選択
そういえば、
今年三度目のお花見は、夜桜でした。
あの日ね、
牛丼をご馳走になったよ。
美味しかった。
私にはどんな豪華なご馳走よりすてきだったー。
一生忘れない。
かみさまありがとうって心の中でつぶやきながら食べたんだ。
ひと口ずつ、
すごく大切に。
まるできらきらのダイヤモンドを口一杯に頬張ってる気分で!
……….いい想い出になる。
ゆうべ会った人。
人生の大きな選択をしたそう。
一年ほどかかってようやく踏み切れたとのこと。
失ったものもたくさんあったらしい。
決意するまではきっといっぱい怖かっただろう。
でも新しく手に入ってきた宝物もみつけたと言っていた。
これまでと変わらないことを続けていく選択もあったけれど、
変わるって決めてみたんだ、と言った時の瞳がきれいだった。
あんまりきれいで、私はちょっと泣いちゃった。
会ってる間は思わなかったけれど、
家に帰ってきて、眠る前、ベッドの中でふと気がついた。
あの人、ひょっとして私のエッセイを読んでくれていたのかな。
(たびたびエッセイの内容の話をしていた)
丁寧に、ずっとずっと、読んでくれていたのかな。
私が書き続けていることの中から何か大切なものが伝わっているとしたら、
とても嬉しい。
もしほんの少しでも役に立てたなら。
私も自分を頑張ろうと思える。
たぶん助けられたんだ、あの人に。 そう、私の方こそ。
急にありがとうを伝えたくなって、夜中に、
ぱっと飛び起きて、前に撮影してあげた写真をメールに添付して送った。
私のありがとうの最上級表現は、写真。
写真撮ることしかできない人間だからね、あたし。
眠りに落ちる頃、メールの受信音が遠くで聴こえて………
ああ、みてくれたんだなあ、写真
と思いながら、そのまま、夢の中。
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