個展とそれからと

胸のうちにしまってあることがありました。
苦しかったです。
でもなにか、吐き出してしまうにしても、
それは今じゃないなという気が、ずっとしていて。
今日やっとエッセイが書けます。
私はほんのちょっとでも気にかかることがあると
もうそこから先へは進めません。心が。
だからといって心を置いていくなんて….
それだけは、
ゼッタイに許されないのです。
誤摩化せないのです。どうにも、自分を。
昨日、私の心に春がきました。やっと。
なので、今からここにいろいろ書いてゆこうと思います。
きっとあのとき、
すぐに書いていたら
もっと違う言葉を使ってしまっていただろうと思う。
でもあのときは書けなかったんだから。
今の、この、
この言葉でいいね。
たぶん。
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まずは、個展のこと。
今回の個展、ほんとうにやってよかったです。
心からそう思います。
たくさんの人達に会えてとっても楽しかった!
来てくれた皆さんのおかげです。
どうもありがとう。
でもどこの世界にも舞台裏というものはあるのです。
今回も例外ではありません。
私には、
全てが終わってみて、
どぉーにも納得できないことがありました。
このままにしようかと迷った時間もあったけど。
いやー、どぉーにもこぉーにも我慢ができない。
そんな気持ちのなか、たったひとりで、
作品を買ってくださった方々への発送作業。
苦しくて熱が出たけど。
がんばった。
みんなの顔をひとりずつ思い浮かべて。
それだけが救いでした。
やっと終わって。
はー。…となって。
そうだ、手紙を書こうと思って。
絵本屋さんにお便りすることにしました。
今はメールの時代だけれど、
なんか、封筒に手紙を入れて、切手を貼って、ポストに入れて、
郵便屋さんに運んでもらって。っていう、そういうことが、
とても大事なような気がして。(今回は特に)
ポストへ投函した翌日、名古屋でした。
ずっと前にAGメンバーが
ミュージカル「ウィキッド」のチケットを取ってくれてて。
じゃあ、ついでに熱田神宮へ行きたいと、
リクエストしていたのです。
新幹線でびゅーん☆と。
心は晴れないまま。
でもこんな時こそ訓練だ。と思って、
いろんなことを試してみました。
なにを、って。
魔法を、です。
これはここに使える、
ココにはコレだろう、
それならあれを、
という具合に、いろいろと。
それはもう真剣に。
まっすぐに。
不思議なもので、
こんな時に限ってこんな本が偶然手元に来たよ!とか。
そういう助けもあって。
私の願いはたったひとつだけ。
目標地点は見えていたので、
あとはそこまでなるべく最短距離(最短時間)で辿り着くだけでした。
ひとつ越えるたびひとつ超えてゆく。
魔法時間を移動する時の、実感です。
(私はまたひとつ、強くなれたと思います)
熱田神宮にもスサノオがいると聞いていました。
どこだろう?とひとり歩きましたが、広すぎる…..
本殿の他にお社がたくさんあって、
どこにスサノオが奉られているのかわからない。
一番奥の、泉のある場所まで行って。
それから社務所で尋ねてみたところ、なんと!
私が気になって一番初めに手を合わせた場所でした。
あそこがスサノオの!?
あとから知ってびっくり。びっくりしながらきしめん食べました。
すごおおおおおーい美味しかったです☆
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そこでAGメンバーと合流。
ウィキッドの会場へ移動。
着席して。
あら。もしかして今頃お手紙読んでくれてるんじゃ?と、
ふと感じました。(実際その通りだったのですが!)
ウィキッドは….
6年前にマンハッタンのブロードウェイで観たのが凄すぎて、
今回のは日本語でストーリーがわかったのはよかったけれど、
迫力には欠けていたような。
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(でも日本でも観れてよかった)
帰りの新幹線。
なにかこのあたりから道が変わってきた感じがしてきて。
あれれ、きたきた、と思いました。
運命の車線変更が始まった!
ちょっとここから複雑な新しい道を通るよ、と思い……
黙って集中することに。
翌日は、仲間三人と江ノ島へ。
これもずっと前から予定していたことで。
桜きれーだったなー。
ここにもスサノオがいるんだよなーと、八坂神社で手を合わせ。
昼間から江ノ島ビール。
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心はちょっと元気になってきている模様。
まだ何がどう変化したかわかないままだけど。
見えない世界で何かが動き始めてることだけはわかる。
鎌倉へ出て。散歩して。
銀座まで移動して、老舗中華屋さんでご飯して。
上野へ行こうと盛り上がり。
お花見全開モードの上野公園へ。
その翌日は、
りっくん、れったんの入学式。ダブルです。高校と中学と。
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(この花なんていう名前?とこの前たくちゃんに聞かれて答えられなかった)
その夜、
ピエール&なるちゃん夫妻のおうちに夕ご飯に呼ばれていそいそとお出かけ。
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美味しいご飯をご馳走になっているうちに、
何かがパッと吹っ切れる瞬間があって。
あそこが変わり目だったんだなと思う。
翌朝、真夜中に届いていたメールを発見。
絵本屋さんのオーナーさんからのもので、
読んだらぽろぽろ涙がこぼれた。
素晴らしいお返事をいただいたのです。
心が通じた!と思いました。
そして、
魔法が効いた!とも。
こうして私の心は100年ぶりくらいに復活。よかったー☆
その日はスキップしながら安藤先生のアトリエへ。
夕方、先生とふたりで近所の桜を観に。
翌日は、高尾山へ。
ここにもまた桜が。
そして!
