わかる瞬間
それは
外で食事をしている時に
突然起こった
ここのところ私の周囲はとても慌ただしく、
いろんなことが起きている。
泣いている人も
嘆いている人も
怒っている人も
いろんな人がいて。
見ているだけで目がまわりそうだけれど、
幸い私は静かに黙視するだけの冷静さを失わずにいる。
今本当に起こっていることは何か、
そこだけにフォーカス。
世界は見える通りではないということは覚えておこう。
きっと私は今、誰とも同じものを見ていない。
だって、
悪いことなどひとつも起こっていないようにしか見えないのだから。
(他の人はみんなあんなに取り乱しているというのに)
そんななか、今日お昼に近所のお寿司屋さんへ行った。
海鮮丼を注文。
食べ始めたら店内に、ある曲が流れて….
私は「あ!」と思ったね!
これだ!と。
あまりにも感激して涙があふれそうになった。
一緒に食事している人に知られるのが嫌だったから、
(どうしたのと聞かれて説明するのが面倒だった)
「わさびがしみる~」と誤摩化しておしぼりで涙を拭いた。
心がひりひりしたまま食べたので、
お寿司の味があまりよくわからなかったけれど、
私は幸せ。
そうか、 そっかー
と何度も、サインとしてやってきた答えを反芻した。
その答えは、
私にとって全く別のふたつの事柄について同時に齎されたものだった。
ひとつはここ最近の慌ただしさについて。
もうひとつは、
あの人の世界について。
あの人はみつけるだろうか?あの場所。
私が手を引いて連れていってあげるわけにはいかない。
あの人は自分でみつけるしか。
もし、ひとたびあの場所へ立ったなら、
きっと自分でわかるだろう。
ここだ!と叫ぶに違いない。
少し先の未来が透けて見えたからこそ、
私は泣いたのだと思う。
感激して。
あの人はみつけるだろう。
そしてその場所から、
先に辿り着いた他の誰とも違うものを生み出すだろう。
なぜなら、
そのためにあの人は今魔法の使い方を学んでいるのだから!
♪ さよならは 別れの言葉じゃなくて
再び逢うまでの遠い約束
現在(いま)を嘆いても 胸を痛めても
ほんの夢の途中
このまま 何時間でも
抱いていたいけど
ただこのまま 冷たい頬を
暖めたいけど ♪
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