2010. ふゆ
今日は、
師匠パパの四十九日の法要。
私は福井へは行かなかった。
ひとりで寂しかろうと思ったのか、
パパだ!雪が降ってきた。
(妹は雨、パパは雪、お父さんは青空。私達の暗号)
逢いにきてくれたんだ。
おまえは好きにやりなさい
パパの声が聴こえる。
ありがとうと声に出して答える。
イメージは船。(飛行船かな?宇宙船みたいな)
デッキでは、
たくさんの仲間達がはしゃいでる。
みんな希望に溢れて、きらきらと。
出発する瞬間を待っている。
一番遅れて、桟橋を駆けてきた私。
ひょいと飛び乗り、振り返り、
岸を見る。
残してきた人が気がかりで。
あのとき、
どうしてもその日じゃなきゃダメだと言えなかった。
無理を言えば、
見たくはないモノが透けて見える気がして。
怖かったのだ。
やろうと思うことをやれなかった。
その結果、本当に見たいものが見れなくなるかもしれない。
でも、どんなことにも道はあるはず。
アンダーパスやバイパスが。だから、
少し遠回りしてもいいから、かみさまどうか、とお願い中。
でも、世界には、
二度と取り返しのつかないことがあるのだということも
知っている。
今がそのどちらなのか、私にはわからない。
とにかく自分のことは決めた。
あと他のことは全部、
天に任せる。
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