旅のこと ~そして発見
家のなかの、ある場所に、紙が貼ってあって、そこに、
大切なことが書かれてあった。
メディスンホイールの教えだ。
東 新しいことを始める力
南 好きなことをやり遂げる情熱
西 人生のなかでいらないものを切り捨てていく力
この3方位の持つ力について、私は、全部できてると感じた。
これからもやり続けるだろう。
問題は、北。
北 待つ力。ゆっくり進む力。
…これはできていない。 たぶん、全くといっていいほど。
と、その紙を見た瞬間は思ったけれど。
いや、違うかも。
(これを書いていて、今思いなおした)
できてるかも。知らずのうちに。もしかして、一番自然に。
だって、
あたしの じんせいは のろまだ
薬草風呂につかりながら、むー、っと、いろいろ思う。
なんだかここは凄い家だ。
「修行」っていろんな場所でみんなするけれど、私は、私は…
しばらくここに通った方がいいんじゃ?
そう伝えたら、笑っていた。 西の魔女。
(私はけっこう本気。心密かに)
一泊して翌朝の朝食が、これまた、泣いた。(感動して)
おむすびと、薬草達。(少し前の日記に写真載せました)
こういうの毎日食べてたら、それだけで魔法使いになれそうだ。
身体はもちろん、心にも、力がつく。
京橋という所にあるクリスタルショップへ行った。
そこで、選んだ石を見て占いをする、というのを受けた。
「なんでそれを知ってるの?」と思うようなことを
ズバリ言われて驚く。
パッと見て、あ!とイイと思ったものがあったので、連れて帰ることに。
近頃、石は買ってなかったのに。 ひさしぶり。
その後、ある整体師のところへ。
こういうのは初めて。
途中マチルダが現れて、感激した私は施行中に泣いてしまった。
あれは、一種の瞑想状態だったということかしら?
わからないことだらけで、楽しすぎる。
さらにその後。
尼崎駅のひとつ先の駅にある、西の魔女が「師匠」と呼ぶヒーラーの元へ。
私にしてみれば、師匠の師匠… うーん。 上には上がいるものだ…
彼女とは、3年前に一度、熊野でお会いしている。
お忙しいなか、いろいろもてなしていただいたことに、感謝。
そこへ、謎の吟遊詩人が登場。(笑)
いや、謎でもなんでもないですが、そう呼びたくなるような、キャラの人。
さすらいのスナフキンです。ギター弾きながら、どこでも歌っちゃいます。
魔女とのデュエット。 聴いたら、幸せになった。
彼等の歌は今度、森の中か、草原の丘の上か… 湖の畔とか。
そんな場所で聴きたいと思う。
屋根も壁もない場所で。 土の上に座って、風や光を感じながら聴きたい。
いつか叶うだろう。
みんなに話したいことがたくさんあったんだけど、
それから思いがけない展開になって、あまり話ができなかったのが、少し残念。
スナフキンに渡したいものがあったのにタイミングがわからなくなっちゃって、
持って帰ってきてしまった。
でも、帰ってからそのことをメールしたら
「僕らはみんな仲間だから、もしあまり言葉を交わせなくても、
一緒の空間にいるだけでも、楽しいと感じるよ」
みたいな返事をもらって、ああ、ホントそうね、と思う。 その通り。
私はあの時、
もっと他のことに気をとられてしまって、その、大切な部分を逃してしまった。
気分が悪くなるようなことにフォーカスしてしまったので。
大切な人との再会の場を、自分のせいで台無しにしてしまった。
魔女の家にもう一泊して、次の朝、別れた。
彼女が、普通に仕事に出かけて行く姿を見れて、なんだかよかったと思う。
駅のホームで手を振る時、「いってらっしゃい」と私は言った。
さよなら、とは出てこなかったその感じが、自分で気に入った。(笑)
続きが予感できる別れは好きだ。
新幹線に乗る前、
大阪のカッパ横町の古書街が気になって、行ってみたら
宝物がたくさんみつかった。
分厚くて大きな本はとても重たかったけれど、持っている時、嬉しかった。
3冊買って、抱えて帰ってきた。
今回の旅は短かったけれど、
過ぎてみれば、どれもこれも、とても大切なことばかり。
旅の途中の出来事は、いつだって、ギフト。
悲しい思いも。
切ない思いも。
嫌な思いでさえも。
どれも「受け取る」ことに価値がある。
また、
たくさんのことが、見えてきた。 先へ進もう。
★旅のこと ~おしまい
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