旅のおまけ話1 エネルギーについて
実は、帰り、 飛行機が飛びませんでした!
明け方早めにチェックインを済ませて、
やれやれ旅もおわっちまうな~
なんつって、ぼんやりしてたら
どうもアナウンスで「fujita…」と呼ばれているような…
うちら?
そこで師匠がカウンターに話を聞きに行った。
それを、荷物番しながら遠くから見ていたら
あきらかに師匠の表情が「なんですとぉーっ?」というふうに…(笑)
事情を聞いたら、
ここからトランジット先のポートランドまでは飛ぶけれど、
ポートランドから成田までがキャンセルになってしまったとのこと。
師匠もまきちゃんも、どんより曇り顔。
ふたりとも、
帰国の翌日から仕事が入っているので。
もしこのまま、もう一泊なんてことになったら!?大変なのでした。
きてるな~こりゃ、と、私の心は、にんまり。
まあ、きっと大丈夫。
(結局、ポートランド経由ではなく、サンフランシスコ経由に変更。
航空会社もまったく別のところになった。
チケットは発行されず、こんな手書きのメモだけ渡された。
すごい。
たったこれだけで成田まで帰ってきた私達….)
カウンターで「どうする?どうする?と心配しているふたりをよそに
荷物番しながら椅子に座ってのんびり構えていた私。
ふと、床を見たら、ボルテックスマーク、おぉぉっ(笑)
そうそう、
そういうことなんだよね~… セドナってさ。
私達は、よっつのボルてテックスをみ~んなまわっちゃったんだから。
こんなふうに、渦に巻かれて当然。
私が感じたのは、この「エネルギー」の渦。
ぐるぐるまわる。
繊細すぎる人は、気分が悪くなるだろう。
ちょっとしたことが気になり、その一点が気になり出したら、
もううずうずに巻かれてあとはコントロールがきかなくなる。
そして、
「ほんとうの」自分が現れる。 自分という魂の、まんなか。
今回の旅で、私は、まきちゃんが“壊れた”のを、
初めて見た。
最初はものすごいびっくりした。
私から見ると、まきちゃんという人は
強くて
明るくて
大らかでいつも笑っている素敵な女性。
…という感じだったので。
セドナを出発するあたりから、
普通、
そんなところで不機嫌になったりしないだろう?
そんなわがままは言わないだろう?
そんな礼儀のない失礼なものの言い方はしないだろう?
の連続で、
まったく違う人間になってしまったようで、
驚いた。
つい私も巻き込まれそうになり、
きーっ!(怒)となったのは、ラスベガスの夜。
街へ繰り出した時のこと。
ネオンサインをバックに記念写真が欲しかったのだろうけど、
師匠に向かって、自分のデジカメをぶっきらぼうに突き出し、
「撮って!」
と言ったまきちゃん。
それが人にものを頼む態度か?
だんだん撮ってもらうことが当たり前になってしまったのか。
感謝を忘れると大変なことになる。
ずっと我慢して見ていたけれど、エスカレートするばかりで
この時ばかりはカッときてしまった…
黙って撮る師匠。 ありがとうも言わないまきちゃん。
ちらっとデジカメのプレビューを見たら、
ひどく不細工な顔の彼女が写っていた。
そりゃそうだろう。
写真機とは、真実を写す機械なのだから。
彼女はこの旅が終わったあと、
繰り返しあの時の写真をみつめる必要があると思う。
楽しく笑顔で写っている写真なんかじゃなく。
あの、ひどい顔の写真を。
しばらく私は自分の中にわき起こる怒りの感情の流れを感じていた。
それを消そうという努力もせずに。
今、何が起こっているのかを知りたかった。
胸のまんなかに、虹色の光。
それが見えるなら、だいじょうぶ。
悪いことは起こっていない。
必要なことが起こっているだけだ。
そう思ったら、気分が落ち着いてきた。
私は、この旅が始まる前からずっと、祈り続けてきた。
どうかこの旅のなかで
私が今みるべきものを
すべてみることができますように
どんなことも無駄にしてはならない。
かみさまからのギフトを受け取ろう。
自分の内面が変わると世界が変わる。
ふと見るとまきちゃんんの姿がない。
どこへ行ったのか、心配したけれど、
師匠と、そっとしておいてあげようね、と言い合った。
きっと今頃、自分で自分を持て余し、おかしいな?と思いつつ
心の体制を整え直しているのかもしれない。
ひとりになる時間も必要だろう。
ここまで考えたら
何が起こっているのか、なんとなくわかってきた。
ボルテックスだ!と思った。
まきちゃんは、これまで
いい意味で、自分を「作って」きた人なのだと思った。
私達といる時は、いつも少しだけ緊張していてくれたのだと思う。
でも、自然の驚異の前ではそうはいかなくたった。
ボルテックスエナジーは、すべてを引き出してしまうのでは…?
