コミットメント
満月の日。奇麗な夕方でした。
まるで鏡のような空。
澄み渡り、きーんとした感じの………..
ある読者からメールが届きました。
「エッセイを読んで少し心配になりました。
なにも欲しいものは無くなったって、
もうなにもする気がなくなったということですか」
わははははは(笑)
ちがうちがう~!
ちがうってば。
そうじゃないよ。
う~ん……… こんな時、言葉はむずかしい。
えっとね、
必死でなにかを奪うように欲しがるとか、
そういう気がもうなくなったという意味。
これで伝わるかな?
欲しいと思うものがあるなら、
自分の場所にいて、自分の仕事(私事)をやりながら、
ただ静かに希望するというような。
それは、必ず与えられると信じて待つ、みたいな。
そういう心境になったという意味で書いたのです。
望むものを手に入れるために、
ある意味、本当に覚悟が決まったということです。
最善の方法を思いついた、という感じかな?
満月の晩、
おのせちゃんにメール。
あることが気になっていたのでそれを伝えるために。
イベントの最後にスタッフ紹介をしたけれど、
私はおのせちゃんの名前は呼ばなかった。
あの日、
会場でスタッフとして働いてくれてた人、というくくりで
紹介をしようと思っていたので。
でも、あとから
「スタッフジャンパーのデザインをしてくれたのは
おのせちゃんだったから紹介してもよかったかな?」
とちらっと思った。
それを思い出して、心を伝えるためにメールしたら、
「最初ちょっぴり気にしていた」と返信が。
読んだ瞬間、「!」と思った私。
それはおかしい。
おのせらしくない。
誰か何か余計なことを言った奴がいるな……..と直感。
もう聴かなくてもだいたい誰だかわかるようなものだけど、
だれだ?と問いただしたところ、
やっぱり…. あいつだ。
そうだろ、そうだろ、そんなことする奴はあいつしかいない。
なんであれはいつもああなんだ?
人の心も、その場の空気も読めない。
今回の件で、私はうーむと考える。
これまで私は、あいつは心が駄目なんだと思い込んできた。
心なら変えられる。いつだって。
ほんの一瞬で。
気づくことさえできれば、
人は変われるんだ。
でも、
どうやらあいつが駄目なのは心じゃない。
頭だ。
そうか、あいつは心が悪いんじゃなくて頭が悪いのか。
だとしたら、それは変えられない。
肉体的なことであるならば、もうどうしようもない。
生まれ持った個性だ。
ある人が、
「苺さんのやり方じゃ可哀想。少しは優しくしてあげなきゃ」
と言ったけど。
なるほど。そういうことか。それだったら話はわかる。
確かに。優しくしなきゃ。
助けてあげなきゃ。
足りないところを。
『この輪の中にいるのは相応しくない。
自分の場所に帰りなさい。
私が自分の至らなさゆえにあなたを傷つけてしまう前に』
これまでの私だったらきっとそう言って縁を切っていただろう。
でも私はやり方を変えたのだ。ありとあらゆるもののやり方を。
どんな事柄にも、徹底的にコミットする方法を思いついたのだ。
今までの切り離しや自立や引きこもりはすべて、
逃げていただけのことだったと、気づいたので。
あの日を境に、本当の意味で、
自分自身に立ち向かう勇気が持てたことを、嬉しく思う。
「アリスの丘」のナオちゃんのブログを読んでびっくり。
イベントの翌日、なんと、軽井沢は雪が降ったらしい!
ほっほぉ~…….
永島くん、サンタみたいだな。
彼はやっぱり素晴らしいギフトを届けたんだ、あの杜に。
すごいな。
サンタが歌いながらリセットボタンを押したら、
軽井沢の季節が、秋から冬に変わったよ…….
あの日、あの場にいた人達の、心の季節も変わったかな?
私は、変わったよ。
(photo by ナオちゃん)
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