真夜中の神秘
めずらしく遅くまで起きていた私。
寝る前は必ずwitchgardenの植物たちに挨拶。
おやすみを伝えようとベランダへ出たら…
!!!たいへん!ユリの様子が!
これ、咲くでしょ?でも夜中に?
とドキドキしながらじっと観てたら、
ぱっと動いた。蕾の先端が。
慌てて師匠を呼ぶ。
ふたりでそのまま観てたら、また、ぱっと。(驚)
「わあ!開いたっ」と小さな声で感激する私達。
ロータスの時と同じだ…
私はマチルダに(薔薇じゃない方の。笑)
ずっとお願いしていた。
どうかユリの開花の瞬間に立ち会えますように、と。
ありがとうございます。願いが叶った!
なんて神秘的なんだろう… 真夜中の誕生。
ユリの、花の命。
これが大天使ガブリエルの持つ花だということが
とてもよくわかる。
哲学的な花だね、と師匠がぽつり。
私も静かに頷く。
厳かなムードが小さな庭に満ちた。
開き始めた花を撮影している時、ふとその向こうに見えた天使。
ふふふ… 計算して置いたわけでもないのに。
素晴らしき偶然。 大いなるもののチカラよ!
だって、
ここは雨が降ると薔薇たちの鉢を移動したり、
みんなどの鉢も、定番の場所というのがない。
毎日微妙にそれぞれの鉢の位置が変わる。
だからこのアングルで写真を撮れる今夜は偶然の贈り物なのだ。
私は今、
はじめてロータスの開花を観た時のように興奮している。
すごいものを観たと思う。
花が開く少し前の、
ほんの一瞬前の、
エネルギーの拡散の仕方がすごい。何度観ても感動する。
植物のパワーは、すごい。
今朝は、大きく開き切った状態。
花から濃厚なジャスミン香。素晴らしい香り。
ユリは、放っておいてもすくすく育って、
寡黙なまま偉大なる仕事を成し遂げる花。
もっと育ててみたいと思った。
薔薇とはまったく違った良さがあるなあ。
どちらもその高貴さが好きだけど。
ユリは、寡黙な感じがすごくいい。
静かな、天上の雰囲気が。
ふと思い出した。
そうか。
あれがサインだったか。
ゆうべ、夕食の時に
ベランダ越しのビルの向こうに見えた細い三日月。
ああ。それは気づかなかった…
あれが、開花の合図だったと思う。
もっと聴き取れるようになりたい。
世界の、サインの、音を。
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