厳しい道

               11.1
            それはまるで
       「よし、ここだ!」と心を決めて
          シャッターを切り
        思う通りに撮れた写真のよう。
        それくらい完璧に、成功した、
      想い描いていたそのままの一日となりました。
             どうして
     あの時、あの地点から、この場所が見えただろう?
             どうして
         私は見ることが、できたのか。
 
前夜、閉店後の「アリスの丘」で、ハロウィンパーティ。
私は魔女の帽子を買っておいたんだけど、
会場には魔女がたーくさん!いたので(笑)出る幕無し。
なんとなくタイミングを逃して、仮装はしなかった。
こちら、仮装チーム。
ちょっと(いえ、だいぶ)変な人もいます。(笑)
2154-1.jpg 2154-2.jpg 2154-3.jpg
2154-4.jpg 2154-5.jpg 2154-6.jpg
こちら、真面目にリハチーム。
2154-7.jpg
パーティ最後の方、テラスでおまじない。
たったひとり、違う場所に立つ。
私はどうしてこの道を選んだだろう?
他にももっといっぱい、
いろんな道はあるのに。
宿泊ホテルでの二次会にも参加せず、
部屋で瞑想。
カードを引いたら「Divine timing」のメッセージ。
ルーンは「分離」。
メディスンは「コウモリ」。(コウモリの意味することは「再誕生」)
やっぱり、
と、小さな声でつぶやく。
今こそ古いパターンが死ぬ時だ。
私の中の(あるいは、あなたの中の)一部が再生する時。
いかなる執着からも解放され、
光りに従って行動することが求められている時だ。
そのためにはしっかりと一度、「シャーマンの死」を死なねばならない。
運命に抵抗すると、痛みが長引き体力を消耗する往生際の悪い死となる。
うまく死ねるかどうかの鍵となることは、
100%正直でいること。
翌朝、
それはいきなりやってきた。あることがきっかけで。
稲妻の鋭い閃光のようにびかっと、心の真ん中に、激しい感情を伴って。
一瞬で、すっかり心がバラバラになってしまった。
小さなパニック。
こんな大切な日に!なんてこと!
立て直さなきゃ、早く早く、と焦れば焦るほど、怖くなる。
誰かにつかまらなきゃ無理、
そう思ったら目の前に、おのせちゃん。
話すうちに、涙が溢れる。
よかった、泣けた、と思って少し落ち着く。
自分の中を水が流れていれば人間は大丈夫。(泣けない時は要注意だ)
おのせちゃん、ごめんなさい、
美味しく朝食を食べているのにいきなり私が泣き出して驚いたでしょう。
ホントすみませんでした…..
そこへ、ピエールとなるちゃん登場。
もっと泣く。
ピエール、朝食を食べながら、
私、泣きながら、
イベントの進行の打ち合わせ。
私は、小さい。
こんな小さいくせに、こんな大きなことを企画しちゃって、
きっとこれはなんかの間違いかも。
開催当日になってこんなこと言ったってしょうがないんだけど。
どんどん自分が小さくなっていって、もっと怖くなる。
これはもう最悪なパターンだなあと思う。
どこに抜け道があるだろう。
急いで探さなきゃ。
私はこの時からずっと心の中でマントラを唱え続けるように、
「この最悪な心からもっとも最善な状況が生まれますように」
とだけ祈り続けた。
宇宙の七つの法則のうち「第四の原則 極性の原則」の実践だ。
ある出来事の中には必ず、二つの極、あるいは、両極端がある。
どちらか一方ということは存在しない。
最悪な出来事に遭遇したということは、
最善な出来事がその裏には隠れているはず。
それを探せるかどうかで、人は、幸せになれるかなれないかが決まる。
この嫌な気分をテコにして、対極の彼方へ飛ぶことさえできれば…….
ここまで考えついて、
そうか~ 厳しいなあ~ と思う。
半分、透けて見える。 今日のイベントが成功する姿が。
あそこに飛ぶためのここか。
かみさま、きびしすぎるよ。
ゆうべのガイダンスを思い出す。
分離、死、再誕生、すべては天のタイミング。 抵抗するな、….か。
うまく通過できるだろうか。
でも。
きっと大丈夫。
天使がダンスを踊ってる。
前日には叶わなかった、
軽井沢にある「石の教会」の礼拝堂に入ることができました。
そこにみつけた「Divine」の文字。
見るとガラス窓に、くるくると風に舞っている葉っぱが、
まるで天使の羽のよう。
そう、こんな時こそ受け取ろう。
感謝して。
とにかく、
目の前に表れるものは、すべて。
良いとか悪いとか判断しないで。
今の自分に必要なのだと心して。
私の心の中。暗くて邪悪な側面。
目を逸らすなよ、と思う。
とても苦しいけれどじっと見る。
正直でいるために。
本番前、
カヴンのメンバーと円陣を組んでお祈りをする。
光りの柱を降ろす作業。
この日、朝から、そしてイベント中もずっと、一羽の大きな鳥が
「アリスの丘」の上空を旋回していたらしい。
大きな鳥がくるくる輪を描いて飛ぶ時のサインの意味は、
真実を見通すチカラ、直感力の象徴。
11/1、新しいエネルギーの通り道が開く日。
まもなくこの場所に、永島くんの歌が流れ始める。
通過儀礼が、始まるのだ。
2154-8.jpg(photo by Y)
このイベントを開催するにあたり、準備段階で、
物理的な意味で全く何も働いていないのは、私たったひとりだけ。
スタッフ達は忙しそうに店内を飛び回ってる……
誰もが皆くるくると、とても速く動いている。
じっとひとつの場所に座っているのは私だけ。
まるで大きな映画のスクリーンでも観ているみたいな気分だった。
この人達はどうしてこんなことになっちゃってるんだろう?
何がいったいこの人達を動かしているんだろう。
