がしました。
それは具体的にはどういうことかというと、例えば、
ホテル内で何かを見つけるたび、
何かを経験するたび、
私の心が「わあ、、、!」っと感動するんです。
このハートのバイブレーションを体感するために
お金を多く払ったと思うということです。
ハートが高い振動数で震えると気分がとても良くなります。
心がとても元気になるのです。
それは素晴らしい経験です。
写真をいくつかアップするので、
ご覧になりながら皆さんも「もし自分がここに宿泊したら?」
とイメージしてみてくださいね。
私が一番感動したのは、バスルーム!
天井からシャワーのように、
あるいは滝のように!お湯が降ってきたこと。
周りはガラス窓。
大阪の摩天楼を眺めながらのバスタイム。
もちろん、ブラインドを降ろすこともできるけど、
それって、もったいない。
なので、私は夜景を眺めながら、灯りを消して入りました。
翌朝も同じく。
でもね、すごいんです。
天井からのシャワーでお湯を溜めて、
ジャグジーのスイッチを入れると、
ほら、
ガラス窓が擦りガラスに変身!
丸見え状態ではなくなります。
これって、そういう設計してるってことですよね。
私は大感動しました。
建築のことは何もわからないけど、
空間を設計したりアレンジしたりする世界も、
楽しいんだろうなあと思いました。
とてもいい経験できた☆
次に感動したのは、朝食!
野菜のフルコース。1時間ほどかけてゆっくりいただきます。
まずは、モーニングシャンパン。
朝からお酒?って驚くかもしれませんが、
よほどお酒に弱い人でない限り、
これ一杯飲んで酔ってしまうことにはなりません。
じゃあ、何のために飲むの?ってことですが。
「朝の優雅なひと時を楽しむため」のものだと思います。
出かけるギリギリに起きて、
慌てて支度して、、、、
という生活だと、なかなかこんなことできません。
毎朝、お酒まで飲まなくとも、
一日をスタートさせる自分だけの小さな儀式を行う余裕を持つことは、
とても重要なことだと私は考えます。
だから、
このホテルが打ち出すコンセプトに感動してしまいました。
朝からお酒が出るホテルには、初めて泊まったので。
野菜ジュース、フルーツグラノーラ、ヨーグルト、
はちみつ、メープルシロップ、自家製コンフィチュールなど。
私の好きなものだらけ☆
普段食べてるものとあまり変わらないけれど、
ホテルでいただくとまた違います。
お野菜はと果物はワゴンで運ばれてきて、
一人分ずつ目の前で切り分けてくれます。
すべて火を通さずにいただきます。
甘くて美味しかったです!!!!
ハムもワゴンで運ばれてきて、
一人分ずつ切り分けてくれます。
卵料理は、調理の仕方をリクエストして、
やはり一人分ずつその場で仕上げてくれます。
宿泊したお部屋のベッドはこんな感じ。
お姫様気分でぐっすり眠れました☆
ここはフロント。
ウエルカムドリンクをいただきながら、
ゆっくり座って、チェックイン、チェックアウトできます。
すっかり心が太りました!
そして私はこの幸せに満ちたパワーを、
大阪WSに集まってくれた皆さんにお渡しした、というわけです。
その前の福岡では、
出版ゼミ同期生のみねこさんと、お友達のようこさんに
いろいろご案内いただきました。
海辺の素敵なレストランや、
パリのデザイナーが設計したホテル!
きゃー。次回福岡へ行った時は絶対ここに泊まりたい!!!
このリムジンで最寄り駅まで迎えに来てくれるんだろうか!
(調べたら、一泊、大阪のホテルと同じくらいのお値段でした)
廊下はファンタジーの世界へ続くよう。
よく見ると、椅子の背もたれがすべてハート型!
きゅーん。可愛すぎ!
ティールームでオーダーしたパフェにもハート!
(ホワイトチョコでした)
宗像大社では、綿帽子姿の花嫁さんに遭遇。いいもの見たー☆
和歌山のホテルは、
窓の外に緑があって、森の中に泊まったみたいな感覚。
ちょうど台風が直撃したので、
この窓から嵐を眺めていました。
嵐といえば、イベントの夜は台風が来てましたが、
多くのお客様にお越しいただきました。
和歌山のみなさんは愛がある!と感激しました。
私は堀江菜穂子さんの詩集「いきていてこそ」と、
私の本「魔法使いの弟子」の中から幾つか朗読しましたが、
途中から、会場のあちこちですすり泣きが聞こえてきて、
本を読みながら私も胸がいっぱいになってしまいました。
菜穂子さんの言葉にはやっぱりチカラがあるんだなあと。。。
人の心を揺さぶるパワーがある。
菜穂子さんは、自分の声で読むことはできないけれど、
私が菜穂子さんの声になって、
これからも彼女のスピリットを表現していこうと心密かに決意しました。
イベント終了後に、
たくさんの皆さんから話しかけていただき、
とても嬉しかったです。 和歌山のみなさん、ありがとうございます。
なにもかもが素晴らしい旅でした。
みねこさん、ようこさん、
そして、
福岡三日目を案内してくれた、いちらーさん(ともりん!)、
和歌山で一緒だったいべちゃんとヨッシーさん。
みなさん、ありがとう。
私はたった一人で旅するのも好きだけど、
行きと帰りだけ一人で、
行く先々でこうして多くの人と交わる旅もいいものだなあと、
今回しみじみ思いました。
和歌山ではラーメンを二回食べました。
すっごく美味しかったです。
ホテルでの豪華な食事も、
優雅でお洒落なティータイムも素敵です。
でも、
ラーメンも素敵なのです。
私はどちらも楽しく経験しながら進んでいきたい。
どんなに素晴らしい世界でも、
いつしかそれが日常になってしまえば、
もっと、もっと、と、
さらに別の何かを求めるようになるでしょう。
それは全くキリのない世界。
わかっていてそうするならそれもまたよし。
でも私は、
贅沢な世界と庶民的な世界の間を、
行ったり来たりしながら、
どちらも飽きることなく楽しみながら生きていきたいのです。
どちらにも良さがあるから。
それを際立たせるのが、
相反するものだと知っているから。
キリのない望みを追いかけるのではなく、
自分が居る世界で、
あらゆるものを楽しみながら生きていこうと思います。
旅から戻ると、
「ああ、やっぱりここが一番」とホッとします。
自分の暮らしが一番好きです。
だからこそ、
旅に出るのが楽しいのです。
私にとって旅することは、
日常から逃避する為のことではなく、
むしろその逆。
日常の素晴らしさを再確認する為に必要なことなのです。
ありがとう。私の毎日。
私は自分の人生が好きです。
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