ギタリスト 中村康太
昨日のエッセイを読み返して、
漢字が間違えている箇所をみつけて、朝からがっくりくる。
……疲れてる。
永島さんをあまりにも撮りすぎてセレクトが大変。
休みたい。
今日はアルケミストに会いに行こう。
Yちゃんのバングルのテストデザインが仕上がったらしい。
お誘いを受けたので一緒に観に行くことに。
ということは….またあのケーキ屋に!!!!
今日は何を食べようっ?
私達はアルケミストのことをBOSSと呼んでいる。
人間のふりして一般社会に紛れて働いちゃったりとかしてるけど….
本当は300歳超えているに違いない。
変だもの、なんか….違う。
わかる。
そういえば、なんか変っていえば、
今回永島さんのバックをつとめたギタリストのこうたくん。
なんか、というか、だいぶ変です。
一番最初のリハ、初対面の時の感想は、
「全く縁を感じない人」だった。
休憩の時、
サングラスをかけたままおにぎりを食べている姿が印象的で、
(だって似合わないから。サングラスとおにぎりは)
私は心密かにツボって、家に帰ってからもずっと笑いながら、
師匠にその話をしていたことだけ覚えてる。
今にして思えばそんなに印象深いものがあったということが、
縁を感じている証拠だった、という気もしなくはないけれど。
二回目に会ったのは、名古屋へ行く時。
永島さん運転の車の中で、いろいろ話して、
あら、面白いこと言う人なんだなと、その時初めて思った。
(面白いというのは笑えるって意味じゃなくて興味深いって意味で)
永島さんが、
「苺さんは宇宙とか、そういうこと感じて生きてる人だよね」
と話をふって、こうたくんが「あっそうですか?」と、
後ろの席から身を乗り出してきた時には、すごい笑った。
あの時の目の輝きったら!(笑)
あ!たのしいものみっけ
って感じだったから。
でも私はうまく説明できなかった、自分のこと。
私がやってることや感じてることは、
日常会話の中ではなかなか他人に説明することはできない。
説明しようとすればするほど、全部が嘘っぽくなっちゃう。
作品を観て感じてもらうしかできない。
もし、観ても何もわからない、感じないって人は、
もともと説明したところで絶対にわかるはずのない人だし。
だから、
私はいつも、自分の一番深い場所については、話をしない。
それでも、こうたくんが
「どんなかな?チャクラとか?瞑想とか?」と尋ねてきた時、
「そう」と私が答えただけで、
彼が「ああ」と言って微笑んだのを見て、
(たったそれだけの会話で私達の意志の疎通は成立したので)
……たぶん、あの瞬間かな?
本当に、こうたくんって人が見えたのは。
私は、外側の第一印象だけで
「コノヒトとは縁がない」って思い込んでいたんだと思う。
永島さんにだけフォーカスしていた出会いだったし、
私は、尚更こうたくんの真ん中が見えなかったんだと思う。
こうたくんの真ん中が見え始めてきたら、
彼の「音」が聴こえ始めてきた。
私はファインダーに自分の想いを閉じ込めるけれど、
彼は、自分の魂を音に乗せて世界へ放つ。
こうたくんは今、屋久島や、宮古島や、熊野古道へ行きたいらしい。
私は、
宮古へは行ったことないけれど、屋久島も熊野も、三回ずつ行った。
でも私が直感で「こうたくん、ここへ行ったらいいよ」と思うのは、
セドナだ。
本心さんに逢いに行ったらいいと思う。
一緒に行けたらいいな。
師匠に、
「こうたくんって、セドナに行くべきだと思う。
あたし、一緒に行きたいな~」
と言ったら「いいんじゃない?」と答えていた。
べったりふたり旅じゃなくても、向こうで途中合流でもいいから。
こうたくんと旅したらすごいことになると思う。
ぜひ夜明けのエアポートメサのてっぺんでギターを弾いてほしい。
どんなことになっちゃうのかな…..
ちょこっと想像しただけで、魂が震えるよー!
そうだ。
ただ、彼は言ってたな。
「おれ、天使とかって、ダメなんスよ…」
ふふふ(笑)
ダメって。 なんだろう?(笑)
ま、なんとなくわかる気がする。
天使が好きって言ってる人が苦手って意味かな?
だとしたら私と一緒だ。
何か憑きものを抱えたような目をしている天使信者は、
私だってダメだから。
だけど天使って、そういうことじゃないでしょう?
セドナに行って、本心さんに逢えばわかるはず。
こうたくんは、世界の秘密を手にするはず。
あの、赤い世界のなかで。
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