花音の謎
もう10日目で、花が散るところまで見届けて
この話はおしまい
と思っていたけど。
続きがありました。(まだかよ?と思われた方、ごめんなさい笑)
思えば、最初から
自発的に始まったことじゃなかった。
なので、自分勝手に終わらせることも許されなかったようです…
昨日エッセイ書いて、一瞬すっきりしたんですが、
もう蓮池は来年、と思っていたんですが、
行かなくなって2日経ち…
どうも落ち着かない。
いてもたってもいられなくなって、
昨日、今日と、また蓮池へ。
なんかおかしい、と感じる時は、確認が大切です、やはり。
それで!
なぜ蓮の花は咲く時にぽんという音がすると言われるのか
とうとう
とうとう!
わかりましたぞ! 蓮に惹かれて14日目の朝。
あー。今度こそ!これですっきりだー
これまで私は、池の淵から離れている蓮を観ていました。
望遠レンズを使っているので、写真では近いようですが、
蓮と私の間には距離があるのです…
一番最初にみつけた蕾は手の届く場所にありましたが、
花を真俯瞰から見ることは不可能でした。
そこまでは近くなかったのです。
それが、
今朝。
みつけましたー
淵のすぐそばに!
しかも、ちょうど咲くだろうと思われる、まあるい蕾が!
私はその蕾に話しかけました。
人間の言葉じゃなくて。
なんというか…
共通語で。(笑)そんな感じ。(なにを伝えたかは秘密)
それから。
じっと真上から蕾を見ていたら…
パッ!と。花びらが動いた!
ほんのちょこっとだけ。 でも、すごいスピードで。
私は「えっ!」と大きな声を出して驚いてしまいましたっ
蕾の中の空気が、ふくれてふくれて。
花びらを押し出す感じで…
それを2回ほど繰り返し、
…ついに!!!
ぽんっ!
と開くのです! 蕾の中と外の世界が開通する時間は、ほんの一瞬。
それで私はようやく
すべてを理解しました。
蓮の花はたしかに。 ぽん!と咲くのです。
遥か昔、この様子を見た人が、人に話す時、
「ぽん!と咲いたよ!」と素直な心で話したのでしょう。
それを聞いた、これまた素直な心の人が
次に別の人に伝える時「ポンと音がして咲くらしい」と、
そう話してしまったのでは?(笑)
伝言ゲームのようになっていつしか花音伝説が誕生したのかも。
「ぽん」という表現が、音を連想させるものお~!
でも観たらわかる。本当に「ぽん!」と咲くのだ!
これまで距離があって、しかも、真俯瞰から見れなかったため、
まったくわからなかった。
横や斜めから観てると、ゆっくり咲くようにしか見えなかった。
(今にして思えば、あの、咲く前の
くらっと揺れる瞬間、…やっぱりあれがぽんのタイミングだ)
あああ!(喜) ものすごい感動!
これは、すっかり花に顔を近づけて、
真上からじっと観ないと
なかなかわからないことだと思います。
あの「ぽん」の瞬間を観たら、たしかに
心の中では大きな「ぽん」が鳴り響くよ~
チャンスは、めったにやってこない。
狙わなきゃ。
たびたび観たければ、
自宅に蓮池でも作るしかない。
自然に咲いている蓮の蕾を切り取って家の花瓶に生けても
開花はしないそうです。
(フラワーアーティストの友人に聞きました。
彼女は仕事で蓮の蕾を仕入れて、経験済み)
かといって、
ちょうど蕾が咲く瞬間に巡り会えるかというと…
巡り会っても至近距離で真俯瞰から観れるかというと…
自然が相手では、そう都合よくもいかないかも。
それでも諦めずに探し続けたら!
発見できる瞬間に遭える!
これは、人生の宝探しと同じやり方だなと思いました。
素晴らしき出逢い! 奇跡だわ!
「なんとしてでも聴きなさい」 …..かみさま!ひとつ合格ですか!
さて!今度こそ。
本当にもうそろそろ私は次へ行こうと思います。
出発しなくては。
春の山菜採りからスタートするはずだった森の学校へ。
ちょっと遅れちゃったけど。
行かなくちゃ!
やっと出発できるわ!
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