Duet

今朝目覚めてふと思った。
もし、あの人が、
私との関係の中ではなく、
他の誰かとの関係の中で、
自分に嘘をついているのを目撃したとしたら、
どうだろう?
引っかかるだろうか?
ベッドの中でゴロゴロしながら
うーむと、いろいろ思いを巡らせてみた。
答えは3秒くらいで出た。
全然引っかからないだろうな。
見てもなんとも思わないだろう。
もちろん怒鳴ることもない。
そのかわり信頼を持つことはできないから、
いい関係は築けないだろう。
私は自分からは近寄らないようにするはず。
怒鳴られたあの人は今頃どうしてるだろう。
あの時、びっくりしていたみたいだったな。
ぽかんとして。
大人になってから人に怒鳴られるって、
そうそうないだろうから驚いただろう。
少し前には、ある人から、
壁を出されて関係を完全に遮断されてしまっていた。
今度は私に怒鳴られて。
どうしてそうなるのか全然わからないみたいだった。
永遠にあそこをぐるぐるしているのか。
私にはどうすることもできない。
でも、自分のために学ぶことは出来た。
日常の中に波紋が広がると、
こうしてそこからたくさんのことが学べる。
学びを意識できるまでに時間がかかることもあるけれど、
私は諦めない。
時折起こるこういう出来事にも怯まずにいたい。
世界はシンプルで厳しく、
楽しい。
少し前にこんな写真を撮ってエッセイにアップした。
1806-2.jpg

実はその翌日、
こんな作品をみつけました、偶然。
1815.jpg
タイトルは「Duet」
作者は、自分の庭からインスピレーションを受け、
この作品を創ったらしい。
それを買ったら、
「実は作家がイギリスから来日するので
 作品にサインをすることもできますが?」
と言われた。
「もちろんお願いします」と答えて、後日約束の日に出かけて行き、
(英語は話せないので、おのせちゃんに助けてもらって)
エッセイに載せた写真をプリントアウトして、
裏にメッセージを書いて、アーティストにプレゼントした。
私が買った作品へのサインには、
witchgardenに捧ぐという言葉も添えてもらった。
ロンドンにある、彼のアトリエの庭の写真も観せてくれた。
薔薇がたくさん咲いていて素晴らしかった。
この庭から生まれた作品を買ったのかと思ったら、
素敵な出逢いに胸がいっぱいになった。
ただいま部屋のどこに飾ろうか考え中。
もし、
私の道や、行いが、今間違っているとしたら、
こんな素晴らしい偶然を、
運命の神様がプレゼントしてくれるはずはないと思う。
だから、
時に人を怒鳴るって後からとても嫌な気分にもなるけれど、
私には私だけの役割があるのだろうと信じて、
それが「与えられた」ということなら、
どんなことも引き受けてゆこうと思う。
真摯な心で。
そして、
どんな人の幸せも祈れるような自分になりたいと思う。
天使や仏にはなれなくても。
この、ちっぽけな人間である、私として。

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