スピな人たち

スピリチュアルオタクな人はとても苦手。
彼等の前では、ひと言も話さなくなる私。
私は、このエッセイや「魔法使いの弟子」で
精神的なことについてよく書くので、
一時いろいろな人に勘違いされて、
自称セラピストやら自称カウンセラーが
次から次へとたくさん寄ってきたことがあって…
ほぉ…と思いながら観察したけれど、
どの人のことも結局よくわからなかった。
全然自分とは違うと思った。
「そういう種類」の人達は、たいてい、詳しい。
それ関連の本をたくさん読んでいる。
だから知識は豊富。
でも、じゃぁあなたの実際の人生はどう？
となると不満だらけで悩みだらけで全くうまくいってない。
…というのが大きな特徴だった。（不思議すぎる）
過去の傷を勲章のように大切に持っている。
誰に対しても大変な頃の昔話をし、それを、
自慢している。（本人は気づいてないが）
そんなに大切ならしっかり胸の奥にしまっておけばいいものを。
そして、
そういうことを克服するためにせっかく取り入れた知識を、
自分の人生で実践すればいいのに。
と思うけど…
なんだかそううまくはいかないらしかった。
なぜかな？
なのに人にはたいそうなことを言ってお金を取ったりする人もいて。
見ていて、うーむ、と感慨深かった。
ただ、
風変わりなその人達のその世界はそれなりにみんな楽しそうだった。
私とは全然違う、というだけで。
きっとあの人達から見たら、
私のことも「なんじゃありゃ？」と思ったに違いない。（笑）
私と彼等の世界は、今後ますます離れていくだろう。
遠く遠く。この世界ではもう二度と会えないほどに。
離れていくに違いない。