「天使の仕事」

2014-2023

昨日嬉しいことがありました!
去年、ジョン・キム先生主催のキムゼミにゲストでいらした
元ソニーの会長を務めた出井さんからいただいた本の中に、
「おお!」と感動する言葉をみつけました。
ちょうど昨日のエッセイに、

どんな分野でもまずはじめに独学。実際にあれこれ動いてみて、
問題点や疑問点がはっきり認識できた時点で、しかるべき人について勉強する。
これが私の学びのスタイルです。
新しいことを学ぶなら、まっさらな状態で、
スタートからしっかり教わる方がいいという人が一般的には多いかもしれないけれど、
それだと基礎は学べるけど、その中には、結局使わないもの、いらないものもあって、
それを聞いてるのが苦痛なんだと思います、私は。
一旦すべてを入れて後からいらないものを捨てるという作業より、
最初から欲しいものだけ取っていく方法が一番ピタッとくるし、吸収も速い。

と書いたばかりですが、昨夜、出井さんの本の中に、
これと同じような考え方の箇所をみつけて、びっくり嬉しかったのでした★

今まで自分独自の方法だとばかり思い込んでたけど、
世界を股にかけて大成功した人と、人生の学びに対して、
自分が同じような姿勢を持ってたなんて!
夜中にハッとして、
眠くなりかけていたのにすっかり目が覚めてしまいましたー。
心の中に一筋の希望の光が射してくるような感覚。。。。。

出井さんは、
先に会社に入社して、実際に働いてみてから、
自分に足りないものは何かを見極め、
それから休職して、留学して、帰国して、会社に貢献したい、、、、
という考えを入社試験の時に面接官に話したそうです。
そんなことを言ってる学生は出井さん一人だけで、
当時、ソニーにそんな制度もなかったけれど、
会社はそれをOKしたので、出井さんは入社して、実際に社員として働き、
その中で自分に足りない部分を認識し、
それから必要なものを身につけるため、
当初の希望通り入社一年後に自費でヨーロッパへ留学したそうです。
そして二年後に帰国し、再び会社で働き始めたという、、、、

普通は、勉強するために留学して、
そこで身につけたスキルを使って働くために仕事を探す、
という順番を辿る人が多いけれど、
(実際に本の中で、出井さんもこの方法を「アカデミック」と表現しています)
出井さんは全く真逆の考え方だったわけです。
まさに、私と同じやり方だ!
そんな人、いたんだ!と、
大興奮しましたー。(しかもカッコマンの憧れの出井さん!)

『なぜ留学をしてから就職をしなかったのか。
親からの自立もあったが、それだけではない。ここにも僕の考えがあった。
どれだけの知識や学力を持ったらソニーで働くことができるのかを、僕は知りたかったのだ。
学生時代、誰にも負けないくらい猛勉強してきたわけではない。
いくらカンパニーエコノミストになろうといっても、
そう簡単に社会では通用するものではないと認識していた。
そこで、まずは会社に入って周囲を見渡し、
「他の人たちと比較して、今の自分に足りないものは何か」を
リサーチした上で留学しようと考えたのだ。

大学を卒業してそのまま留学したとしても、それが果たして何の役に立ち、
どこの会社のどの部門で通用するのかもわからない。
アカデミックな道に進むのではなく、ビジネスで必要な知識を得るための留学であれば、
まずは会社に身を置き、「市場」をリサーチすることが大事だと考えたのだ。』
★「変わり続ける」(出井伸之著 ダイヤモンド社)p47~p48より引用 原文のまま★

私は自分の経歴が全くアカデミックではないということを、
時折コンプレックスに感じることがあったのですが、
もぉー吹っ飛んだ★(≧∇≦)★
なんだか妙な自信が湧いてきました〜。
この本、この先はどんなことが書いてあるんだろう!
読み進めるのが楽しみで仕方なくなりました。
だいたい、本のタイトルが私の生き方そのもの!
「変わり続ける」ですから。(≧∇≦)

読み終わったら本をいただいたお礼に、出井さんにお礼のお手紙を送ろう。
それか、おやつを持ってまた会いに行こう!

(キム先生&私&出井さん、私の宝物スリーショット★)

私は時々、この世界で起こることについて、
とても不思議だな〜と感じることがあります。
たとえば、この本のこともそう。
つい先日、キム先生と話していた時に、
アカデミックなことについての話題になりました。
キム先生は、私の経歴コンプレックスに対して、
「経歴以前に実績があるって、すごいことなんだよ」
と仰っていましたが。。。
そんなタイミングで、こういう本を読むなんて。。。
(本をいただいたのは一ヶ月くらい前なのに、読み始めたのは昨日から!)

私はこういうところにも天使の働きを感じます。
ジャストタイミングで、
自分に対する特別なメッセージを受け取っているような気がするから。
私たちは、たいてい「偶然」という言葉で片付けるけど、
それにしてもこういうことがあると「うまくできてるな〜」と感動してしまうのです。
やっぱり高い空の上では私たちを見ている存在があって、
壮大な「筋書き」があるんじゃないかなーと思ってしまう。
(私は「神様のシナリオ」と呼んでいます)

うまくいくことは、うまくいってることに意味がある。
うまくいかないことは、うまくいってないことに意味がある。
ということは、
何がどうなってもすべてはうまくいっているというわけで。
必要なものは必要な時に、ちゃんと届けられるようになっている。

こう考えると、ぱあーッと心が軽くなりませんか?

いつでも私たちのために天使が働いてくれてると信じることができれば、
(神様でも、仏様でも、妖精でも、宇宙でも、呼び方はなんでもいいです)
人生をもっと気楽に歩いていけそうな。

まあ、気楽になれない時もあるけれど、(そうよ、私だって)
それでもこの考え方が心のベースラインにあるのとないのとでは、
全く違います。

何があっても自分は必ずここへ戻ってくるんだという、
心の故郷というか、センターエリアというか、
そういう部分を自分で持っていると、
苦しい状況の中でも自分を信じて頑張って進んでゆけます。
「そうそう、それでいいんだよ、大丈夫だよ」という励ましのサインは、
形を変えて、繰り返し日常の中に表れるから。

時に天使はとても厳しい。
モタモタしてると崖から背中を蹴り飛ばすくらいのことをします。
私は、実際にされたと思っているので、
(気楽なバカOLから厳しいプロカメラマンの世界へ突き落とされた!)
天使に対しては、
「いつでも優しくゆっくり」みたいなイメージばかりを持っているわけではありません。
本物の愛って、ただ甘いだけではないんだろうと思うから、
日々の暮らしで「アイタタタタ」みたいなことがあっても、
泣きながらでも「ありがとうございます」と感謝できるようになってきました。
(特に最近)

どんなに ″ひどいこと″ があったとしても
結局それを、後から宝に変える力が自分にはあるのだ
だからどんなことも天使からの贈り物だと思おう

この、絶対的な信頼を、
私は「信仰」と呼んでいます。

特定の宗教に属さなくても、
信仰心を持って真摯に生きることはできる。

天使の仕事は素晴らしいと、思っているから。

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