小栗監督

久しぶりの小栗旬。
「アクチュール」の撮影。
今、彼は、映画監督をしています……..
数年前から、出演側ではなく作り手側になってみたいと言っていた彼。
そうそう、面白いんだよ、作り手側は。
（もちろん観客から見たら、役者だって作り手側なんだけどね）
インタビュー現場に入ってきた彼は、
「颯爽と風を切る」って感じだったねえ。
一目で、
今調子がいいんだ、ノってるんだ、ってことがわかった。
撮影合間のインタビューだったから、お腹が空いてたみたい、
トマトパスタを注文してたよ～
すごい美味しそうで「ひとくちちょうだい」と言いそうになったけど、
（笑）
……….だってあたしはトマトソース好きなので。
今回の現場には、ゆきちゃんを連れて行った。
「新しいスタッフです。苺のマネージメントしてくれるの」と
みんなに紹介。もちろん、小栗くんにも。
ゆきちゃん、ぴょこりと笑顔で挨拶。
見てて思ったけど、
ゆきちゃんは大物芸能人を前にしてもたいして動じないのがいいな。
以前、アシスタントで、現場に行くたび、芸能人見るたび、
ぽぉ～っとなってしまう人がいたので。それだと使い物にならない。
ゆきちゃんは合格、と思う。
小栗くん、ずっと外での撮影が続いているらしく、
真っ黒になって、痩せてて、なんだかものすごぉ～く小さくなったイメージ。
背は高いままだけど、（当たり前か　笑　縮んだら怖い）
顔とか、なんか、全体的に、すーっと余計なものが全部落ちたすっきりさ。
いいなあ。　私も、もっとすっきりしたい。　もっと、もっと。
だけど人間って、好きなことしてる人ほど、すっきりしてるよなあと思う。
やりたくないこと文句言いながらやってる人って、淀んでる….
余計なもの、たくさんぶら下げて、どんよりしてる。
見てすぐわかる。
その違い。
ふと、この前小栗くんを撮った時は、まだ妹は生きてたなあとぼんやり思う。
今はなんでもそんなふうに時間を計ってしまう。
まあ、このカウントの仕方もそのうち飽きるだろう。
自分で飽きるまでは仕方ない。
インタビューが終って、映画の撮影開始まで時間があるということで、
スタッフ全員で小栗くんのマネージャーおすすめの中華屋さんに行く。
餃子がひっくり返るほど美味しかった。
あと、お粥も！
隣りにゆきちゃんがいるのが不思議………
なんでいるのか。（笑）
人生って、面白すぎる。
こういう意外な、最初の地点では予想もつかなかったことが起こるたび、
ますます私は人生を
「こうじゃなければならない」と堅苦しく決めたりしちゃいけないなと
強く思う。
想いに任せて、
直感に任せて、
心が広がる方へ、進む方へ、自然に流れていくのが一番だ。
そうすれば必ずやがて、
正しい場所へ辿り着く。
食後、撮影現場に移動。
たくさんのスタッフの中から、一瞬で小栗くんをみつける。
監督としての顔を写す。
この人はたいした度胸の持ち主だなと思う。
こんな若さでこんな大所帯の頭を任されて…..
立派にこなしてる。
すごいな、小栗旬。
（やっぱりこの人のスピリットは大変じじぃだと思う。笑
　この日もスタッフが、え‶～～～～～！？と驚きウケるような発言をしていた）
それでもね、
ファインダーを通すと見えるんだ、
小栗旬の真ん中。
きっと誰にも話さない、見せない、
あの部分。
一番静かな、あの場所。
小栗旬ファンの皆様、次号アクチュールの発売をお楽しみに！