キノコ
またキノコメールが届いた。
別の人から。
「私も鉢や森?みたいなとこで見たら「ギョ-」って思いますよ。
だからイチゴさんの気持ちは、よ-くわかりますよ♪」
….いや、全然わかってないと思う。(笑)
私は森でキノコ見ても別にギョッとはしないと思う。
普通です。
この人のとても面白いなあと思うところは、
鉢も森も一緒になっているところ。
大変興味深い。その感覚。
なんだろうか… キノコのことは私にもわからないまま。
あの夜、なぜあんなに怖がったのか。
キノコそのものがというよりは、
あの状態が怖かった。
豪雨の中、薔薇の鉢に突如群生する、白い傘のキノコたち。
暗い中にぼうっと浮かび上がるあの白さが本当に怖かった。
畏敬の念を感じるほどに。
あの恐怖は他の誰とも共有できない性質のものだと感じる。
どこか、
違う世界への扉があったのかも。 あの瞬間。
キノコのことは、
ここからもっと先へ行ってから謎が解けるだろう。
そんな気がする。
あんなに怖かったんだから。
なんでもないはずはない。
私はいつでも「怖い」と感じたものはよく観察する。
自分の中では「怖さ=嫌い」ではない。
むしろ、怖いことは好きなことという認識さえある。
恐怖を感じる場所は、
自分の世界の果て…というか、淵…な感じ。
そこに限界がある。
けれど飛び込んでしまえばそこから先の世界を感じることができる。
いつだって、
限界は自分が勝手につけた制限にすぎない。それは幻の世界。
だから恐怖する場所は、
チャンスを掴む場所でもあるはず。
意識を拡大するチャンスを。
最近、
「たったこれだけのこと」ができない人達を見た。
その人達には、
皆それぞれに夢や希望や願いがある。
どうか実現に向かって頑張って、と思うけれど。
世界はシンプルだ。
私がその人達に、今一番知ってほしいことは、
「たったこれだけのこと」ができもしないのに、
その先にある大きなものをどうやって手に入れるつもりなのか、
ということ。
まずは「たったこれだけのこと」ができない自分を知ってほしい。
それから「たったこれだけのこと」ができる自分になってほしい。
そしてこれは、
誰かに言われてからやるんじゃ本当は意味のないこと、
なんのチカラも持たないし、変化の風も起こらないということも、
知って欲しいと思う。
過ぎたことはもういいから、
これからのことを大切にしてほしいと思う。
いつでも「たったこれだけのこと」を「たったこれだけ」とバカにせず、
黙々と実行していく人こそが勝利する。
何に勝つかって?
それはもちろん自分に、だよ。
自分の限界をどんどん壊して広い広い世界へと進み続けていくことができる。
だから私は忘れない。 「たったこれだけ」のこと。 キノコのことを。
謎が解ける日までは大切に覚えていようと思う。
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