Strawberry Night

どうして　あんな声を？
すごいと思う。
私は今、
毎晩眠る前と、
毎朝起きて一番に、
あの声を聴く。
今聴くのと昔聴いたのとは大違いだ。
全く同じものを聴いてるはずなのに。
それだけ私が変化したということだ。
それにしても、あの声。
どんどん引き戻されていく圧倒的なパワー。
一番最初に戻るというような不思議な感覚。
もう全部忘れた、全て過ぎたこと
と思うようなことを
またひとつひとつ思い出している。
ゆっくりと眠りから覚めるように。
サインを手にするように、
あれがみつかって、
これがみつかって、
次々と届けられる。
私は、すっかり驚いてしまって、目を丸くし
「それでこれをどうしたらいいのでしょう？」
と天使に尋ねる。
なぜ「Strawberry Night」というタイトルをつけたのかな？
なぜ、Strawberryだったんだろう？
　　　風は知らせる
　　　迫る最後を
　　　離脱の時近いと
　　　秒読み始まる
　　　目を覚ませ
　　　走り出せ
　　　見失う前に
　　　まだ間に合うだろう
　　　動き始めろ
どうして、今また、この時期に
この歌詞をみつけただろう？私。
時空を超えてメッセージが届けられたような気分だ。
「LOVE AFFAIR」という曲もいいなあ。
あれ、ああいう気持ちをわかってる人が書いた曲って感じがする。
いつだってほんとうの気持ちが一番チカラある。
でも今最も私が心奪われている曲は
「Every Night」という曲。
逢いたい　と、あの人が歌うところ。　あの時の声。　眼差し。
涙が溢れる。
この涙はいったいどこからやってくるものだろう？
どこからやってきて、
どこへ向かっていくものなのか？
涙の行方はわからない。
でも、
涙の理由なら、わかる。
いま私に、
逢いたい人がいる　　
っていうことだ。