写真家 夏野苺のブログエッセイ

天使と魔法と写真の日々

毎日のガイダンスをつぶやいてます☆

「プリント祭り」



写真作品が完成しました!
あとはマット加工を画材屋さんに依頼して、
額にセットするだけ!やったー。うれしい。
まことにうれしい!
なぜこんなにも嬉しいのかというと、、、

実は先週、印刷機が壊れてしまって、
自分でプリントできなくなってしまったのです。
これはたいへん!
私はなんでも自分の手で創りたいから。
写真プリントも自分でやりたい。
微妙な色のニュアンスとか。
うーんと唸りながら何度もやり直したりしながら、
写真を自分の心に近づけていく。
この作業を人任せにはなかなかできません。
大型の作品となると、プロラボの助けを借りなくてはならないけれど、
私の作品は比較的小さいものばかりだから。
とはいえ、印刷機が壊れてしまっては、仕方ない。
久しぶりに某プロラボさんへ行ってみることにしました。

が、

このラボ、受付の男性がとても不機嫌そう。
人生を楽しく生きてなさそうと一発でわかるような。
イライラしたモノの言い方で、
私の作品を観ながら、
「こういう小さいのって正直写真じゃないんだよねえ」とまで。

びっくりぎょうてんだよ、おっかさん。w(゜o゜)w

以前の、ずーっと昔の私なら、
すぐさまカウンターごとひっくりかえして、
大声で「責任者を呼べー」と怒鳴ったかもだけど。
もう今の私はそういう場所にエネルギーを注ぐ生き方をしてないので、

あらあ。。。。

と静かに黙る。
しかし、これが写真じゃないというのなら、
あの人はいったい何に見えたんだろう?
こんな時、私は思います、
自分がなぜ写真界の王道を歩いてこなかった(これなかった)のか。
もし、私が、
写真学校へ行って、勉強して、スタジオマンになって、アシスタントになって、
そしてフリーランスのプロになる、
みたいな道を歩いたとしたら、
そうだなあ、たぶん、もう学校の時点で足を踏み外してるでしょう。
いや、正確には、突き落とされているでしょう、まわりの誰かに。
「これは写真じゃないんだよね」なんて言われて!
自分でも薄々、普通の写真家とは違うと感じてはいたけれど、
いや〜、こうもはっきりと言われちゃあねえ。ぶはははは☆
しかも大きさでそんなこと言われるとは!
驚きの世界だyo!
私は、カメラを持って、写真を撮って、仕事をしてるので、
世間的には自分の職業を「写真家」と言ってるけれど、
やっぱり「普通の写真業界」の人間とは違うんだなと、
ここでまたさらに強く実感したわけなのです。
見えてるものも、大切なものも、望む行き先も。
なにもかもが違う。

なのに、

ここに自分の作品を置いて、
個展のためのプリントを依頼していかなきゃならないなんて。
辛すぎる。。。。
私の作品を理解できない(しようともしない)人の手に渡すなんて。
スゴイいやだ。
もうすっかりやる気を無くし、心は弱くなり、
プリントの指示も細かくしたかったんだけど、
その男性店員は何を言ってもとてもダルそうに、面倒臭そうに答えるのでした。
「それはできないんだよねえ」
「それやってもあまり意味ないんだよねえ」
「それやるとこうなっちゃうけど、どうする?」
「それはウェブに載ってるからあとで見てよ」
(っていうか店頭でこうして話してて今すぐ知りたいことだから尋ねてるのに?)

はー、びっくりだよ、おとっつぁん!!w(゜o゜)w

もう私はさらに暗い気分になって、
「わかりました、もうそれでいいです」
とお店を後にしたのでした。

本当は全然良くないけど。
だって、個展だよ?個展のための作品だよ?
こんなことでいいわけがない。

はー、
とため息をつきながらしょんぼり歩いてたら、、、、 
「印画紙を替えなさい」と虹色の声☆☆☆

それで急いでカメラショップに立ち寄り、
パッと目についたいつもの印画紙を買って、
アトリエに戻って、プリントしてみたら、、、、

きれーーー☆☆☆

きれーじゃないのお!?
美しく印刷できてるーーー☆

どうやら、紙とプリンターの互換性の問題で、
故障ではなかったらしいのです。
(実は今回はこれまでと違うペーパーを使おうとしてたのでした)
真相はわからないけど。
でももう確かめてる暇はないので、
さくさくプリント。プリント。プリント!
これまで何気なく続けてきた作業だけど、
こんなにも嬉しいと思ったことはない!
自分の手で、細かいところまで好きなように作品を創作できる喜び!
ああ!
天使よ!
ありがとうございます!
それに、
今回のことで「自分のいる位置」を再認識できたからね。
よかった、よかった。
私は普通の写真家じゃないんだよ。はー、そーか、そーか、やっぱりねー。

すっかり強い心を取り戻した私。
現在の私は、
強い心を取り戻すとどうなるかというと、

優しくなります。(笑)

ラボにキャンセルの電話しなきゃーと、
連絡したら「先ほどの者ですが」とあの不機嫌くんが電話口に。
彼に私はこう伝えました。
「先ほどはいろいろありがとうございました。
 おかげさまで自分の作品を今一度見つめ直す良い機会となりました。
 つきましては、一旦お願いしたことは全て白紙に戻してください。
 よくよく考えてまた出直すことにいたします」

「え?あ?そおですか。わかりました」と不機嫌くん。

この電話をしている時にひとつ思い出したことがあります。
先ほど私が店頭にいる間、もうひとり別のお客さんが来て、
その人に向かって、
「明日僕はお休み。検査入院なんです。胃にポリープがあって」
なんて不機嫌くんが話してたことを。
だから、電話の最後に、
「全然関係ない話ですが、明日の検査入院、お大事になさってください」
と伝えました。

「あ、あ、ありがとうございます」なんて言ってた!不機嫌くん。(笑)

あー、これで私の気分はすっきり!
プリントも全て無事に終わったー\(^O^)/

すばらしい!

そう!世界はすばらしいっ☆



☆大阪、箕面での個展がまもなく始まります☆
風変わりな個展ですが、たくさんの方に来ていただけたら嬉しいです。
展示コンセプトは、魔女と天使。
個展タイトルは
『魔女と天使のカーニバル』
写真、イラスト、人形、アミュレットなど、
展示販売いたします。
箕面は自然もいっぱいで、
秋深まる頃はとても気持ちいいと思うので、
ぜひお時間作って遊びに来てください!