「心の角度 〜 暗い気持ちの活かし方」

2014-2023

気持ちが沈んだ時は、
心の底に落ちているものを拾いに行けるチャンスです。

不運があるから幸運がより輝きを増す、とも言えるし、
世界の裏側を見つめるのに良いタイミングでもあるはず。

でも、
明るい場所にいようと、暗い場所にいようと、
自分の本質がそれに左右されるわけではないのだから、
どんな光量の道でも落ち着いて歩いて行けるようになりたいです。

それには、
比較的気分の良い時に、十分な準備をしておくこと。
どこからでも一瞬で自分の真ん中に戻れる人は、
何があってもぶれない人です。
センタリング感覚を刻み込んでおけば、
心の中心から360度見渡すことで、
物事を多角的に捉えることができるようになります。

また、光と闇の関係を熟知しておくと、
心の問題にも役立つかもしれません。
光は闇に侵入することができるけれど、
闇は光の中へは入れないという性質を持っています。

それはたとえば、こういうことです。

ここにふたつの部屋があるとします。
一方の部屋は真っ暗闇です。
もう一方は眩い光でいっぱいの部屋です。
ふたつの部屋は一枚のドアで隔たれています。

ドアを開けるとどうなるでしょう?

暗い方の部屋の状況を想像してください。
光が入ってきて、
今まで見えなかったものが少し見えるようになっているはずです。

明るい方の部屋はどうでしょう?

ドアを開けたら少し暗くなった。。。なんてこと、ありますか?

ないですね? ドアを開けても部屋は明るいままです。

闇は、光の中へは入ってこれないのです。

暗い心がやってきたら、
そのまま明るい場所まで移動する。
(無理に気持ちだけ明るくしようとするのではなく、
 暗い気持ちのままでいいから明るくなるような行動を起こす)
そうすれば、いつしか闇の正体は消えてゆきます。

暗闇に居座り、
じっと無理に見えないものを見ようとしても、
疲れてしまうだけです。

どうにも動く元気がないのなら、
ほんの些細なことでもかまいません。
少しでも気分が明るくなるようなものを、
自分の手元に置いてください。

小さな光でも闇の中ならよく見えますから、
暗くなったことで、自分の進むべき方向が、
よりはっきりすることはたくさんあります。

また、
後方から光が射している場合は、
自分のことを影として見ることになります。

人生の行く手に暗い部分が現れた時は、
怖がらずにその形を見つめてください。

それは「本当の自分」かもしれないから。


★わたし@宮古島

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