伊勢神宮参拝

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早朝。
今度こそ浜へ出る。
マムシに注意。(笑)
木の匂いと、潮の匂い。
朝の光と鳥の声。 青い空。
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波の前に座る。 砂の上。 頭の上をカモメが旋回。
瞑想。 深呼吸。 
やってきたガイダンスは「ソウルメイト」
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海水に入る。 足元から、浄化。 地球のパワー。
朝ご飯を食べて、伊勢神宮を目指す。
緊張。
ひとつ大きな門をくぐるというか、何かの儀式の前のよう。
ずっとどきどき。
私は伊勢神宮にどんな神様がいるか知らなかった。
妹が、コンビニでガイドを買う。
パラパラめくりながら
「神無月ってさ、神様がみんないなくなっちゃって、
 神社からっぽになっちゃうんだよねー」
「えーっ!うそぉー?それいつー?こんげつー?」
「えー?いまちがうでしょー?…しらない。いつかなー?」
「ちょっと、そのガイドに書いてないのー?」
車中でこんな会話。
私は家族の、こういう平和ボケな感じの会話が好きだ。
ホッとする。
普段は意識しないけど、やっぱり仕事ではずっと緊張してるんだろうな。
私の仕事は「切り取る」作業。 動いてるものを、一瞬で。
ここからここまで
と決めて切り取る。
欲しいものを手に入れる、といえば聞こえはいいけれど、
私の思いはそれとは違う。 真反対だ。
いらないものを捨てる、
という感覚。
ヒドいな、と思う。
他のカメラマンのことはわからない。
でも、私は
写真を撮る人間(自分)はヒドいなと思う。
どっちかっていうと最低な人種だと感じる。
ロクでもない。
このことを絶対に忘れたくない。 忘れてはいけない。
忘れない限りは、精進して感謝して進んでいけるはず。
このバランスこそが、私を助け導く。
写真は一番、写真こそが素晴らしい、なんてもしも思ったら、
一発で地獄へ落ちるだろう。
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行ってみてわかった。
内宮にいたのは、天照大御神だった。
前に一度来たことがあって、あの時はそんなこと、気にもしなかった。
あれから私は少しづつ変わって、もう別人になった。
今回はちゃんと神様に挨拶したい。 そのためにきたんだもの。
光の神様、か。
一瞬で、ものすごい速さで、ここに呼ばれた意味を理解する。
いつだって宇宙からの信号は完璧だ。
私はただ、従えばいいだけ。
最近、ある人に、いつでもここにいなさい、と言われて、
それは明るい光の世界のことだったんだけど、境内を歩いてる時、
それを思い出した。 あの時、最後に言われた、
「わすれるなよ、いちご」
という声が蘇る… そう、あの声。 あの響き。 ワスレルナヨ イチゴ
五十鈴川で魔法の杖と水晶を洗った。 ペンジュラムも。
ここでも、…水。
私は、他の人が絶対にしないだろうと思う、独自の方法で参拝した。
お参りをしたあと空を見上げたら、雲が山から立ち上るような感じで見えて、
今度は「伊勢の空には龍が舞う」と言った人の言葉を思い出した。
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ほぅ…と思いながらその雲をずっと辿って視線を上に上に向けたら、そこに!
神様がいた。
太陽のまわりに、まあるく虹がかかって。
……..会いにきてくださった。
驚いて、シャッターを切る。
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車で豊橋へ移動。
宿泊先のホテルへ着いたら、これまた驚く。 海の真ん前。 しかもプール付き。
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水、水、水、水…….. 水の世界。
でも、プールへは入らなかった。
自分に必要な水と、そうでない水の区別が、わかってきたのだ。 感じる。
よし、と思いつつ、
甥っ子が泳ぐ姿は見たいなと思い、見学に行くことにする。
いたいた。 泳いでる泳いでる。 すごい楽しそうだ。 きらきらしてるよ。
カメラを構える。 遠くから泳いでくる。 25メートルを。
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足をバタバタさせて。 両腕を交互に掻きながら。
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最後、プールサイドにタッチした時の、ガッツポーズがよかったな。
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あんな小さな子供でも、泳いでるんだ。 
あたしもがんばろう。 
人生を泳がなくっちゃ! と心に誓う。
深夜にメール。
「電池が切れた」と。 携帯のか?と思ったら、心の、だった。
とても不安になり、心配したけれど、結局私はなにもしてあげられないのだった。
そのことを思い知る。 イヤというほど、思い知る。
自分の今のチカラに向き合うのはこんなに苦しいものかと驚いた。
黙って見ているしかできないというのは、本当に苦しいなと思う。
でも、自分から逃げることはできない。このチカラのない自分が、
今の自分なのだ…
あの人のチカラを、信じよう。  自力で回復することを、ただ祈ろうと決める。 
今私にできることは、それだけだ。 正しく潔く、認めよう。
翌朝、東の空に昇る太陽。
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西の空に沈む月。
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私はその真ん中に北を向いて座り、右に陽光、左に月光を浴びながら、深く瞑想。
ひいたカードは「聖母マリア」と「Answerd Prayer(願いごとが叶う)」
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最後に豊川稲荷をお参りして、東京へと戻る。
毎回旅から帰って思うのはここの汚れ具合い。
すごい街だと、妙に感心する。
ここで毎日息を吸って吐いて生きているのは、すごいことだと思う。
よくみんな死なないな。(笑)
伊勢の空気がまだ体内に残ってる気がして、外の空気とのギャップに愕然とする。
この感じをいつまで守れるだろう?と思ったけれど、
たとえすぐに忘れちゃっても、明日にはもう消えちゃっても、それも仕方ないな、
とさっさと諦める。
そしたらまたどこかへ行こう。 そうすればいいんだから。
だけど私はここが好き。 
東京は私の故郷。 
私はまだここでやることがある。まだまだ、たくさんある。
さて、
短い旅のお話はこれでおしまい。
もっと長く細かくいろいろ書くつもりだったけれど、気が変わった。(笑)
今、私の中では
新しいエネルギーが、うずうず渦を巻いていて、
なんだか毎日、心の一ケ所がぼぅっとしたままなのだ。
なんともこれは初めての感覚。
額から全身にかけて、むずむずむずむずしているのだ。
なんかの病気にかかったかな?
わからない。
違うと思うけど。 まさか。
一番尋ねたい人が、
今人生の窮地に追い込まれ、パワーダウンし、苦しんでいるので、
誰にも聞けないで困っている状態。
ちょっと心細いけれど。 
初めての道って。 ホント怖いな。
私はものすごぉ~いビビり屋なのに。 こんなこと…. ううぅ…
いま、そろそろそろそろ…と。 ゆっくり進んでるところ。
       ワスレルナヨ イチゴ
…はあい、と  心のなかで 小さく返事しながら。
深く、もっと深く、
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          同化する。
☆東京 青山にある「OVE」という場所で個展やります。
夏野苺 個展「魔法使いの弟子」8/22~27
8/24  新月の晩には夏野苺トークショー開催予定。
女性フォトグラファーや俳優さんをゲストに
いろーんな話をする予定です!
皆様の御参加をお待ちしています。
 
『OVE』
 Add 東京都港区南青山3-4-8 1F
Tel 03-5785-0403
e-mail info@ove-web.com
Access 地下鉄銀座線
     表参道A4出口から徒歩8分
     外苑前1a出口から徒歩8分
 HP http://www.ove-web.com/
※24日のトークショーでは、
 小栗旬、こぼれ話なんかも、「あるゲスト」を呼んで、
 どーん!と話しちゃうよー^^
 お楽しみに!

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