優しくない人

苺ママとイタリアンレストランへ。
赤ワインを飲みながら個展の時の話で盛り上がる。
私のアンティパストを小皿に取り分けようとして…
あ
と思った時にはもう遅い。
綺麗な、ぱりっとした白いテーブルクロスの上に、
“牛肉のカルパッチョトマトソースがけ”が落下。
ああぁぁ…（嘆）
私達はそれから、
テーブルの真ん中にできた赤いシミをみつめながら
食事しました…
こんなになってるテーブルなんて、他にない。　とほほ。
お皿を下げに来たボーイさんに「ごめんなさい」と告げたら
笑顔で「いいえ、大丈夫ですから」と答えてくれた。
もしあの時、
少しでもムッとした顔でもされたら私の心はどうだっただろう。
もっと落ち込むかも…。
人が何か失敗した時に優しくすることは、大切なことだな。
でもそれは、相手が
自分で何を失敗してしまったかわかっている時に限るだろうな。
わかってない人には…
やっぱり“ああする”よりほかないだろう。
それにしても私は、ちっとも優しくない人間だと思う。
今、私を好きだという人は、
こんな人間のいったいどこが好きなのか、
さっぱりわからない。
誰だって、優しくないよりは優しい人が好きだろうと思うので。
新しい人形。
また変な顔。
なんでまた？というような。
今度のはさらにすごい。　月の女神を創りたい、といってるのに、
生まれてきたのはクロマニヨン人か、ネアンデルタール人みたい。
ようするに、猿系。
これは…. 遠い。　淡谷のり子から天使までも遠かったけど。
猿から月の女神まで…　いけるだろうか。
すっかり自信を無くす。
無くしたところで、歩みの速さを止めるわけにはいかない。
だから今日も、
磨こう。
遥か遠くを目指して。


☆「天使のダンス」ポストカード。
　５枚１セット　1,000円
　希望者はinfo@ichigo-natsuno.comまで。
　今回限りの「天使のダンス」記念ヴァージョンです。
　（５月末〆きり）