「インド旅その3〜ラダック(一番苦しかった話)」
夜明け前に起きだして、向かったのは、ティクセゴンパ。
私が一番好きな、チベット仏教のお寺。
朝日が昇ったタイミングで朝のお祈りが始まります。
その儀式を見学したくて、みんなで早起きしました。
去年は間に合わなくて、お寺に到着したらもう終わってた。。。
だけど、その部屋には、
「たった今までここで行われていたこと」が想像つくような、
素晴らしいエネルギーが残留していて、
「あー!悔しい!見たかった!」と強烈に後悔した経緯があり、
今年はメインイベントのひとつとして、予定に入れていたのです。
満月の日と、ノブさんが合流してからの、二回も参加できました!
想像通りの素晴らしい体験で本当に参加できてよかった!嬉しい!
あの独特な節回しの読経が、帰国した今も、
私の耳にも、心にも、残ってる。
巨大な黄金の阿弥陀如来像。
(写真では顔だけしか見えてないけど、
ずっと下まで身体部分が続いてます。どんなに大きいか、想像つきますよne?)
他にも幾つか分院?みたいなお部屋があって。
その中でも私が一番感激して、大好きなのは、
たくさんの大黒天像が並んでるお部屋!
実は、去年は何の仏像かわからなかったのです。
なぜなら、顔が布に覆われているから。
その姿が何とも不気味なムードを醸し出していて、
部屋も小さくて薄暗いし、、、、
だけど、どういうわけかとても強く心惹かれたので、
今年も行ってみたら、大黒天のお部屋だということが判明!
わー!!! すごい!
私をインドへ呼んでくれたのは、ここか!と思うほど、
大感激しました。
「なぜ顔が布に覆われてるの?」とガイドさんに尋ねたら、
大黒天(シヴァ神)は恐ろしい形相をしていて、
何も知らない人が見ると怖い神様だと勘違いしてしまうから、
人々が怖がらないように布を被せてる、、、、という説明をされたけど。
。。。。。 布で覆われてる姿も相当怖いです。(笑)
怖い顔の仏像って、例えば不動明王とか思い出すけど。
まあ、とにかくパワフルなんだということですne?
ラダックのゴンパ(お寺)は、
どこも皆、高い場所にあって、
長い階段を上った天辺にそびえています。
日本の神社の造りと似てる。
ここは浮世から遠く離れた世界、
、、、ということだろうか。
高山病が怖いので、階段はみんなよりもゆっくり上りました。
上からの眺めは最高!
小さく見える街並みの向こうに大きなヒマラヤ山脈どーんっ!
高山病の症状が治まってる時は、元気な私。
何もかもが楽しい。
レーの中心街をお散歩。
まあまあ賑やかだけど、激混みというほどではない。
デリーと違って高地は湿度が低いので、
日向は直射日光が厳しいけど、日陰は涼しいです。
「花の民」と呼ばれる民族。道端で野菜を売っていました。
頭に生花を飾ってる!!!!可愛い!!!!
これが普通の格好だそうです。
一休みのカフェタイムは、だいたいヒロシさんのカフェへ。
去年はケーキだけだったけど、
今回は初めてサンドイッチを食べました。美味しかった〜。
満月の晩には山奥まで行って、撮影しました!
(夜中に月食も見れました!)
これは西の空に沈みゆく明け方の満月。
ホテルの部屋から見えるヒマラヤ山脈。(去年より雪が多かった)
毎朝、目が覚めて、この景色を眺めることができて幸せでした。
ところが。
実はラダックの旅の終盤になって、
困ったことになりました。
私は疲れが溜まったり免疫が落ちてくると、
右の奥歯が疼いてきて(虫歯ではなく、神経を抜いてしまった歯)、
ひどくなると噛み合わせられなくなるほど痛くなってしまうという、
爆弾を抱えています。
今回、それが出てきてしまいました!(痛、痛、痛)
たぶん、高山病とも関連があると思います。
飛行機に乗ると偏頭痛がするとか昔の怪我が痛み出すとか、
よく聞きますが、
平地ならやり過ごせるレベルでも、
高地では症状が悪化するということもあるでしょう。
とにかく痛くなってきて、
とうとう発熱してしまいました。 あわわわ。
一気に胸の真ん中に恐怖がこみ上げてきました。
インドで病気? インドで病院? インドで入院?
どうしよう〜〜〜〜 こわい〜
飛行機に乗って無事にデリーまで戻れるか?
今回このあたりのタイミングで経験したことが、
この旅での一番大きく、深い学びとなりました。
私は天使(と人々が呼んでるエネルギーの力)の働きを信じているのですが、
今回の旅の中で、またしても多くを助けてもらったことで、
ますます天使を信じる力が強くなりました。
天使に助けられるという、こういう出来事の積み重ねが、
私のなかでは、
「世界は信頼するに値する」という思いを育てる力になっています。
さて、
どこをどう天使に助けてもらったか、
具体的な内容は「魔法使いの弟子」に詳しく記すとして、
ここでは、経緯だけを書きますが。
まず私、薬を飲んじゃいました!
