薔薇の教え
今朝、ベランダに、蕾がひとつ落ちていた。
…とうとう自分で見切ったか。
小さな自然の驚異を垣間見て、しんとなる。
ダメだと判断したものは落とすんだな。
こうして、断ち切っていく。再生するために。
そう。この生き方だ。 いつだって目指すところ。
世の中(人間たち)は、いつの間にか、
ダメなものに焦点を合わせすぎたんじゃなかろうか。
なにをするにも、ダメなものを救いすぎたんじゃ…
じゃあ、なにがダメだ?って言うと、
それは答えられない…
…はずなのに。
答えを決めすぎた。
他人を指さし、あれはダメ、これもダメ。
そのダメを救うため様々なルールを生み出して、
とうとうかんじがらめになった。
ダメに合わせるから、どんどん低空飛行になる。
あの、高みの清々しさを忘れてしまう。
自分のことしかできないはずなのに。
自分のダメを潔く切っていくしか。
できないはずなのに。
その勇気が持てないために、
他人のダメを切ろうと、または守ろうと、する。
人類の、狂いの秘密がここにあると感じる…
今、薔薇が、大切なことを語り始めた。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。