2006.12.20 新月
今年最後の新月の晩がやってくる。
さあ、さあ、新しいお願いごとは?
私は、嘘つきが嫌い。
他人につく嘘ならまだいいけど。
なぜなら「嘘ついてる」という自覚があるはずだから。
(ないというなら仕方ない。それはたぶん病気だから)
わかっててやることは、
何事も自分に返ってきた時に諦めがつくから
どんなことやったっていいと思うけど、
私が一番苦手なタイプは、
自分に嘘をつく人。
自分の心を誤魔化す人。
自分にとって不都合なことが起きた場合。
願いが叶わなかった場合。
悪いことが自分の人生に起きたのだということを
どうしても認められないような人。
なんでもポジティブにとらえようとしすぎるあまり、
理屈ばかりこねる人。
言葉で、嘘を隠す人。
こういう人は、
自覚なしで嘘をつき続けてる人だから、怖い。
そんな人が近づいてきたら、私はハッとして、
とても注意深くなる。
巻き込まれないようにと。
息をひそめる。
私は、
落ち込む時にきちんと落ち込む人が好きだ。
がっくり、
深い底なし沼にぐわりぐわりと入ってゆけるような、
勇気ある人が。
やがてぽつんと小さな明かりを発見して、
そこから一筋のびる希望の光をたどって、
ゆっくり再生してゆくような。
自分のいったいどこが悪かったのか。
そこから目を逸らさずに生きていけるような人こそが、
悪いことを悪いとは思わずに生きていけるのだと思う。
自分にとっての悪いことがなんであるかわからずして、
よいことがなんなのかなんて。 わかるわけないから。
誰だって自分の人生に悪いことなんて起きてほしくない。
けれど悪いことというのは、
そうだとわかった瞬間から、
悪いことではなくなるという性質を持っている。
これからの危険を回避する道具に変化するのだ。
(失敗は成功のもと!)
だから、
悪かったことがわからない人は
いつまでたっても魔法の謎が解けないまま生きているようなものだ。
同じ道をぐるぐる回るはめになる。 自分に嘘を、つき続ける人。
さあ、さあ、新しいお願いごとは?
今年最後の新月の晩がやってくる。
次々と新しい扉を開き、
どんどん進みたい人は、
どうか自分に正直になって。
まっすぐ手をのばしてください。
欲しいものを、
つかむために。
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