今、目撃してしまった彼女が、本当の彼女なのだ。
そういう私も、旅の間、
不機嫌になったり、
師匠やまきちゃんに思いやりの心を持ってあげられない瞬間があった。
それはいったいどんな時だったかというと、
私自身の肉体的な疲れが、ピークになる時。
慣れない左ハンドル運転、慣れない交通ルール、夜道の運転など…
(当たり前ですが、標識は全部英語。これが相当なストレスになった)
知らずのうちに自分のキャパを超えて旅を続けていると、
エラーサインが出る。
人に優しくできなくなったら、そこが自分の限界だ。
限界を超えるためには自分を強化していくしかない。
精神的にも。
肉体的にも。
強くなければ、人を助けることはできない。
この旅は、
このメンバーでしか経験できなかったことがたくさんあったと思う。
この三人で行けて、無事に帰ってこれて、本当によかった。
そして今思い出すのは、
まるで生まれたてのような、新生まきちゃんが、
なにか空気を悪くしたあとには必ず
笑顔を作って一生懸命皆のエネルギーを
よい方向に変えようと努力していたこと。
その姿が、可愛らしくて、無垢で、美しかったこと。
彼女もまた、進もうとしているのだ。
前へ、 前へ。
どんな魂も愛しいものだと思う。
大地の神様が教えてくれたこと。
赤い世界。 セドナ。
今回の旅のエッセイでは
珍しく、私自身が写っている写真をたくさん発表しました。
師匠が一緒だったので、
撮ってもらえて嬉しかったです。
私は、師匠がシャッターを切るということに、特別な敬意を持っています。
彼のような素晴らしいカメラマンに、写真を撮ってもらえたことを光栄に思います。
(私も師匠を撮りました。けっこう、いっぱい…)
本心さんとのご縁もあり、私は
ぜひ、セドナで個展を開きたいと思います。
この旅のエッセイを読んでくださった方々、
いちらーのみなさま!
自分とは関係ない話だとは思わずに、どうか、参加してください!
発表したところで、誰も観に来ないんじゃ、話になりません。
これを機会に、アリゾナ旅行を計画してみては?
もし実現したら、
夏野苺が案内するボルテックスツアーも企画しますよ~
名付けて、
ついてこれるやつだけついてこいツアー。
どうですか?^_^
今、ぱっと心が反応した方、あなたは間違いなく参加者です。
時間がない…
お金がない…
なんてことは言いっこなしよ!
そーんなこと、天使に頼んだらいいわ。
天の働きを信じて。
準備するものは、あなたの心、心の準備だけですべてがうまくいきます。
…嘘だと思う?
なんですとぉーっ?そんな人はまず試してから!ご自分で試してからおっしゃって!
と思います。(笑)
個展会場では、英語と日本語、二カ国語同時通訳トークショーもやりますよ!
え~、やりますとも~!
合い言葉は、
ついてこれるやつだけついてこい
みんなでエアポートメサのてっぺんで風に吹かれたら、
こんな素晴らしいことはないわ!
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