遥か彼方の景色
読み終わりました、本。
ヒーリングがもたらす作用って凄いんだなあ。
「正しく行われた場合、
自己の人生で歩むべき道に戻り、普通、短期間のうちに人生が大きく変化する。
本来歩むべき道に戻ってゆけば、
まわりの環境の中でその道程と調和しないものは、変化するか抜け落ちてゆく。
それには所有物、仕事、住む場所、友人や恋人、配偶者なども含まれる」
と、最後の方に書いてあった。
わかる。
私はこの経験をしたことがある。
人生の出口がどこにもないような生活を送っていたのに。
OLからカメラマンってすごい変化だよ。
しかも別になりたいわけでもなかったのに。
自分では思いつきもしなかったのに。
たしかに、ほんの一年でなにもかもが全部変わった。
この本に書いてある全くその通りのことが起こった。
ごく自然に。
流れるように。
あれは、ヒーリングの作用だったのか。
でもいったい誰が私にそれをしたんだろう?あのとき。
マチルダか。 天使か。 私はちっとも気づかなかったけど。
本には、ある人のコメントが載っていた。
「ヒーリング中、いろんな葛藤、ごたごた、変化が起きて、
すごい怒りの感情がやってきたり、結婚が破綻したり、
おまけに仕事や経済上の問題がいっぺんに起こりました。
あまりにたくさん、苦闘、混乱、悲しみ、痛みがあって……..」
ふうむ。
これは辛そうだな。
こんなの先に読んじゃったら
人生変わらずこのままでいいんです、なんて思わないかな。
だって、大変そう。
でもね(もしかしたらこの人もそうなんじゃ?と思うけど)
辛くないんだよね。
私はそうだった。
目に見えている状況は悪化の一途を辿っているようだったけど、
あの時の私の人生。
ひどい風邪にかかって動けなくなり何日も寝込んで会社休んで、
治ったと思ったら、今度は転んで肋骨折って、
でも有給がもう無かったから会社に行くしかなくて。
痛かったけど我慢して働いて。
直後、引っ越そうと思ったけど、悪い不動産屋に当たって、
お金が返ってこなくなっちゃって。
恋人とも別れて。
だけど笑ってたんだよ。なんだろね?あれ。
今思い返すと、とても不思議。
毎日が楽しかった。
どこか心の底でワクワクしてたんだ。
「なにかあるぞ。この先何かあるぞ」って。
まさかプロカメラマンとは夢にも思わなかったけど。
天の計画って、すごいと思うよ。いや、ほんとうに。
ちっちゃな人間である私にはさっぱりわからないね。
なにがどうなってんだか。
それが自然に起こる時って、たぶん、
なにも辛くないんだろう。
辛くなるのは、
抵抗する時だけだ。
自分が、
間違っている時だけだ。
私はおそらく、ひとりでいくことになるだろう。
かみさまがそうおっしゃるのなら、
そうしましょう。
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