2006.7.12 長い一日
朝からパソコン。
たくさんの方々からの嬉しいおめでとうメールへの返信と、
先延ばしにしていた「魔法使いの弟子」に関する書類を作成。
それを、ある人へ送信。
そして、ひとつ前のエッセイに書いた「あのひと」から
またまたメールが。
個展に、来てくれるらしい。 うれしー!
ゆうべのメール…
「満月の夜に、誕生日おめでとう」だなんて。
くくく(笑)
なんであのひとは昔から、歯の浮くようなキザなセリフを、
だけど、さらりと言えるのだろうか?
うーむ、かっこよすぎる。
やっぱりあのひとは、かっこいい。
師匠は、撮影。
私は、ひとり。
作業の合間にテレビをつけたら、ななななんとっ!
見たことある場所が!
ここはフォロローマーノではないか!?
ついこの前歩いたローマの遺跡が画面いっぱいに広がっている……
私は即座に、
ヴェロニカが「おめでとう」とメッセージくれてるんだと思ったね。
またすぐに帰ってきなさい、とも。 言われたような気がする。
この一年以内に必ずまた逢いにゆきます、と
テレビに向かって声に出して言う。
パソコンが終わって、お昼ご飯を食べていないことに気がついた。
と、そこへ「ぴんぽーん!」
…にやり(笑)
………あーん!(喜)やっぱりー!プレゼントだぞー。
しかも、お菓子!
お腹が空いていた私は、さっそく、ぱくぱく。
Nさん、ありがとうございます!
ふと見るとキッチンの床に赤ワインが。 「93年」とある。
誰のだろう?いつからここにあったかな?
師匠のか?
….いーや。呑んじゃおう。(笑)今日はたんじょうび。
わーい。昼間から呑むのはひさしぶりだー
そうだ、冷蔵庫にメロンがあった。
ということで、メロン&お菓子&赤ワインで、ひとりパーティ始まるー!
楽しい。心が。 楽しすぎる。
誕生日が年々楽しくなってくるとは、どういうことだろう?
ちゃんと生きてる、ってことか!?(笑)
そーだ、きっとそうに違いない。
私は子供の頃、何をどうしていいかわからず、学校の勉強も含めて
自分のまわりに「がんばりたい」と思うことがなかった。
だから生きていても、そんなに楽しいという実感はなかった。
大人になってからも、自分の誕生日のことはあまりよく覚えていない。
ちゃんとお祝いの心で、その日を迎えていなかったと思う。
お祝いしたくなるようには、生きていなかったということなんだろう。
だけど、この3年ほどは、どの誕生日もしっかり覚えている。
去年なんてひとりぽっちで暗室やって、痺れるような淋しい誕生日だったけど、
なぜか心はすごく楽しかった。
…今、気になってふと、去年の自分のエッセイを読んでみました。
(2005.7月 「今年の誕生日」)
ふーむ。いーなあ。 いーこと書いてる。(ぶはは、手前ミソですみません)
これからも毎年自分の誕生日を祝えるような生き方をしてゆこうと思います。
そして、大好きな仲間の誕生日も、心から祝ってあげられるようになりたい。
さて、夜。
師匠が帰宅してから、ふたりで近所の千疋屋に行きました。
日本橋の三井タワーができてから、1階のパーラーは行ったことあったけど、
2階のレストランは初めて。
スワロフスキーのシャンデリアが美しい、天井が高い空間で、
インテリアもとても気持ちいい。
シャンパンも、フルーツサラダも美味しい!
私は洋食プレート、師匠は仔羊のロースト。
うまーーーーーーっ!(美味)
千疋屋といえば、やはり、フルーツパフェでしょう!ということで、
デザートに桃のパフェを頼んだけれど、…死んだ、ウマすぎて。
ウェイターに
「今日、誕生日なんです。近所なので、来てみました。
どれも美味しかったです。ありがとう」と言ったら、
あー、「お祝デザート」が!?(驚)運ばれてきたよ!
私はもう、とてもとても感激してしまい、ホント嬉しかった。
なんていうか、…そういう、人の、心が。
この一年。 仕事がんばるぞぉー!と思った。
めきめきめきーっと。 ヤル気な私。
夜中、2時頃。 ふと目が覚めて。
なんとなく起き出して、窓辺に立ったら、 あ。 月。
雲の合間からちらりとだけ。顔を出した。
最後のお別れに来てくれたみたいだった。
今月は、本当にありがとう、
会えて嬉しかったです、と挨拶しました。
「できればまた来月、お会いしましょう」
真夜中の、約束。
月と、私の。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。