写真家 夏野苺のブログエッセイ

天使と魔法と写真の日々

毎日のガイダンスをつぶやいてます☆

草間彌生展





私が一番うっとりした作品は、
光りを使ったもの。
扉が付いてる小部屋があって、
係の人がドアを開けてくれて、
2~3人づつ中に入る。
ドアが閉まる。  と、そこには...
色とりどりの無数の小さなライトが
天井からいろんな長さで下がっていて
部屋全部の壁が鏡張りになっている。
だから光はずっと彼方まで続いていくのだ。

人が、3人までなら立てるくらいの
小さな桟橋みたいな道がドアからのびていて
その他は湖みたいに...水がはってある。
そこにも光の映り込みが美しく広がり...

どこまでも続く暗闇と小さな光たち。
そのなかにぽつんと立つ自分。
まるでココは宇宙空間。 銀河の中にいるみたい。

なんてものをつくるんだろう、この人は。

他にも有名な水玉シリーズの作品とか
立体オブジェとか、若い頃に描いた絵とか、
どれも恐くて可愛くて素敵だった。

ものすごぉ~~~~~~~~くデカいキャンバスに
ちっさな水玉の点々が、これまた宇宙の星のように
永遠に描いてある作品なんか...
見ていて気を失いそうになった。

「天国への梯子」という作品も好きだった。
やはり天井部分と床部分が鏡になっていて
ゆっくり何色にも変化していく電飾梯子が
上下永遠に続いて行く...
見事に人生そのものを表現していると思った。


去年、六本木ヒルズの森美術館に
MOMA展を観に行った時、
帰りに寄ったミュージアムショップで
どうしてかわからないけど突然、
瞬間的に、草間彌生のファンになった。
置いてあった彼女の自伝を手にとったその時
「これだ!」と思った。
(何が「これ」なのかは今もわからないけど)

でもその時、師匠に
「あんたが草間ファンて、
 なんかいかにもって感じだし、ハマりすぎだから
 他の人には黙ってたら」
と言われたので、そーかと思い、
(しかし何が? いかにも?)
言う通りに、今まで誰にも言わず黙ってたけど、
今日からは堂々と公言しよう。


草間彌生が大好きだー。


持って行った人形を作品と撮った。
え?そんなことしちゃイケナイんじゃないかって?
...えー、だって誰にも注意されなかった。
それに「移ろい」が作品のテーマらしいから
こんな珍客が作品のなかに紛れても
きっと草間彌生なら許してくれると思う。


(注)係りの人もいたけれど
   何も言われなかったので
   ここのエリアは
   撮影OKな場所だったのだと思います。