変わりゆく季節
永島さんの口からは小さな棒が出てることが多いんです。
初めて見た時から「はっ?それは…..」とわかった私。
そう、チュッパチャプス。
それ舐めて歩いてる大人、少ないと思うんですけど。(笑)
私は、バカOL時代に
チュッパチャプスをバッグの中に10本くらい入れて持ち歩き、
仕事中でもいつも舐めていた。
ある日、課長に「ちょっと…..」と呼ばれて、
「君、それはなんだね?」と聞かれたので、
「あ、これですか?アメです。チュッパチャプスっていうんです」
と答えたら
「………ぼくはね、そういうこと聞いてるんじゃないんだよ」
と、その後延々と叱られた。
仕事中にお菓子食ってる奴いるか!
ってことだったと思うんだけど。今ならわかるんだけど。
あの時は課長が何言いたいのかさっぱりわからなくて、
アメ舐めてることそのものがイケナイのかと思って、
しょんぼりやめちゃった。
永島さん見た時、なつかしかった~
売ってるんだぁ?今でも……
探して買ってみました。
一番好きな味がなかったんだけど。
バナナミルクが美味しそうなので、それをひとつ。
なつかしいっ
今、仕事現場で私の口からこの棒が出てたとしても、
きっと誰も何も言わないだろう。
写真、撮れれば、誰も文句なんて言わない。
そういう場所に来たんだ、長い時間をかけて。
私は私のやりたいように好きなことが100%出来る世界へ移動してきた。
これからだってまだまだ進んでいくよ。季節はどんどん変わってゆく。
タイツマンズの夏の公演のゲネプロ撮影に行ってきました。
今回は「さくら組」という新ユニットで、
タップダンスをたくさん取り入れたお芝居に仕上がっていました。
舞台は戦国時代。
最後、シャッター切ってて、たくさん泣いてしまいました。
あのシーン…..
妹を亡くした時の旦那さんと重なって。
役者ってすごいな。
きらきらしてる。
この仕事だってすごいよ、写真を撮るってこと。
一個の魂がマックス状態になる瞬間を見る。
何度も。
何度も。
いい仕事だと思う。
尋常じゃない刺激を受けながら生きていくのは、
呼吸が苦しくなる時もあるけれど、
その苦しさが嫌いじゃない。
快感に思えるから。
自分にはすごく合ってるんだと思う。
どんな刺激を見せつけられたとしても、
怯まずに、記録し続けていきたい。
魂が、叫ぶ瞬間を。
まもまく私の心は鎖国状態に。
永島さんの写真集の最終セレクト作業に入るため、
純粋で透明な、
もっとも深い秘密の場所まで降りてゆきます。
おのせちゃんと永島さん本人と天使達以外、
誰も私の内側には入れない。
ここが、
一番守るべき場所。
生きていく上で、
私が一番大切にしているところ。
ここからしか、生まれないので。
人の心を射抜くような作品って。
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