たまちゃんが持っていた鎮痛剤。
私は普段全く薬を飲まないので、
効き目が強すぎてしまうことが怖くて、
一回2錠のところを、一錠だけにして。
それでも!大変な思いをしました!
半分の量でも多かったんだと思います。
おそらく1/4くらいで(半錠)でよかったのかな。
飲んだらすぐに痛みが治まったので、
薬って、すごいな〜と思いました!
発明した人、すごいです。
でも、
やっぱり私の体には無理な方法だと改めて確信しました。
薬を飲めばすぐに楽になるけれど、
それは対処療法でしかなくて、
根本的な解決にはならないし、
時間切れになれば、苦しみはきっとまたやってくるはず。
そしたらそこでまた、
薬を飲み、
痛みから逃げ、
時間切れのたびに飲みながら逃げ続けるって、、、、
そのやり方、わたし無理!
痛みが消えて苦しみが癒えるまでに時間がかかるとしても、
原因を変化させる、
あるいは完全に消去する方法が私には合ってるし、
これが自分の生き方にもリンクしてるんだなと思いました。
なので、飲んだのは一回だけ。
でも薬の影響が抜けるまでに24時間近くかかりました。
(痛みの感覚は6時間ほどで戻ってきたけど。その後も体のだるさが辛かった)
その間、何が一番怖くて苦しかったかというと、
自分の体が自分のようでなくなってしまったという感覚。
頭がぼーっとして、眠くてだるくて、いうこときかない。
きっと眠くなる成分も入っていて、
本当は飲んだらずっと寝てるのが正しい服用法なんだろうけど、
せっかく素敵な場所でランチするという予定があるのに、
ひとり部屋で寝てるなんて! できない!
(木立の中にテーブルを置いてランチ!前の前の畑で採れた野菜料理など。無理しても行ってよかった。
ラダックのお野菜はとーっても美味しくてパラダイス!私はほんの少量しか食べれなかったけど)
というわけで、
眠らないで皆と一緒に出かけるという選択をしましたが、
これが地獄。苦痛倍増。
薬で強制的に眠らされるはずのところを、
無理に起きてようとするわけですから。
くるしい。くるしい。
ランチの前にみんなの買い物にも付き合いましたが、
私はずーっと店内の椅子に座って、うつらうつら。
案の定、薬効が切れ始めると、痛みが戻ってくる。
痛みを止めたければ、また薬を飲むしかないのか。
痛みを取るか?薬を服用した状態の辛さを取るか?
わたし、迷わず痛みに耐える方を選びましたが、
(それくらい薬を飲んだ時の感覚が辛かった)
でも、ただじっと我慢してたわけではなく、
もちろん!
魔法の呪文を唱えました。(←正しい方法はこれしかない!)
天使はね、助けてくれるんです。
本当に困ってる時は飛んできてくれるのです。
ああ、最初から落ち着いてこうすればよかったのに。
旅する途中で、突然の痛みに怖くなり、
つい薬を飲んでしまった私。
何がそんなに怖かったかというと、
「このままひどくなったら?」ということが。
発熱した時点で「このままひどくなったら?」という思いが浮かび、
その思いを起点に、すべての判断基準を決めてしまったので、
どんどんあらぬ方向へ行ってしまい、
結局、自分らしくない道を進むことになってしまった。
振り返ってみると、
そのことが一番苦しかったです。
自分に相応しくない道の上では、
自分の力を発揮することはできない。
どんどん弱っていくばかり。
パワーを取り返すには、
自分の道(やり方)に戻るしかない。
身を持って体験した、厳しい天使の授業でした。
おかげさまで、
「魔法使いの弟子」を書くにあたって、
とても素晴らしい材料に恵まれましたケド。
エッセイには載せきれない写真も満載!で、
お届けしようと思っていますので、
みなさん「魔法使いの弟子」リリースをお楽しみに☆
かえこさんのお祈りとか、たまちゃんとノブさんのマジカルマッサージとか、
今回一緒に旅をしたメンバーのパワーにも本当に助けられました!
まさに!魔法使いの旅でした♪ みんなー。ありがとう〜!
★おまけ写真★
ラダックでは不調なことも多かった私。
そんな中でめっちゃヒーリングアイテムとなったコレ!
可愛すぎるるるるるる♪♪♪
まるで生きてるみたいな表情!!!
ヤクの毛で創られたぬいぐるみ。
あちこちで写真撮ってきました。
名前はラダックで見つけたから「ラダくん」(笑)
顔見るたびに癒されるー!
(こんなふうにディスプレイされて、たくさんのぬいぐるみたちがお店で売られています)
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。