魔法の国をひとり歩く
ロンドンに来て一番嬉しかったのは、晴れていたこと。
東京ではずっと雨か曇りだったから、
久しぶりに光を見て、とても幸せに感じた。
食べ物について。
噂では、イギリスは「まずい」と聞いていましたが、
ぜーんぜん!そんなことはなく。 美味しいものにばかり当たりました!
フィッシュアンドチップスも。 スコーンも。 みんな美味しかった。
ロンドンで滞在していたホテルの朝食は、最初だけびっくり。
テーブルについた時、シリアルとチーズしかなかったので!
でもすぐにトーストが出てきて、よく見たらオレンジやアップルのジュースもあって
ホッとしたのでした…(笑)
シンプルだけど、このチーズがとても美味しくて、大満足!
ストラットフォードでは、毎朝宿のマダムが料理してくれた朝食も、
2晩目にスタッフと行ったレストランの料理もとても美味しかった。
さて、さて。 ロンドン2日目の目的は、テイトギャラリー。
まずはテイトブリテンを目指す。
あの絵。
ありました! とても大きな絵でした。 長い時間、じっとじっと、みつめました。
すぐ近くにミレーの「オフィーリア」の絵も!
もう声も出ない、息もできない、…くらいの素晴らしさ…。
どうして。 あんなことができるんだろう。 どうして。 どうして。 …..。
いつも感じることが。
絵でも、写真でも、人形でも。 本物は、呼吸している。
呼吸しているものが、本物なんだと。 そう思います。
オフィーリアは、絵の中で、生きていました。
胸がいっぱいなまま、テイトモダンへ移動。
なんだか急にほっとする。 現代に近づいてきたからか。
昔の黒電話に、伊勢海老がのっかってる作品があって、(笑)
こんなことするのは世界でたったひとりしかいないな、と思って
近づいてキャプションを読んだらやっぱり思った通りの人だった。
帰国してから、師匠にその話をして「誰だと思う?」と尋ねたら、
「それって、ダリでしょ」
と答えたので、「そぉおーっ!」と叫んだ私。(笑) ダリは天才。
その夜は、ロイヤルアルバートホールで「SHOW BOAT」という作品を観劇した。
ストラットフォードで観たタイタスも素晴らしかったけれど(劇場の古さも素敵で!)
ここのホールも素晴らしかったです。
ボックス席は華やかで、赤と金で彩られた内部は豪華絢爛。
貧乏ツーリストっぽい、ものすごい汚い格好で観に行ってしまった私だったけれど、
いつかドレスアップして、もう一度観たいな。
大好きな仲間達と、ボックス席で観れたら嬉しい。
こんなふうにして、はじめてのロンドンはおしまいになりました。
街を歩いてる途中、
写真ギャラリーへ寄ったり(ここには、あるおまじないをかけてきました)、
コベントガーデンという場所にある
紅茶の専門店でお土産を買ったり(お茶は自分で調合!Witch teaと名付けました)、
骨董屋さんを巡ったり、
絵本屋さんを覗いたり、
ニールズヤードやラッシュなど大好きなイギリスブランドのショップで買い物したり、
短い間でしたが、ひとりで充実した時間を送ることができました。
さあ。次はいよいよ、ローマ!
この旅は、
ヴェロニカへと続く。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。