「照応の原則」

2014-2023

私は日常と自然現象を置き換えながら世界を眺めることがあります。
キバリオンに感銘を受けてから、
自分に起こる出来事の意味を探す時はよくこういう方法をとります。

たとえば、
いろんな問題をいっぺんに抱えて目が回りそうな人は、
天候に注目してみてください。
自分の日常と気象状況。
この二つを同じ印象で結びつけることはできますか?
もし天気も(ここ最近のように)目まぐるしく変わる日々が続いている、
嵐が来ている、というような状態なら安心してください。
どんなに次から次へと難問がやってきたとしても、
それは大きな流れにうまく乗っている証です。
落ち着きのない日常を過ごしているのは「合っている」のです。
間違ってなんかいません。
今がそういう時期なだけです。
そんな時に落ち着いた毎日を過ごそうと思っても無理なのです。
(だから不安定な天気が続いてるこの時期、もしドタバタしている人がいたら、
それは当たり前ですから!安心して諦めましょう)

逆に、穏やかな天気が続いているのに、
自分の毎日に激しさばかりが目立つような時は、
どこか落ち着いてじっくり見直すことが必要かもしれません。
日常と自然界の印象が、ずれているからです。
けれど、ずれていたとしても、
必ず軌道修正が必要かというと、そう言い切ることはできません。
外は台風(問題だらけの毎日)なのに自分の心は静かだというような時は、
日常の忙しさに振り回されない強い芯を、自分の中に発見できるでしょう。
それはそのままでいいのです。

たとえば、
会社を辞めようかどうしようか悩んでいるような時、
公園を散歩していたら蛇に出会った、
あるいは、蝶やカエルでもいいです。
本物ではなく、置物や絵や、誰かの会話に出てきたとしてもいいです。
これらはみんな脱皮や変態を繰り返しながら生きていく生物ですから、
それを目撃したということは、おそらく、
会社を辞めるべき時期は今なんだと思って間違い無いでしょう。

私は「サイン」という言葉をよく使いますが、
サインは、照応の原則を活用する時の必須アイテムです。
自分の毎日をよーく観察してください。
そうすると自分の内側(心、考え、思い、感覚)と連動しているかどうか、
わかってくるはずです。
両方の印象が合っているか。
片方の印象から、もう片方のステップアップ材料としてのサインを拾えるか。
片方から不必要な影響を受けすぎていないか。

世界のすべては、
お互いに例え合うことができるのです。

そういう意味で、
私は占星術という分野にも注目しながら生きています。
ただ盲目的に遊び感覚で信じているというよりは、
空で起きていること(星の配置や珍しい天体現象)を、
地に置き換えて(自分が生きている場所)、
眺めている感覚なのです。

昨夜、雲に隠れてしまう前に、満月を見ることができました。

その時、心の中でちらっと小さな閃光が走りました。

「だいじょうぶ」のサインです。

★本日のおまけ写真★

私はだいたい満月の晩はお天気に恵まれます。
写真を撮って作品に残すことも多いのですが、
これは箕面の個展でも好評だった「龍雲の満月」という作品。

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