ローズ！ローズ！ローズ！

がくちゃん、
めでたく結婚式。
私は招待してもらって嬉しかったけれど、
いつも心配になる、こういう場って。
すぐ飽きるので。
同じ場所に真面目にずっと座っているというのがどうも苦手。
たぶん、
「真面目に」
というところと、
「じっと」
というところが、
苦しくなる原因。
ふざけても動いてもいいなら、何時間でも大丈夫。
今回、出席していいことが、ふたつあった。
チャペルに入ってきた時の神父さんの眼差し。
それと、
がくちゃんの幼なじみの、スピーチ。
どちらもそこに愛があって、天使が空を舞っていた。
それを見れたことがとてもよかった。
いいものを見たと思う。


披露宴会場のテーブルの上、
私の席にあったネームカードの裏に、
がくちゃんからのメッセージが書いてあった。




ふふふ…と笑ってバッグに仕舞う。
がくちゃんの心はいつだってピカピカだ。
奥さんになった人は幸せだと思う。


披露宴が終わって、
その後、SooK編集長宅へ。
ちょっとしたご飯会。
行ったら、テーブルの上に空豆があって、笑った。


その時の私にはとても意味があることだったので。
「なに？」と不思議がったので、説明したら、驚いていた。
そして彼女は…
薔薇のスカート姿だった。


「私、実は今、薔薇がマイブームなの」と言ったら、
「ほんとう？私さっき薔薇の苗をベランダに植えたよー」と編集長。
今度は私が目をまんまるにした。
それから「じゃあ、これあげるよ」と…
出て来たのはチケット。


なんとぉーっ？
わーい。
デザート皿が薔薇模様だったので、
「ひょっとして薔薇好きなの？」と尋ねたら
「ううん、全然。どっちかっていうと嫌い」と答える彼女。
….。おかしくないか？それって。（笑）
まあでも、こういう変なところが私は好きだなと思うけど。
ここのところ私は、
アロマテラピーに関するとても素晴らしい文献を読んでいて、
ますます植物のチカラに興味が沸き、
もっともっと勉強したいと思っているところ。
でも学校は嫌いだし、そうじゃなくて、なんか…
植物博士みたいな人とでも知り合いになれないかなあなんて、
思ってたら、編集長が「いるよ。紹介しよっか？」
…ですってー！ひゃっほーい！
本をたくさん書いている人らしい。やったー。
近々編集長とその人のご自宅に伺うことになりそう。
もしかしてオールドローズの苗をもらえるかも…とのこと。
たのしみー。
帰り際、編集長に、あることを相談。
「できるよ」と即答もらい、心の中でガッツポーズ。
まあ、最初に
空豆と薔薇のスカートが「yes」と言ってはいたけどね…
ふふふ。
ちびっこ魔女たちのカヴンはいよいよ本格始動。
もっともっと小さな輪になり、ぎゅっと詰まった感じ。
私を入れて９名。
メンバーに素敵な情報をもらった。
渋谷文化村でドゥルーテの展覧会がやるらしい。
ちょうど画集が欲しいなあと思っていたんだ！
なんてタイムリー。
今日撮影現場へ行く途中、駅で、
目の端にちらっと薔薇の絵が見えたような…
電車の中で「もしかして？あれがそうか？」と直感。
帰りに同じ場所を通った時に確かめたらやっぱりそうだった。
その展覧会のポスターだった。
偶然じゃない。
導かれている。
世界はサインでいっぱいだ。