ひっくり返るくらい驚くことが!
なんとー
高尾山口駅前には、スサノオが!
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こんなにこんなにこんなに何度も通っているのに、
初めて知った!
なんでかなー。
そういえば、去年の夏、サンマークのタカトモさんとこんまりちゃんと、
たくちゃんと私で行った日、山を降りて駅前に戻った時、たくちゃんが
「あの大きな赤い鳥居はなんですかね?」と言っていたような……
あの時私はちーっとも興味を示さず、
「高尾山への入り口の印じゃない?霊山だから」なんて、
ものすごっ☆いい加減な返事をしたと思うのですが。すみませんでした。
これからはもっとたくちゃんのアンテナに敬意を払おう。と思い直します。
(´□`)
それにしてもこの神社はすごい。
参道の途中に線路が通ってる、ということになる…….
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(この鳥居の先の、線路を越えたそのまた向こうにスサノオのお社が)
その翌日は、
またまたホームパーティ。
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以前、キズナスタイルというネットラジオでディレクターをしていらした
園田さんのご自宅へ。豪邸で驚いた….そして、
奥さんのともちゃんの手料理が!Σ(゜ロ゜;)!!
噂には聞いていましたが、美味しすぎて驚きすぎました。
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(いろんなものをちょっとずつお皿に取って食べた)
美味しすぎてといえば、その翌日…. また人の家でご飯♪な私。
(なんかずっと外で食べてる。最近)
さよちゃんちでランチ。その後、桜の最期を観に行こうと目黒川へ散歩に。
(ここ花びらの川ができるんだよね~)
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途中、ピンク色のシャンパン飲んで。ほろほろ気分に♪
しあわせをかんじる っていいなあ
へいわって いいなあ
でも、それって、
もしそれだけだったら?
感じれるものなの?
やっぱり反対のことが時々やってくるから、
そのおかげ。 でしょ? ということよね?
せかいはおもしろい。
それからアルケミストに会いに行って。
修理してもらってた品物を受け取って。
夜はまきちゃんと表参道のトルコ料理屋さんへ。
ベリーダンスショーが始まって、賑やかな店内。
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こんなふうに、
毎日いろんなことがくるくるありました。
思えば、この、
ものすごいスピードで毎日動いていたのがよかったのだと思います。
物事を自分の思い通りに変化させたい時には、
とにかく動くことが大切です。
じっと部屋で考えてばかりではダメです。
動いて、運気に変化の風を起こすのです。
風が吹いてくるのを待つのではなく、自分で風を起こすのです。
そうすれば状況は必ず変わります。
絵本屋さんのオーナーさんは、
かっこいい女性だなと思います。
心がかっこいい。
このかっこよさはどこかでみたような。はて、誰だったか?
と思ったら、
……そうです。おのせちゃんでした。
何か失敗した時のおとしまえの付け方の気風の良さが、
ふたり、似ているのでした。
個展をやってみて一番よかったことは、
苺ファンの人達がアートを買う楽しみを発見してくれたんじゃないかな?
と感じたことです。
みんなこれからどんどん、
アートのパワーの使い方を知ってくれたら嬉しいと思います。
アートは、使えます。
魔法の道具として。
だって、一個の人間の一時の情熱がそこに全部入ってるんですよ?
わかりますか?
それを部屋に飾るってね、
そのパワーを置いているということですよ。
昔々の王様たちが、
作家をたくさん雇って絵を描かせたり作品を創らせたりして、
それで部屋中を埋め尽くしたのには理由があるのです。
ただ鑑賞して楽しむためだけではなく。
彼等はパワーの使い方を知っていたのです。
小さな個展でした。ニジノトビラ。
それでも最後はすごいものを見せてくれました。
おおきな
おおきな
たいせつな、なにか。
この個展に関わってくださった全ての皆様へ。
改めてここに、深く御礼申し上げます。
それぞれの人が、それぞれの場所で、それぞれの役割を。
小さな魔女のチカラを思い起こさせるために。
目を覚まさせるために。
ほんとうにありがとう。
これでやっとニジノトビラ、閉まります。
さようなら。
さあ!また次へ進みましょう。
今度はいったいどこでどんなことが待っているのでしょう!
ふふふん♪
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