2008.6.4 新月 と その後
都会の街を歩いていて。
ふと見上げた空。
雲の流れが速い。
上空に強い風か。
雲間に青空。
アリゾナを思い出す。
あの大地。
砂嵐。
私はどこにいても同じ。私は私。
大自然の中だろうと、
人工的な都会だろうと、同じだ。
都会にいれば、自然の素晴らしさを願い、
自然の中にいれば、都会の利便さを願い、
けれど、やがて
都会にいても自然を感じ、
自然の中にも人の営みをみるようになる。
witchgardenを作ってから、
まるで自分が森の一軒家で暮らしているような気分の毎日。
ほんの、ほんの、小さなスペースなのに。
大きさは関係ない。
肝心なのは、どこにソレをみつけられるか、だ。
自然が何かを知っている人は、どんな小さなスペースにも
それを発見することができるし、
それを自分で生み出すこともできる。
光と影が織りなす美しい「絵」が生活に入り込む瞬間とか。
ほころび始める蕾の香りとか。
都会の環境を嘆いてばかりいて、
広大な土地を持つ田舎だけが自然だと思っているような人は、
本当のことは見えていないと思う。
ここまで考えて
ある人が浮かんだ。
まさに、あの人がそうだった。
すべてがとんちんかんでアンバランスだった。
せっかく田舎生まれの田舎育ちだと言うのに。
「そこにしか」よきものがないと思い込んでいるふうだった。
大切なものが見えていない。
かえってその中に生まれた人の方が気づかないのかも。
これは何に関しても。
だから「出る」という作業は大切だ。
どこへでも出かけていっていろいろ見るのはいい。
そして戻ってくる。
自分の一番好きな場所に。
昨日の朝、はじめてベランダに鳥がきた。
なんていう鳥だろう?
すごく奇麗な歌声だった。二羽いて….
見たことない姿をした鳥だった。
また来るかな?
小さな森を発見したと思ったかな?(笑)
エミリアン‧ギョーはすべての蕾を咲かせてくれた。
大きさは10センチほどもあるだろうか。
一番大きく咲いた花を切って、バスタブに浮かべた。
花の中心から、くらくらするほど素晴らしい香り!
嗅げば深い多幸感を味わえる。
薔薇はやっぱり香りだな..と実感。
かたやまちゃんにいただいた珍しい緑の薔薇も
一緒に浮かべてみた。
見ていたらもっと入れたくなったので
終わってしまったシャクヤクの花びらも浮かべた。
お姫様気分の花風呂になった。色が奇麗でうっとり。
ローズマチルダは、ただいま蕾を四カ所に。
今度は無事に咲くだろうか。
ゆりの蕾はすごーく大きくなって。 いよいよか…
毎日どきどきする。咲いたら感動すると思う。
ミニバラは、またたくさん咲いているところ。
ローズゼラニウムは室内でもよく育つ。
そして葉っぱがいい香り。
パソコンのデスクに置いて時々触る。
それだけでパワーをもらえる。
これは魔法のハーブだなと思う。
虫除けハーブとしても有名らしいけれど、
こんな薔薇のようないい香りを持つのに、
虫を寄せ付けないって…
いったいどうやって?
絶対「魔法」を使っているに決まってる。
そうだ、そうだ、そうに違いない。
どうやっているのかその方法を教わろう。
たとえ共通の言葉は持たなくても通じ合える。
魔術を志す者を助けてくれる薬草に違いないと、
思うから。
私は、完成した満開の花より、
蕾や咲きかけの花に魅力を感じる。
咲き始め、花はもっとも強く香る。
まだ人生で自分は花開いていないと感じるあなた。
そのことでしょんぼりしているとしたら。
ばかいっちゃあいけないよ!おまいさん!
今がまさに
一番素晴らしい瞬間を過ごしている時なのかもしれないよ。
あ。そっか。
と後から戻ろうったってね、
それはできないことなんだから。
達成したあとのことばかり考えないで。
とにかく今を楽しみなさい。
世界は美しい。
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