スパイラルダンス
「魔法使いの弟子」の打ち合わせに行った。
編集長にデザイナーを紹介していただいた。
紹介していただく1秒前に「よし、いける」と思った。
もう、姿が。
彼はおそらくウィザード。隠してるのか、本当に気づいていないのか。
…いや、それはないだろう。だって、あの指輪。 私は見逃さない。
わかる人だけにわかるようにしてるのかも。
やった!
こんな人にページをデザインしてもらえるなんて!
とても幸せ。
打ち合わせ、さくさく進む。 いい感じ。
途中、彼が「こうしようか」と提案したことがあって。
彼が発言すると同時に「それだっ」と感じた。
テレパシーを使ったのかしら?
だって
絵がきたよ。あたしのあたまのなかに。
すごーい
あれ、どうやるんだろう。 私もやってみたい。
本当は次の新月にオープンしたかったけれど
「それはだめ。もっとゆっくりしっかりつくりたい」と言われて一瞬で納得。
で、「じゃ、この日にしよう」と、編集長と三人で決定。
みなさん、その日に開きます。第三の扉。
新しいスタッフは「魔法使いの弟子」を大切にしてくれている。
それが嬉しい。
やっと巡り会えたかも。
旅をしてきてよかった。
魔法の言葉を胸の小箱に抱えて。
そして
ずっと読み続けてくださった皆さん、ありがとう。
本に変身できるまでは、もう少し時間がかかるかもしれないけれど。
長くかかってもいいんだ。
最後の最後に、
宝箱のような、
可愛く、美しく、少し怖い、
そんな本が作れれば。
必ず必ず、届けるからね。 待っていて。
いろんな理由で、今一瞬、
「魔法使いの弟子」が読めなくなる人もいるかもしれない。
それは仕方ないこと。
必要なことが起こっているにすぎない。
今、第二の扉の中で私と手を繋いだ人は、一緒に「本をつくる」人。
彼女たちのチカラが必要なんだ…
ひとつのものを目指す時、失うものも多い。
それでも私は、
この道をゆく。
手のなかに この手のなかに 残ったものたちを愛して 愛して
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