「心の角度 〜 暗い気持ちの活かし方」
気持ちが沈んだ時は、
心の底に落ちているものを拾いに行けるチャンスです。
不運があるから幸運がより輝きを増す、とも言えるし、
世界の裏側を見つめるのに良いタイミングでもあるはず。
でも、
明るい場所にいようと、暗い場所にいようと、
自分の本質がそれに左右されるわけではないのだから、
どんな光量の道でも落ち着いて歩いて行けるようになりたいです。
それには、
比較的気分の良い時に、十分な準備をしておくこと。
どこからでも一瞬で自分の真ん中に戻れる人は、
何があってもぶれない人です。
センタリング感覚を刻み込んでおけば、
心の中心から360度見渡すことで、
物事を多角的に捉えることができるようになります。
また、光と闇の関係を熟知しておくと、
心の問題にも役立つかもしれません。
光は闇に侵入することができるけれど、
闇は光の中へは入れないという性質を持っています。
それはたとえば、こういうことです。
ここにふたつの部屋があるとします。
一方の部屋は真っ暗闇です。
もう一方は眩い光でいっぱいの部屋です。
ふたつの部屋は一枚のドアで隔たれています。
ドアを開けるとどうなるでしょう?
暗い方の部屋の状況を想像してください。
光が入ってきて、
今まで見えなかったものが少し見えるようになっているはずです。
明るい方の部屋はどうでしょう?
ドアを開けたら少し暗くなった。。。なんてこと、ありますか?
ないですね? ドアを開けても部屋は明るいままです。
闇は、光の中へは入ってこれないのです。
暗い心がやってきたら、
そのまま明るい場所まで移動する。
(無理に気持ちだけ明るくしようとするのではなく、
暗い気持ちのままでいいから明るくなるような行動を起こす)
そうすれば、いつしか闇の正体は消えてゆきます。
暗闇に居座り、
じっと無理に見えないものを見ようとしても、
疲れてしまうだけです。
どうにも動く元気がないのなら、
ほんの些細なことでもかまいません。
少しでも気分が明るくなるようなものを、
自分の手元に置いてください。
小さな光でも闇の中ならよく見えますから、
暗くなったことで、自分の進むべき方向が、
よりはっきりすることはたくさんあります。
また、
後方から光が射している場合は、
自分のことを影として見ることになります。
人生の行く手に暗い部分が現れた時は、
怖がらずにその形を見つめてください。
それは「本当の自分」かもしれないから。
★わたし@宮古島
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