四十九日(7/11)と誕生日(7/12)

行ってきました、秋田まで。
つるっと着いちゃった感じ。
私はもうだいたいどこへ行っても(それが海外でも)
たいして遠くに感じない。
どこへだって身軽にパッと行けちゃう感じだ。
秋田へ向かう前の晩、
久しぶりに妹の家へ泊まった。
もう平気、なんて思ってたけど、
全然間違いでした。
部屋の中のいろいろなところに妹の影を見て、
すごく辛かった。
ひとりで洗面台の前で泣きました。
明け方に出発。
行きは車で。
東北道に入る頃、携帯にメール。
ずっと待っていた人。
こんな時言葉かけてもらいたいんだよね~という人から。
つい弱気な返信を。
だけど次のメールを読んだら、
もう落ち込んでいるのが急に飽きてきて、
めそめそしてる私なんて妹も喜ばないし、
楽しい心へ移動しようと決める。
決めたら一瞬だ、いつだって。
世界が変わるのに時間はかからない。
「抱きしめてあげて」とメールに書いてあったので、
そうだ、と思い、
膝の上に四角い白い箱を乗せて抱いたまま、ずっと、
後部座席に座ってた。
心の中で歌いながら。
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途中、事故で高速を降ろされる。
でもそのおかげで知らない町中を走れて面白かった。
大きな観音像が見えて、これ見れたことが素晴らしいと思う。
様々なアクシデントって、実はサインだってことが多いから。
いつでも見逃さずにいたい。
ひとつ先の乗り口から再び高速道路へ。
不思議なサービスエリアにも寄った。
なんか、森みたくずっと続いてるの。
一番奥に湖があるらしい。
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湖!行きたい!
今一番行きたい場所。
でも今回は先を急ぐからと家族に止められて、
まあそれもそうだと思いとどまる。ちょっと残念。
れったんと少し散歩しておしまい。
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お寺に到着して、いきなりびっくり。
あそこにもここにも観音像が。
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車を降りて一番最初に迎えてくれたのは千手観音だった。
(そういえば、
 今年のお正月に観たな。サーカス。妹と一緒に。
 パフォーマンスで千手観音も出てきた。
 あの時からサインは出てたのか。)
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通された客間にはユリの花が。
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住職に「妹は今日天国に着いたんですか?」と尋ねたら
「そういう考えもあるけれど、
 生まれ変わりの日なんですよ。早い人は初七日に次の場所へ生まれるけれど、
 どんなに遅い人でも四十九日で再生すると言われています」
と説明してくれた。
さらに、
「どこに再生するかという話ですが、
 この世に再び生まれることもあれば、
 あちらの世界で観音様にお仕えすることもある」という言葉を聴いた時、
自分もまわりも驚くほど私はいきなりたくさん泣いた。
合点がいったので。 
妹が亡くなってからのすべての「点」が初めて「線」となった瞬間だった。
妹のお墓はここがいい。ここにくるべき道を彼女はずっと歩んでいたんだ。
セドナの本心さんが、妹が亡くなった時、
「今、妹さんは、観音様の光りに包まれている。
 やがて、観音様のお膝元に辿り着くから、そこから彼女は、
 この世の多くの人を救う役割をつとめるようになる」
というようなメールをすぐに送ってきていた。
偶然じゃないんだろう、これって。
世界のからくりは私にはさっぱりわからないけれど。
こんなふうに出来てるんだろう。
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庭にはトンボがたくさん。 ふふふふ(笑)
これから私は秋田へたびたび行くことになるだろう。
できれば、雪深い真冬に行ってみたい。
「え~?大変ですよぉ?」なんて、お寺の人達は驚いていたけれど。
それがどうしたっていうんだろう?
大変だってことが。
大変だっていいよ。
行ってみたい。
大変だってことを、やりたいことを諦める理由にはしたくないから。
秋田に一泊して、翌朝。 光りの朝。 
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光りは私にとってYESのサイン。
そうそう今日は私の誕生日だもの!
晴れないわけがない。
ホテルのバイキングで、果物の朝食。
それとナオちゃんのケーキ。
(最後の一切れを旅のお供に持ってきていた)
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新幹線でひとり東京へ戻る。
夕方から、うちで誕生日パーティの予定だから。
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来てくれたのは、
永島浩之さんとバンドのメンバー達。
あと、おのせちゃん。ギターのこーたの妹ちゃん。
今回のスタイルは、アメリカ式。
自分の誕生日に自分でご飯作ってケーキも焼いて、
人を呼んで、みんなに祝ってもらう。
幸せのお裾分けみたいな、
これって、キリスト教の理念からきているらしい。
最初永島さんにパーティの企画を聞かされた時は、
嬉しかったけど、馴染みのないやり方だったので、
変かなあ?と思ったけど、
帰国子女のおのせちゃんが、
「アメリカでは普通なんです」と教えてくれた。
永島さんが、
アメリカ式を意識して企画したとは思えないけど、
(笑)
実際やってみると、なかなかよかった。
私はこれからずっと自分が嬉しい時は、
人を家に呼んでパーティをしようと思う。
プレゼントもたくさんいただいて、幸せな夜でした。
妹も一緒に居たみたい。
四十九日の翌日が誕生日パーティでよかった。
なにもかもうまくまわってる気がする。
私はすごい幸せ。
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パーティの最中に、ちょっと、ある事で、
こーたに大切な相談。
「一緒に魂の救済に行く?」と聞いたら、
二つ返事で「行く」と答えた、こーた。
予定、平気かな?
と一応確認したんだけど、
「今なにもないし、これからも入れない」ときっぱり。
彼は、自分の進むべき道を直感する才能はあるみたい。
また酔っぱらって、今度はでたらめな即興の歌を歌ってた。
「こんやはいちごのたんじょうび~」みたいな歌。
(笑)やっぱ、バカです。
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ケーキは………….
なんか魔女の呪いのケーキみたいなことになっちゃった。
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ぷぷぷっ(笑)
味は美味しかったけどね。(自分でいうのもなんですが)
火を吹き消す前、みぃ~んなに歌ってもらいました。みんなに!
呼吸がそのまま止まるかと思った。幸せすぎて。
へっぽこ魔女の手作りケーキ、
みんなでいっぺんに食べました!
仲間の契りを交わす大切な儀式。
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みなさん、どうもありがとう。
そうだ、そうだ、おのせが作ってきてくれたハンバーグ!
すっごぉい美味しかったです!
また食べたい。
すぐ食べたい。
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夜中2時をまわったころ、やっとお開きに。
帰っちゃう車を見ながら、
部屋の窓からいつまでも手を振った。
私は知っている。
この幸せは永遠には続かない。
だからこそ今、
心から楽しみたい。
そして、
またすぐに会いたいって。
伝えよう。
すぐ会いにきて。
すぐ会いにいくね。
って、
心を飛ばすんだ。
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