「そりゃあなたがやりたいって言ったからでしょ」と言われるかもですが。
いやあ…. たったそれだけで、
これだけ多くの人達が集まり動くものだろうか。
そんなはずはないだろ って……
すごい不思議な気分になってしまった。
なにか見えない特別なチカラが働いているとしか思えない。
2154-9.jpg 2154-10.jpg
そういえば、ナオちゃんから不思議な話を聴いた。
最近、ケーキを焼くための、ある道具がいきなり壊れてしまったそう。
一瞬困ったけれど、手作業だけでやることに決めたらしい。
それは、今は亡き森村桂さんのやり方だった。
道具を一切使わずに手こね作業で焼くケーキ。
この方法に変えたあたりから、いきなり
「ケーキの感じが変わった」と言われるようになったとのこと。
そうそう、
私達も最終打ち合わせに行って久しぶりに食べた時そう思った。
前から美味しかったけれど、
もっともっと、さらに、美味しくなったのだ!
ナオちゃんは、「桂さんが導いてくださってる」と言っていた。
私もそう感じる。
桂さんがわざと壊したんじゃ?その道具。(笑)
道具なんてやめちゃいなさい。
手でつくるのよっ!
ってね。
2154-11.jpg
(導きといえば、もうひとつ。
 今朝、私の人形の師匠から電話がありました。
 昨日11/1は、師匠の師匠、私も敬愛する天野可淡の命日でした!
 忘れてたぁー。
 妹が亡くなってからずっと人形制作をお休みしていましたが、
 この電話をきっかけに、今月からまた
 師匠のアトリエに通うことを復活することに決めました。
 天使の人形をたくさん創ろうと思います。
 天野可淡の導きを感じます….)
イベントは大成功。
私は、
最悪な心を抱えたまま、
最善な状況の中に立っていた。
「よし、ここだ」と思えるパスをみつけて、一気にひっくり返し、
本番中は、外側の状況に順応して身を置くことができた。
心は沈んだまま、世界の楽しさを享受できるという、
とても新しい感覚の中にいた。
たくさんの笑顔の中。
皆さん、どうもありがとう。
大勢の人達が来てくれて、本当に嬉しかったです。
幸せでした。
深く感謝します。
この日、カメラの数もすごい。
ムービーカメラ三台、スチールカメラ二台が稼働してました!
昨日「アリスの丘」に訪れた人達は、どんな導きを感じただろうか。
ケーキを食べた時の印象はどうだっただろうか。
永島くんの歌や、こーたのギターは、どう聴こえただろうか。
いつもと同じだっただろうか。
違っていただろうか。
「まっすぐなI LOVE YOU」
ニューアレンジ、素敵でしたねえ。
リハーサルで初めて聴いた時からひっくり返っちゃいましたが、
その後、何度聴いても、聴くたび、ひっくり返ります。
あれ、なんとか、CD化していただけないでしょうか。
このニューアレンジヴァージョンで。
ずっとずっと聴いていたい。
あの歌声。
あの一曲だけで、一生暮らせる。
2154-12.jpg 2154-13.jpg
2154-14.jpg 2154-15.jpg 2154-16.jpg
イベントが無事終わって、
片付けて、
ひとりまたひとりと帰って行って、
残りのスタッフもわずかになって。
祭りのあとの静けさが戻ってきて。
ナオちゃんは最後泣いていた。
大丈夫だよ、
またみんなきっと逢いにくるよ。
ケーキを食べにくるからね。
紅葉の季節の軽井沢。
教会に行った時に観た燃えるような赤いもみじが奇麗だった。
あの樹のように、私も自分の一生を全うしたい。
もう逃げない。絶対に。
逃げる時期は終ったのだ。
何度逃げたところで、また引き戻される。
結局は逃げることなどできはしないのだということを、
もう知ってしまったのだから。
私は小さい。なにもできない。
またイチから、
いえ、
ゼロから、出直します。
2154-17.jpg 2154-18.jpg
「アリスの丘」イベント開催にあたり、
私を助けてくれた大勢の皆さんに、深く感謝いたします。
カヴンのメンバーたち、(戻ってきたY子さんも!)
かよちゃん、
ドラちゃん、
おかまー!(笑)
にったくん、
たかぎさん、
ピエール&なるちゃん、
師匠、
軽井沢新聞の広川さん、
吉田良子監督、
永島浩之さん、中村康太くん、
ロロおじさん&ナオちゃん、
おのせちゃん、
森村桂さん、
妹、志乃ちゃん、
いらしていただいたすべてのお客様に!
ラファエル、チャミュエル、ガブリエル、ミカエル、四人の天使達に!!!
(そして。私は誰にもひと言も言わなかったけれど。
 もうひとつ、妹と同じ五月に旅立った小さな光りに…..)
ありがとうございます。
さて、
明日11/3は満月です。
明け方、4:14から満月ポイントに入ります。
今晩から大切なものは窓辺に置きましょう。
お財布は空にして。
奇麗な布で拭いて、
今晩と明日の晩、月の光りでしっかりチャージしてください。
ウィッチクラフトの基本は、「繰り返し実践すること」です。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。


Warning: Undefined array key "show_google_top" in /home/xs097295/ichigo-natsuno.com/public_html/wp-content/themes/bloom_tcd053/footer.php on line 406

Warning: Undefined array key "show_google_btm" in /home/xs097295/ichigo-natsuno.com/public_html/wp-content/themes/bloom_tcd053/footer.php on line 406