「2015.8.30 満月 そこに向かうまでのこと」
この前の満月、みなさんいかがお過ごしでしたか?
私は、満月の二日前から名古屋へ行っていました。
どうしても行きたい夜祭りがあったのです。
年に一度だけご開帳するという、小さなお祭り。
たったそれだけのために、新幹線に乗って行きました。
名古屋は全く土地勘がないので、
よく、まほうshopに来てくれる
愛知県(豊橋)在住のいちらーさんにガイドをお願いしました。
名古屋に到着して、まずはランチ。
彼女のおすすめの櫃まぶしを食べたのですが、
これがびっくりするほどの美味しさで!!!
関東で食べる櫃まぶしとは全く違うのでした。
ゼミ仲間のじゅんちゃんも一緒に居たんだけど(彼女は名古屋在住)、
「たぶん、これは蒸してない。焼いただけ」と教えてくれて、
はー!そっかー!とびっくり納得な私。
水分も油分も飛んで、鰻がぱりっと美味しかったんだよね〜。
特に最後のお茶漬けが!
私の中では、名古屋で食べた櫃まぶしが、
鰻ナンバーワンになりました。
(ちなみに、この夏、六回目の鰻でした)
櫃まぶし堪能のあとは、電車で移動。
名古屋駅から20分くらい。
いちらーさんおすすめのカフェでまったりタイム。
大人女子三人でいろいろお喋りして楽しかったです。
あっというまにお祭り時間がやってきて。。。
歩いて向かった先は、ちーさなお寺。
町内会のおじいさんおばあさんや、家族連れしか来てないような。
そこへひょっこり明らかに場違いな私たち。
混ぜていただき感謝します。。。
静かに響く読経のなか、お参りさせてもらい、お札をいただきました。
厳かな気持ちになり、終わってからまた電車で名古屋駅まで戻り、
ふたりはそれぞれの家へ帰り、私はホテルへ。
翌日は、「魔女の秘密展」へ行きました。
小さな展覧会だったから、ぱらぱらっと簡単に観てまわれたけど、
その中でハッとしたことが。
とてもたいせつなこと。
私は忘れてしまっていたことがあったなと。
なぜか展覧会を観ている間、急に思い出しました。
いつか、どこかで、(このエッセイで?だったかな)
「夏野苺は、撮ることを忘れたり疎かにしたらすぐダメになるだろう」
というようなことを書いたような気がする。
自分でそう書いたくせに。
いつのまにか忘れちゃってた。
ここのところ「ダメ」なところがあったのは、そのせいだ。
そうか、
だからか、
と「魔女の秘密展」を観ながら思い出した私。
自分が何者かということを忘れてしまうと、道は簡単に逸れてしまうんだな。
創るのも、書くのも、すべては撮るために。
食べるのも、眠るのも、遊ぶのも、すべてはシャッターをきるあの一瞬のために。
魔法を使うのも。撮るために!
私はそのためだけに生きてるんだ、ということを。
たぶん忘れてた。
いつのまにか、
ただ書いて、ただ創って、ただ食べて、ただ眠って、ただ遊ぶだけになってた。
まほうはなんのため?
すべては撮るために。そう、私は撮る人。
どうして私の人生そうなっちゃったのか、
理由は全くわからないんだけど。(写真家になりたくてなったわけじゃないから)
かみさまがそうお望みのようなので。
美しく諦めて。
私はそれに従うのです。
もうとっくに決めたはずのことなのに。
どうしてうっかり忘れたりしたんだろう?
今一度ここで気を引き締めよう!
そう思い直したとたん、見えてきたものがあります。
あれは真実じゃない。
目指すべきほんとうの場所はあっちだ。 ってね。
もしも苦しいことがあるなら、
それは自分にとってほんとうの道じゃない。
もしほんとうの道を歩いているなら、
苦しくはないから。
苦しくても苦しくないから。
苦しくても楽しいから。
さあ、もう一度、戻ろう!
正しい場所へ。
心はすっかり生まれ変わって、「魔女の秘密展」を後にし、
この日のランチは、味噌煮込みうどん。そうです、私はご当地グルメマニア。
二日間ガイドしてくれたいちらーさんに「名古屋の人はみんな味噌に込みうどん食べるの?」
と尋ねたら、「いいえ、食べないと思います」と答えてた。。。。はっはっはっ。あそう?
でも私は大満足。美味しかったです!お土産も買っちゃいました。
そこでいちらーさんとはお別れ。(ありがとう!またまほうのお店で会いましょう!)
私はホテルへ戻って、
預けていた荷物をピックアップして、
ロビーから満月メルマガの原稿をおのせちゃんに送って、
新幹線でびゅーんと東京まで。(さよなら、名古屋。ありがとう!)
夜は、虎ノ門ヒルズのホテル、アンダーズ東京のスカイスイートルームで行われた、
ある展示会を観に行きました。
とても風変わりな作品たち。
スカイスイートというだけに、すごいよ、東京タワーが真横に見える。
今まで見上げてばかりいたのに。ちょっと私の方が見下ろすくらいの、この感じ。
新しい眺めだー!
展示会のあとは、レストランへ移動して、
参加者の皆さんと楽しいディナータイムをご一緒いたしました。
とっても美味しいコース料理でしたけれど、
なんというか、どれも初めて知る味でした。
はじめての あじは
はじめての せかいへ つれていって くれるよ
いま、わたしは、ちょっと、ドキドキしています。
ときめいています!
自分の未来に。
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